事実に基づかない報道を行った東京新聞、在日米軍から非難される

東京新聞がウソばっかりなのは、今に始まったことじゃないが。

在日米海軍が東京新聞の報道姿勢を非難 菅義偉官房長官「極めて異例だ」

2017.2.27 12:08

菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)が公式ツイッターなどで東京新聞の記事に反論し、同紙の取材姿勢を批判した件について「極めて異例なことだ」と述べた。
確かに、報道機関が在日米軍から攻撃される事態になるのは、極めて異例だろう。


この話は、多くのサイトが扱っている様なので、ここで敢えて取り上げる必要も無さそうだ。が、情報拡散目的で簡単に紹介しておこう。
 東京新聞は17日付朝刊で、厚木基地に所属する戦闘攻撃機FA18に関し「厚木の米軍機FA18 6割飛べず?」との見出しを付け、批判的な記事を掲載。
ちなみに、この記事は新聞で書いたらしいのだけれど、ネットの記事の方は消して逃亡した模様。
記事
こちらは新聞記事の方だ。
で、この記事はこちらの記事をベースに描かれた模様。
確かに衝撃的な内容ではあるのだが、しかしこれが厚木の米軍基地に当てはまるかどうかはまた別である。
これについてはこちらの記事で言及があるので内容を参照されたい。
しっかり読むと、もう僕の書くことは無い(苦笑


重要な部分を引用しておくと、こんな感じだ。
また、米海軍は、旧型のFA18A/C(通称ホーネット)と新型のFA18E/F(スーパーホーネット)を保有しており、米軍事専門紙が報じた「FA18の62%が稼働不能」の中には、稼働率が相対的に低いホーネットも含んでいるとみられる。西氏は「厚木に配備されているのはスーパーホーネットの中でも比較的新しいバージョンで、稼働率は比較的高いとみられる。FA18全体の平均稼働率を、厚木のスーパーホーネットに当てはめているのもおかしい」と話している。
これについてはtwitterでも批判する人が。
軍事記事では有名なサイトの管理人のコメントなので、一考の価値はあるだろう。
これに対し在日米海軍司令部は23日付で「東京新聞はなぜ、米海軍に問い合わせることすらせず、臆測の記事を掲載されたのか。読者は正確な情報を知る権利がある」などと非難した。
在日米海軍司令部が直接的に批判していたこともあって、この話は大きくなったのだが、何故、大手新聞社がこんな報道を垂れ流してしまったのだろうか?

……いつもの事だから、だと話が終わってしまうな。


どうにも、東京新聞を始めとするメディアは、事実に基づかない内容だとしても、自身の主張に沿っているのであれば、躊躇無く記事にする習性がある様だ。

しかし、この手の記事は、本来であれば記者が書いた上で、デスクがチェックしているはずで、少なくともダブルチェック、トリプルチェックがなされているはずなのだ。
時間との闘いであるが故に、チェック体制が疎かになっている可能性は否定できないが、それにしてもデスクがチェックしたにしてはお粗末である。

そう言えば誤報と言えば、こんなのがあった。

委員会から 「ダム底にセシウム」の訂正 専門記事、チェック徹底を

毎日新聞2016年11月17日 東京朝刊
 9月25日1面「ダム底 高濃度セシウム」と3面「たまる汚染 募る不安」「質問なるほドリ ベクレルって何?」の記事と図に複数の誤りがあり、訂正やおわびを3度掲載しました。異例の対応に至ったことについて、毎日新聞は第三者機関「開かれた新聞委員会」に見解を求めましたので、経緯を報告します。
これは毎日新聞の誤報に対する訂正記事であるが……、その内情が酷い。
 この中で、環境省の公表資料で表層水のセシウム濃度が検出できる下限値を下回ったことを示すデータを記者が読み誤り、検出されたものとして表記しました。上司もチェックできませんでした。
 取材、執筆は東京本社の地方部が中心となり、科学環境部が協力しました。地方部は科学環境部にチェック機能を期待しましたが、意思疎通を欠き、科学環境部も地方部が取材した部分の基データや資料は確認せず、連携が不十分でした。
……これでチェックがスルーされるというのは、一体何がチェックされるのだろうか。

質問なるほドリの話を簡単に要約すると、「ダム底にセシウム」は溜まってはいた。だがそれは表層水には影響なく、表層水からは放射性物質は検出されなかった。が、これを「表層水の濃度を「1リットル当たり1〜2ベクレル」、図で2015年11月16日採取の大柿ダムの表層水を「1リットル当たり1.63ベクレル」としていました」とあるように、湖底の泥に堆積した放射性セシウムが表層水にも影響を及ぼしているという誤解を与える記事を書いてしまっている。

