2017年2月6日月曜日

人民元、「決済通貨」6位に

あれー、ハードカレンシー目指すんじゃ無かったんだっけ。

人民元、カナダドルに追い抜かれ「決済通貨」6位に転落 成長鈍化で国際化戦略に急ブレーキ

2017.2.4 10:50
 【上海=河崎真澄】中国の人民元が貿易や対外投資の決済に使われる通貨として昨年12月、カナダドルに追い抜かれて6位に転落したことが、銀行間の送金ネットワークを運営する国際銀行間通信協会(SWIFT)の調べで分かった。
前途多難ですね!


支那の通貨、人民元だが、最近元気が内容だ。
通貨別の決済シェアで、元は2015年8月に日本円を上回り、ドル、ユーロ、ポンドに次いで初の4位につけた。だが、経済成長鈍化や元安でシェアが低下。再び円を下回って15年12月段階で5位になっていた。
また、16年通年の元建て決済総額は前年比で29・5%も減少した。
瞬間最大風速で4位をたたき出した実績を得て「国際通貨」としての地位を確立しようとしたが、失敗した模様。
元は昨年10月に、国際通貨基金(IMF)の仮想通貨「特別引き出し権(SDR)」に組み込まれたが、評価は上がらず、習近平指導部が目指した元の国際化戦略に急ブレーキがかかった格好だ。
「国際決済通貨(ハードカレンシー)」の地位は得たけれど、実際に取引されるかどうかはまた別だからねぇ。


そもそも、ハードカレンシーとして認定されるためには、通貨の国際的な信用が不可欠である。
  1. 国際的に信用があること
  2. 発行国が多様な財を算出していること
  3. 国際的な銀行における取引が可能なこと
  4. あらゆる場所での換金が可能なこと
この4つがハードカレンシーとして重要な点だとされている。

が、支那の人民元は、まず「国際的な信用」という点で怪しい。
これは、人民元が一党独裁の共産党によって支配された通貨で、そのレートが支那共産党の思惑一つでコロコロと変えられるという辺りを問題視されているからだ。
故に、SDRの設定の際にも「為替相場の形成を市場に委ねる通貨改革」が条件だとされていたが、これが実現出来なかったのである。
この記事でも触れているが、元々人民元には以下の点で問題が多いとされてきた。
  • 金利、資本取引を巡る規制の多さ
  • 為替レート(変動相場制で無い)
これらの点は未だに解決されていない。


多分、2番目の「多様な財を算出」という点では問題無いと思われる。
だが、3番目の「国際的な銀行における取引」や4番目の「あらゆる場所での換金が可能」は1番目の条件とトレードオフな所があって、実際に金をばらまけば何とかなる部分と、とにかく信用が積み重ねられなければどうにもならない部分とが混在している。
だから、いくら支那共産党が「人民元を信用するアル」と言ったところで簡単には行かないのである。
 SWIFTによると、通貨別の代金決済シェアは昨年12月の段階で、米ドルが42・09%。ユーロが31・30%、ポンド7・20%、円3・40%、カナダドル1・93%だったのに対し、元は1・68%にとどまっている。
市場は正直だな。
 また、ロイター通信によると、国際金融協会(IIF)の調べで、中国からの資本純流出が16年通年で7250億ドル(約82兆円)と前年を約500億ドル上回って過去最高を記録した。
トランプ氏がアメリカ大統領になったことで、少なからずアメリカへの投資は今後増えるだろう。
その流れが虚構であるかどうかはその先に分かる話となるが、チャイナリスクが叫ばれる昨今に、支那に新たに投資をしようというもの好きはいないのだ。


この流れが続くと、支那経済は一層厳しくなるな。

そうなると習近平氏の立場はますます弱くなるのだが、さて、どうしたものなんだろうか。



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