ゆれるKTX、乗客が不安を感じるレベルに

凄いなぁ。

期待集めた水西高速鉄道、ひどい揺れに乗客の不満相次ぐ

記事入力 : 2017/02/05 22:39
 「韓国高速鉄道(KTX)より安くて時間も短縮されるというので大いに期待していたが、実際に乗ってみたらあまりに揺れがひどくてがっかりした」
 先月の旧正月連休に水西高速鉄道(SRT、水西発の高速鉄道)で釜山まで往復したキムさん(40)はこのように話し、「高速走行中ずっと左右にひどく揺れたので不安を感じた」と付け加えた。

鉄道関係の仕事の一端に触れる機会があったが、日本でこんな話が出てきたら、もう大騒ぎに……。え?北海道では普通だ?




韓国の高速鉄道(KTX)では、ヤバイ話がいっぱい出てくるが、これもそのレベルに十分到達していると思われる。
 昨年12月に正式に開通したSRTに対し「車内の揺れがひどすぎる」という乗客からの不満が相次いでいる。インターネットでも「揺れがひどくて網棚の荷物が落ちてきた」「揺れのせいで酔ってしまった」などといった感想が続々と書き込まれている。
2016年12月開通で、今は2月なんだが……。
もうこの状態とは。

【NOW!ソウル】もうすぐ開通予定!新高速鉄道SRT!

2016年11月21日18時17分
  2016年12月9日に正式開通予定の高速列車「SRT」の試運転が11月1日から行なわれています。「SRT」は、ソウルや大田(テジョン)、大邱(テグ)、釜山(プサン)など韓国主要都市を結ぶ高速鉄道。時速300kmで京釜線(キョンブソン)と湖南線(ホナムソン)の高速線路を走ります。
これが開通直前のニュースである。
時速300kmか、なかなかのスピードだな!

KTXより料金が安くて速い高速列車SRTが初運行=韓国

2016年12月09日16時20分
  KTXよりも料金が安く速い水西(スソ)高速鉄道(SRT)が9日から本格運行に入った。
このスピードのお陰でKTXより10分程度短縮できるんだとか。
……同じ路線を走っているって事かな?
京釜高速線の分岐点(起点から59.2km、ソウル駅から78.4km・天安牙山駅の北17.6km地点)から60.9kmの新線と、3駅を設置し、総事業費は3兆9,017億ウォン。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E8%A5%BF%E5%B9%B3%E6%B2%A2%E9%AB%98%E9%80%9F%E7%B7%9A
wikiによると、部分的に専用線も走っている模様。


相変わらずの、凶悪ヅラ鉄道だが、面構えと性能は無関係だ。
20161121181703-1
……無関係だと信じたいな。
 一部の専門家はSRTの揺れについて、車両自体の特性が影響している可能性があると指摘する。同じ区間をSRTに乗って通過した場合とKTXに乗って通過した場合では、SRTのほうが揺れがひどいという乗客が少なくないからだ。
KTXと同じ路線を走る部分もあるようだが、その区間ではKTXより揺れが大きいと。で、走っている車両はKTX-山川と言われる120000型を改良した130000型と呼ばれるシリーズらしい。が、性能はほぼ同じなんだとか。

……改悪??
どうやら、加速性能を上げた上で、内装を色々弄った模様。そして、120000型より130000型は乾燥重量で3t増えたとか、それくらいしか違いが分からない。

んー?
 SRT用の車両には、2009年に登場した「KTX山川」の改良型車両が使われている。KTXの車両としては、フランスのアルストム社のKTX(第1世代)と現代ロテム社のKTX山川(第2世代)が使われている。韓国国土交通部(省に相当)によれば、乗り心地に影響する車内の振動は、KTXよりKTX山川の車両のほうが大きいが、車両の安全に関係する車両下部の振動はアルストム社の車両の方が大きいことが分かった。
乗り心地に関する振動と、車両の安全に関係する振動の特性が車両によって異なる。まあ、当たり前だな。
が、この記事を読むと、「第1世代より第2世代の方が乗り心地は悪いけど安全だよ」と言っているように感じる。
国土交通部の関係者は「かつて韓国鉄道公社(KORAIL)もKTX山川の車両を導入した当初、揺れがひどく、重い物体を車両に積んで振動を抑えたこともあった」と話した。
ジワジワ来るな。
重量を増やして振動を抑えたというのは、結局、「重量物を車両に積むという安易な方法」で振動特性を変化させた、という、対策としては分かるが、実際にやるべき手法では無い話が紹介されている。
ただ、この話からすると、やはり振動特性の問題が大きい様に思われる。

……いや、台車のチューニングとか、色々、振動を抑える方法って、あるでしょうに。


で、もう一つ注目したいのがここ。
 線路などの施設や、季節的なものが要因となっている可能性も捨てきれない。特定の区間や特定の季節で揺れがひどくなることが分かっているからだ。区間別にみると、慶州-釜山の下り区間、季節別では冬に揺れがひどくなっていることが分かった。
この内容は、確実に線路の影響が出ていると思って間違い無い。
「特定区間」で「特に冬」に影響が強いと。つまり、保線がしっかり出来ていないと言うことだ。そして、今が一番酷いという事らしい。……去年12月に開通したんだよな?


