トランプ氏の言う「1つの中国」とは?

このニュース、支那の思惑通りなのか?

トランプ米大統領 「1つの中国」の原則を尊重

2月10日 19時10分
アメリカのトランプ大統領は、就任後初めて中国の習近平国家主席と電話会談し、これまで見直す考えも示唆してきた「1つの中国」の政策について、習主席の求めに応じて尊重することを伝えました。
トランプ氏が前言を翻した、と言うようなニュアンスで伝えられているが、どのような内容なのかはイマイチハッキリしない。



一般的に言う「1つの中国」というのは支那の中華思想に支えられるおぞましい考えだ。
支那大陸、マカオ、香港、台湾は中華民族の統一国家であり、それは1つの国として機能していると。しかし、マカオと香港に関しては特別行政区扱いだし、それぞれの地域もそれを良しとしているが、台湾に関しては中華民国が治める国である。それが現実なのだ。
尤も、中華民国自身が独立を考えているかというと、そうでもない様だが。

この考えの何がおぞましいかというと、チベットやウイグルは既に争いの対象ですら無い、という状況だからである。
東トルキスタンでのウイグル人弾圧は、より一層厳しさを増している状況であると言われているが、そのニュースは殆ど入ってこない。
「一つの中国」という支那の戯言を認めることは、即ちそうした苛烈な人権弾圧を容認すると言うことに他ならない。
ホワイトハウスの発表によりますと、トランプ大統領は9日、習近平国家主席と長時間にわたって電話会談し、さまざまな問題を協議したということです。
アメリカはこれまで、この問題についてハッキリした態度を示していなかったが、台湾に関しては武器を提供するなど、異なる国だと認識しての行動を採ってきた。が、表向きは支那の一地域だと言う事になっている。
それについてトランプ氏は、対応を見直すべきだろうと、そう考えていた。
トランプ大統領は就任前、正式な外交関係がない台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行ったほか、「台湾は中国の一部」だとする中国政府の「1つの中国」の主張を認識するとした、これまでのアメリカ政府の立場について、中国の対応次第では見直す考えを示唆してきました。
ところが、冒頭の報道である。トランプ氏が変節したのでは無いか?と、思われるのも無理は無い。



ただ、トランプ氏と習近平氏との間でどのような話し合いが行われたのかはハッキリしておらず、アメリカがどのような実利をとった上で「1つの中国」の原則を認めたのか、それがよく分からない。

台湾、米中との良好な関係維持目指す=総統府

ロイター 2/10(金) 19:26配信
[台北 10日 ロイター] - 台湾総統府は10日、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席との電話会談で「1つの中国」原則を守ると述べたことを受け、台湾は引き続き米国と緊密に連絡を取り合い、関係を強化すると発表した。
そして、台湾も比較的冷静なコメントを出している。

トランプ氏のことだから、発言で引っかき回しておいて、実利を採るパターンを実践したに過ぎないのかも知れない。
この辺りは今後分かってくる事だと思う。

が、当のトランプ氏、実のところ東アジア地域の勢力図に関しては、割と丸投げの部分が多い様に見受けられ、アメリカ軍的には東シナ海の情勢が変わってしまうことを嫌っているようなので、この辺りのバランスを採るような交渉ができた可能性もある。
いずれにしても、今後のニュースに注目し無ければならないだろう。



ランキングへの応援クリックよろしく!
にほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ

コメント

  1. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652017年2月11日 1:34

    ホワイトハウスのプレスリリースを見てみました。

    ソース)WhiteHouse「Readout of the President’s Call with President Xi Jinping of China」
    >The two leaders discussed numerous topics and President Trump
    > agreed, at the request of President Xi, to honor our "one
    > China" policy.

    NHKの記事の「トランプ大統領は、習主席の求めに応じて「1つの中国」の政策を尊重することを伝えました。」にあたる部分です。
    「尊重する」というより「承知する」ぐらいな感じのような気もしますが。

    返信削除
    返信
    1. なるほど。
      英語の微妙なニュアンスは分かりかねますが、「honor」はそれ程重い意味には使われない感じなのですかね。

      ただ、「どうとでもとれる発言」というよりは、一定の配慮をするという踏み込んだ形になったのは事実でしょう。

      削除
  2. 米中間で何らかの裏取引があったと考えるのが自然でしょう。日米首脳会談で、対中強硬発言をされる前に中国が手を打ったものと思われます。習近平の面目が丸潰れになりますからね。
    実際、安部首相との会談後の会見ではトランプの中国配慮が目立ちましたし、彼自身の口から尖閣という言葉は一切出てきませんでした。
    恐らく、中国が何らかの形でアメリカに妥協し、トランプと取引をしたのでしょう。貿易のことさえ片付けば、トランプは中国に接近するかもしれません。
    しかし、所詮は中国。お国柄、国内事情を犠牲にしてまで外国に妥協はしないでしょう。すなわち言行不一致ですね。
    その時、トランプがどう反応するかですね。

    返信削除
    返信
    1. 裏取引があったと、僕もその様に理解しました。

      ただ、何を取引材料に使ったかは、気になるところですね。

      削除

コメントを投稿

お気軽にコメントを!ハンドルネームは面倒でもお願いします。