2017年2月15日水曜日

【北朝鮮】金正男、暗殺される

大ニュースだな。韓国関連の話題はちょっと減らそうと思っていたが、このニュースを避けるわけにはいかないだろう。

<北朝鮮>マレーシアで金正男氏殺害される 正恩氏の異母兄

毎日新聞 2/14(火) 21:18配信
 【ソウル大貫智子、ジャカルタ平野光芳】韓国メディアが14日一斉に伝えたところによると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)氏(45)が13日にマレーシアの首都クアラルンプールの空港で殺害された。
このニュースは、多くの人は想定していたことだとは思う。だが、今のタイミングで何故?という気持ちはある。



さて、金正男氏の最期がどのようなものであったのか。
 ロイター通信などによると、金正男氏は13日午前、空港のショッピングセンターで体調不良を訴え、病院に運ばれる途中で死亡が確認された。警察当局者は、金正男氏とみられる男性が空港で何者かに後ろから顔をつかまれ、めまいがしたために助けを求めた、と語った。金正男氏はマカオ行きの飛行機に乗る予定だったという。
殺害方法が毒針のようなものを使った暗殺の手口だったとされているが、犯行の手口は今のところハッキリしない。情報が錯綜している感はあるが、次第に明らかになるだろう。
ただ、現地の警察の証言と、先に出てきた韓国の報道の齟齬は、かなり気持ち悪いな。
 金正男氏は故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男にあたる。韓国メディアは、金正恩氏が、金正男氏は自らの地位を脅かす可能性があるとして殺害を指示したとの見方を伝えた。女2人は北朝鮮の工作員とみられるという。
韓国メディアは北朝鮮の工作員の仕業だとしているが、しかし、今さらという気はする。
金正男氏は後継者争いで破れ、北朝鮮の正統な後継者は金正恩氏だということはもう何年も前に決まったことである。後継者争いをしている時期に暗殺、ということは多くの人が想定していただろう。が、地盤が固まった今、何故、という気がするのだ。

金親子

現在は息子の安否も懸念されている模様。……写真を見るとそっくりだな。



確かに、金正男氏が殺害された経緯を考えれば、その息子が殺害される懸念もある。
 大学に進学した年の12月、金正恩委員長の叔父で金正男氏をサポートしていたとされる張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長が処刑されたため、ハンソル氏の身にも影響が及ぶのではないかとの憶測も流れた。しかしフランス政府の警護により、身辺に危険が及ぶのを回避できたとされる。
 しかし、中国政府の保護を受けていたとされる父の金正男氏がマレーシアのクアラルンプール空港の真ん中で毒殺されたことで、ハンソル氏の身に危険が及ぶ可能性も高まった。
この話、先日、北朝鮮がミサイルを発射した事とも関係がありそうだ。

北朝鮮新型ミサイル、射程2500キロ 韓国国防相

2017年2月14日19時55分
 韓国の韓民求(ハンミング)国防相は14日、北朝鮮が12日に発射した新型弾道ミサイル「北極星2」の射程について、「弾頭重量によって2500キロにもそれ以下にもなる」と語った。グアムの米軍基地には到達しないが、日本の全域を射程に収めることになる。
北朝鮮のミサイル発射はもはや珍しくないが、今回は「北極星2型」という新型を打ち上げた模様。

なお、この「北極星2型」の性能は、日本にとってもかなり問題がある。
北朝鮮が保有するミサイル戦力
今回発射されたミサイル「北極星2型」は、THAADでも迎撃が困難だということらしいのだ。

迎撃困難なロフテッド軌跡狙う? エンジン、発射台も改良

2017.2.14 00:04
 防衛省は、今回の北朝鮮のミサイル発射について、通常よりも高い高度に打ち上げて迎撃を難しくする「ロフテッド軌道」を狙った可能性があるとして詳しい分析を急いでいる。エンジンや発射台の改良により事前探知が一層困難になったとも指摘されている。

北朝鮮が新型ミサイル試射 THAAD韓国配備への影響は?