この動画は、以前の車両の様子らしいが、SRTはこれより揺れるという事らしい。もう、新しいアトラクションだな。



で、これに対する対策がこちら。
 国土交通部はひとまず、列車の車輪を削る周期(削正周期)を短縮するなどの方法で揺れの問題を解決する方針だ。もともと車輪は走行を続けるうちに表面が荒れてくるため、定期的に表面を削って平らにする必要がある。
いやだから、線路何とかしろよ。
 国土交通部とSRは、揺れの問題が安全性には影響しないとの立場だ。国土交通部は「時速270キロ以上で走行時、基準値以上の揺れが5秒以上続く場合は列車が自動的に減速し、特定区間で揺れが続けば問題の区間の制限速度を一時的に引き下げているため、安全には大きな問題がないはずだ」と説明した。
揺れたら制限速度を下げるって、「何かあってから対策する」という姿勢で臨むべき話じゃ無い事は、もはや明らかだと思うんだ。揺れる区間の速度を制限するならまだ分かるんだが……。
それで「安全には大きな問題がない『はず』」とは。

普通は、棚から荷物が落ちるレベルで揺れたら、それは即修理レベルの対策を講じる話だろ?何だろう、このもの凄い温度差は。




車両毎に特性が違うという時点で、SRTの運行見合わせレベルの対応をが求められると思うのだが、中の人が完全にやる気が無い。

実は、このSRTの運営主体は韓国鉄道公社(KORAIL)が壮絶なストの末に赤字切り離しの妙案として作った完全子会社SR社なのだ。
お金がかかる対策はヤリタクナイのが本音。

保線は地道でお金のかかる作業だ。冬場は特に寒いし、それなりの技術も要求されることもあるのか、韓国で積極的にやられないようだ。
そもそも、韓国ではストライキを起こしても給料が支払われる規定があるので、労働組合はやりたい放題である。そうして、韓国の鉄道は弱体化する。まあ、日本の国鉄も笑える立場ではなかったと思うが。
何にせよ、早く運行を止めた方が良い。幸いにも、この路線が無くなったからと言って、交通事情が劇的に悪化するわけでは無さそうだ。
追記 (2017/2/8)
えーっと、アレだ。チャレンジャーだな。

韓経:ソウル-釜山間、「無停車KTX」運行…6月から1時間50分台に

2017年01月06日09時49分
  ソウルから釜山(プサン)まで停車せず直行するKTXが今年6月に導入される。2015年4月に運行を中断して以来およそ2年ぶりだ。現在、平均2時間30分ほどかかるソウル-釜山間の移動時間が1時間50分台になるとみられる。交通事故による死亡者を減らすために運転未熟者のレンタカー貸与を制限し、都心の裏通りの制限速度を時速30キロに下げる案も推進される。
停車無し、ということらしいが、今まで無かったのが不思議である。
が、速度はその分乗るだろうから、また色々別の問題が出てくる可能性が高いのも事実。

えっと、ここでコメントにも頂いていた内容に少し触れておきたい。
「ソウル → 釜山」のルートは「京釜高速線」と呼ばれるルートと、「京釜線」と呼ばれるルートがある。ところが、「京釜高速線」は「京釜線」を経由する区間(ソウル→衿川区庁駅)があるため、在来線乗り入れで飽和状態となっている。
SRTの走る「水西平沢高速線」は「京釜高速線」に平沢分岐点で合流するルートである。
そして、揺れが特に酷いのが「新慶州 → 釜山」(記事では慶州となっているが、誤りだと思われる)の下り区間だという。これは、「京釜高速線」のルート上だ。
よって、KTX-IとKTX-山川が「京釜高速線」として以前から走っており、ここにSRTとしてKTX_山川(120000形)とKTX_山川ベースの改良車体(130000形)が走っている。
揺れはKTX-I(フランスTGVの車両)が一番マシらしいな。

……と、訳が分からないが、とにかくSRTは改悪された車両を運行している可能性が高い。

で、追記で挙げた記事にあるように無停車列車を運行するというから……。あれだ、不安だな。



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コメント

  1. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652017年2月8日 16:27

    あれ...?
    この記事を最初に読んだときに、全く理解できなかったのですが、
    >区間別にみると、慶州-釜山の下り区間、
    >季節別では冬に揺れがひどくなっていることが分かった。
    慶州-釜山間は、水西平沢高速線ではなく、(既存の)京釜高速線ですね...

    原因は大きく2つありそうですね。
    1.軌道保守不良(在来線程度の精度か?)
    2.車両設計不良(劣化コピー→改悪)

    返信削除
    返信
    1. そうみたいなんですよね。
      記事の書き方が酷いので、新設区間ではマシなのかどうかもハッキリしない。

      ただ、ご指摘の通り共用区間の問題である事は間違いなさそうですよ。

      考えられる原因は、ご指摘の二つでほぼ間違いないかと。

      削除

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