H2A 32号機打ち上げ成功

「きらめき2号」等というちょっとおかしな名前を付けられてはいるものの、その性能は防衛省の切り札的存在だという。

防衛省の通信衛星打ち上げ=北朝鮮ミサイルなど有事対処―H2A32号機で・種子島

時事通信 1/24(火) 16:48配信
 自衛隊の部隊運用で使用する防衛省のXバンド通信衛星「きらめき2号」が24日午後4時44分、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケット32号機で打ち上げられた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。防衛省が独自の衛星を打ち上げたのは初めて。
H2Aロケットは本当に安定して打ち上げられているな。



今回の32号に搭載されたのはXバンド通信が可能な「きらめき2号」と呼ばれる人工衛星である。
 防衛省によると、Xバンド通信は気象条件に左右されにくく、高速、大容量通信に優れる。画像や動画がスムーズに送信でき、有事や災害時に広範囲に展開する艦艇や部隊間で迅速に情報を共有できることが期待される。 
H2Aの32号機によって無事打ち上げられた模様。
H2A
きらめき1号が南米ギアナに輸送中に損傷が発生するなどのトラブルで、未だに打ち上げられていない為に、2号が最初に軌道に投入される結果となった。



このXバンド通信に関して、防衛省は以前から衛星を利用してのやり取りを行っており、現状はスカパーの商用衛星「スーパーバード」に依存している模様。
 現在、自衛隊の衛星通信は民間の商用衛星「スーパーバード」3基に依存。うち2基が設計上の寿命を迎えるため、同省が独自の衛星を打ち上げる計画を進めていた。
ところがこれがまた通信速度がお話になら無い状況で、画像データ1枚送るのに数十分とか、どんな性能だという話。

そもそも、軍事機密を民間の衛星を使って送るわけにも行かないだろう(それでも暗号化などして送るのだろうが)し、使い勝手の面では色々と問題のある運用であると言えよう。
 通信の高速化、大容量化も魅力の1つ。防衛省装備庁担当者は「現場の部隊が入手した画像データがリアルタイムで司令部などに送られ、その情報をもとに的確な指揮・命令を下せるようになる」と説明する。
 きらめきは国際的に軍事利用が認められている周波数帯域・Xバンドを使用する。雨が降ったり大気が乱れたりしても途切れることなく通信を続けることができるという。
http://www.sankei.com/premium/news/161207/prm1612070004-n2.html

自衛隊の通信機器もようやく近代化が進む模様。
とはいえ、詳しい事は調べても殆ど分からなかったので、無邪気に喜んで良い事かは悩ましい。
まあ、打ち上げ成功を喜ぶくらいの話で良しと言うことにしておこう。


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コメント

  1. 2017
    01/24 防衛通信衛星H2A打上げ(日本/JAXA)
    01/15 SS-520打上げ失敗(日本/JAXA)
    01/14 ファルコン9、打上げ。1段目回収も成功(米国・スペースX)
    01/07 快舟一号甲(KZ-1A)打上げ(中国・CASIC)
    01/06 通信技術試験衛星2号長征3号B打上げ(中国・CASC)

    未だ理論段階と言われている量子通信衛星を年初に中国が打上げています。
    観察したら変化するという量子世界の原理を用いており、実現すれば、理論上は絶対傍受できません。SFっぽくて、個人的には期待しています。
    H2Aの成功は嬉しいですが、民営化ではアメリカに大きく後れ、成功率100%かつ超安値のインドに国内市場も占有されています。(スカパーに続き、キャノンもインドで今春打上げ。)
    技術重視は日本の美点ですが、大和にゼロ戦、家電製品等と同じ運命にならないように願っています。

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    1. インドの技術は年々向上していますし、かけるお金の額も半端ではないです。何よりインド人が賢いので、特定の分野で一つ頭が飛び抜けるのは不思議ではありません。すでにITの世界では……。

      日本にとっては地理的条件もマイナスに働くため、打ち上げを日本でと言うのはなかなかハードルが高いでしょうね。
      もっと画期的な技術を目指して研究してほしいものです。

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    2. インドに関しては、安すぎてNASAはダンピング疑惑をかけてますからね。
      日本の射場、種子島への大型衛星直接搬入(今は空港と射場の間にトンネルがあって出来ない等)や衛星、ロケット待機施設の複数化など、政府主導で兵站整備を急いでほしい。

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    3. NASAも必死ですな。

      日本の立地条件から種子島以外で打ち上げるというのは、現実的では無いのだと言われています。だとすれば、やはり種子島宇宙センターの環境整備もやるべきなんですよね。
      政治家もその辺り、将来性のことも見据えて考えるべきなのだと思いますけど、予算を付けるとなると色々難しいのでしょうね。

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  2. 先日、日本が打ち上げ失敗した小型ロケットは将来的に弾道ミサイルを意識したものだったみたいですよ

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    1. そうですね、技術的にはミサイルに振替可能な技術ではありましょう。
      ただ、若干ベクトルが違うのも事実。
      軍用品なはスペシャルメイドを目指す方向ですが、先日の小型ロケットは民生品を多用する方向で低コスト化を目指していますからね。

      ただ、今後は民生品と軍用品を分けて考える必要も薄れてくるでしょうから、研究成果を流用するのはありだと思います。

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