ちょっと考えればあり得ない話。

何故なら、ダム底に放射性セシウムが堆積するのは、周囲の環境にセシウムが降り注いだ関係上、避けられない。ところが、これが表層水に混じっているとなると、ダム底の泥が攪拌された状況でしか考えられず(セシウムは水中に混じって漂うほど軽くない)、そのような状況が起きていたとしたら、最後のコメントがおかしい。
 国立環境研究所(茨城県つくば市)は近く、複数のダムで本格調査に乗り出す。環境省は「ダムに閉じ込めておくのが現時点の最善策。しゅんせつすれば巻き上がって下流を汚染する恐れがある」としている。
しゅんせつ(浚渫)とは、湖底の泥をさらう作業で、「やるべきではない」と言っているのである。

つまり、記事の中で自己矛盾を起こしているのに、それに気がついていないのである。
文系といえどもこうした論理矛盾に気がつかないはずは無いし、科学環境部は数値を見ればあり得ない基準(検出下限値そのものの数値)だと言うことに気がつくだろう。というか、検出下限値との比較くらいするよね?でなければ、何のチェックをしているというのか。



今回の話に戻ろう。
アメリカのF-18が一体どんな戦闘機なのか?それをまず知っていてこの記事を書いたかが気になるのだが、知っていたにせよ、知らなかったにせよ、引用元となった米軍事専門紙の記事を読んだ後に、「じゃあ、厚木のF-18は大丈夫なのか?」と疑問を持つことは良い。
良いが、その後で直接問い合わせないのはどういうことか。

加えて言うと、市民団体の怪しげなデータを使って「F/A-18の飛行回数が減った」とか書いている。このデータが信用できる理由もよく分からない。

この他にも誤訳や意図的な事実のねじ曲げなどがあり、とても報道機関として……って、いつもの事じゃ無いか。
こんな事ばっかりやっているから、信用されないのである。


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コメント

  1. 東京新聞は報道ではないのです。あれはバラエティ番組です。そう考えておけば間違いがありません。
    90年代に何故か職場が東京新聞を取っていたので毎日に読んでました。この新聞は…

    地下鉄サリン事件で、むさ苦しい教祖が逮捕された後日の事。チョイとした国内便ハイジャック事件が起きました。
    犯人が「俺はオウムだ!」と言った為に、麻原奪還の…とにわかに騒然となった。ウソだったんですけどね。
    その時に東京新聞は「乗客全員がオウムのテロ部隊である!」などと夕刊で(ハイジャック事件は昼間に勃発)発表してました。
    当初はオウムの上裕が「私が説得します」などと発言して、オウムも警察も報道も混乱してました。そんな時にどうやってブラックボックスである機内が「全員がオウムの覆面テロリスト 」 なんて掴んだらのでしょう?
    裏なんか取らないのですよ。面白ければチェックはZERO!
    だからバラエティなのです。

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    1. バラエティならば、毎日新聞に朝日新聞と、大手がいますので、東京新聞に居場所があるのかといえば……。

      新聞にバラエティ色を求めるのであれば、まだスポーツ新聞を取った方が良いかも?

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  2. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652017年2月28日 17:23

    ディフェンスニュースの記事には、「ウィリアム・モーラン副作戦部長(海軍大将)が米下院軍事委員会で証言」という情報は無いので、東京新聞・中日新聞の記事には、このCNNの記事からの情報も入っている感じです。

    ソース)CNN「米海軍のFA18型機、3分の2飛行出来ず 修理遅れなど」2017.02.11
    >米海軍幹部は11日までに、海軍の主力戦闘機となっているF/A18型機の
    >約3分の2が修理の遅れや部品の調達待ちで飛行が出来ない状況に陥っている
    >実情を明らかにした。
    >ウィリアム・モーラン副作戦部長(海軍大将)が米下院軍事委員会で証言した。
    >海軍保有の航空機の半分以上を飛ばすことが出来ず、国防費増額の見通しも立た
    >ない中で、投入出来る航空機の使用回数は限度まで来ていると指摘した。

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    1. ああなるほど、なかよしなCNNからの引用というのは、確かに可能性は高いのでしょう。

      CNNの内容も誤報気味だった気がしますが、東京新聞の方は完全に誤報なんですよね。
      又聞きの情報なら、正確に引用すれば良いんですが、勝手にアレンジしちゃうのが……。

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