2017/02/13 19:09
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアが13日、新型の中長距離弾道ミサイル「北極星2型」の試射を12日に行い、成功したと報じたことで、同ミサイルが新たな脅威として浮上した。
しかし、他の迎撃手段ではなお困難なのである。PAC-2は論外、PAC-3でも現在開発中のブロックA2であればまだしも、現在配備されているブロックA1では迎撃がかなり困難だという指摘がある。
これは、北極星2型が固体燃料を用いていると見られる点も、大きく影響している。液体燃料であれば、燃料注入によるミサイル発射の兆候を掴みやすかった。が、固体燃料の場合は、それが無いのである。

つまり、現行のミサイル迎撃手段ではTHAAD以外が役立たずになる可能性を秘めたミサイル、それが「北極星2型」なのだ。



北朝鮮の新型ミサイルの発射、そして、去年の洪水の話。北朝鮮を取り巻く環境はめまぐるしい。

米、北朝鮮の水害に1億円提供 制裁強化巡る米中取引で

2017年2月12日01時36分
北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、「米国政府が朝鮮北部地域での昨年の水害で、人道支援を提供することにした」と報じた。米韓関係筋によれば、米国のオバマ前政権が、対北朝鮮制裁をめぐる国連での米中間の取引の結果、国連児童基金(ユニセフ)を通じて100万ドル(約1億1千万円)の人道支援を行うことにしたという。
2015年には大規模な干ばつも起きていると言われている。

北朝鮮、「100年に1度の大干ばつ」は本当か

2015年07月26日
国営メディア自ら「100年に一度の大干ばつ」と報道している北朝鮮。実際に、北朝鮮の農作物の状況は悪いのか。世界食糧農業機関(FAO)や世界食糧計画(WFP)などの国際機関は今年春ごろから、「深刻な水不足で田植えなどに悪影響を及ぼし、今年の食糧事情が悪化する」と繰り返しアピールしてきた。では、実際に北朝鮮の作況はどうなのか。
自然災害が多発する一方で、軍事的な挑発や軍備拡張が行われている。

当然これらの政策は北朝鮮の人民に重い負担を強いるものであり、常々、金日成、金正日時代からその圧政に苦しんできている北朝鮮人民にとって、更なる負担は厳しいものになっているだろう。

北朝鮮メディア、金正恩氏への忠誠心求める…「最高指導者の指導に従って力強くたたかっていこう」

2017年02月07日
北朝鮮の労働新聞は6日、「白頭の革命伝統は朝鮮労働党と革命の歴史的根源であり、その命脈をつなぐ血筋だ」と、金正恩党委員長への忠誠心を求める社説を掲載。同日、朝鮮中央通信が報じた。
そして、こうしたプロパガンダ的な内容はさほど珍しくないが、金正男氏が暗殺された今となっては「命脈をつなぐ血筋」という下りは非常の象徴的である。



北朝鮮の正当性を示すとき、「白頭」という言葉をよく使う。
社説は、「金日成主席が創造し、金正日総書記が輝かした白頭の革命伝統を朝鮮革命の万年の財宝にとらえてチュチェの革命偉業を必ず完遂しようとするのは朝鮮の軍隊と人民の鉄石の意志である」と主張。
これ、どうやら抗日独立運動を行っていた金日成氏が白頭山を根城にして戦っていたという伝説が元になっているようだ。

この「正当性」を争う話が金正男氏に飛び火する可能性を、金正恩氏が防ぐ為に暗殺させたというのは筋が通る。幹部が首のすげ替えを画策していたとしても、何も不思議ではないからだ。むしろ、金正男氏は人あたりが良く扱いやすいと言う風に思われていた可能性も高い。
そうであれば、求心力の低下に悩む金正恩氏の魔の手は、金正男氏の息子に伸びる可能性も当然考慮して然るべきだろう。

金正恩氏は今、大きな賭に出ているのだろう。

軍に莫大な資金を注ぎ込んで、とにかくアメリカに打撃を加えられる、支那にも打撃を加えられるだけの実力を手に入れる。そこから交渉だと。

だが、それまで人民が保つかというのは、かなり怪しい。昨今、北朝鮮の重鎮が次々と粛正されている背景には、金正恩体制がしっかり固まっていないことと、それによってかなり細い綱渡りを強いられている状況があると見て良い。



暴発リスクの高まった北朝鮮。
日本もこれに備えて色々と手を打たねばならない時期に来ているが、スパイ防止法どころか共謀罪の成立すらままならない。
挙げ句の果てに敵基地打撃能力すら無いと来た。

自民党内部でも、日本の軍事能力強化に関しては様々な意見があるようだが、日本の野党ときたら……。
何?北朝鮮が攻めてきたらどうするって?ん?話し合うだぁ?
ミサイル相手に、何ができるんですかね。



ランキングへの応援クリックよろしく!
にほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ

0 件のコメント :

コメントを投稿

お気軽にコメントを!ハンドルネームは面倒でもお願いします。