クネクネ「真実は明らかになる!きっと」

うん、まあ、がんばったよ……。

朴槿恵氏が自宅に到着 「真実は必ず明らかになる」

2017.3.12 21:03
 【ソウル=桜井紀雄】韓国憲法裁判所が10日に罷免を言い渡し失職した朴槿恵(パク・クネ)前大統領が12日夜、大統領府を退去し、ソウル市江南(カンナム)区三成洞(サムソンドン)にある自宅に戻った。国旗を持つなどした大勢の支持者が自宅前に詰めかけ、警察が厳重警戒に当たった。
国民情緒法によって罷免されてしまった大統領は、空前絶後である、と信じたいのだけれど、「空前」の方はともかく、「絶後」の方は怪しいねぇ……。




個人的には朴槿恵ことクネクネが弾劾されようが、どうって事は無いと思う。
ただ、韓国としては後60日弱の政治的空白が続くことの方が問題であろう。

米「THAAD配備続ける」 朴大統領罷免受け

2017/3/11 10:31
【ワシントン=川合智之】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の罷免を受け、米国防総省のデービス報道部長は10日、北朝鮮のミサイル発射に対抗するために展開を始めた地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)について「米国は引き続き配備に取り組む」と記者団に述べた。配備は「韓国政府と合意した」として、罷免にかかわらず計画通り進める意向を表明した。
アメリカは断固としてTHAAD配備を続行するつもりであり、これは「韓国のため」という建前がある。
前の記事にも書いたが、「米韓関係を維持するためにTHAAD配備は必須」という環境を構築しつつあるのだ。これはオバマ政権では成し得なかった成果である。
現実的に、韓国にTHAADが配備されたとして、韓国の防衛に役立つのかは甚だ疑問ではあるが、少なくとも北朝鮮情報を得る上でTHAAD配備は有用である。そういう意味では「ウソ」と断じられないところが困った事である。
 
これを、「THAADは役に立たないからXバンドレーダだけ配備するよ」ということを韓国がアメリカに対して言う事ができるのであれば、筋が通ると思うのだが、しかし、何れにしても支那としては避けたい選択肢である。
支那が最も警戒するのは、THAADのパッケージに含まれているXバンドレーダーなのだから。


で、今回の内容のテーマとしては、「真実が明らかになるか否か」という点についてである。
 朴氏は「大統領としての使命を全うできず申し訳なく思う。時間はかかるだろうが、真実は必ず明らかになると信じている」とのコメントを関係者を通じて発表。支持者らに笑顔であいさつした。
クネクネは「罷免はされたが、その判断は受け入れない」と表明したも同じである。結果については、大統領官邸を出たことで「受け入れた」と言う事になるのだろうな。
つまり、「私は無実だ」と言っているのも同じだな。
青瓦台
僕個人は、このクネクネの身の上については不幸であったと思う。

何故か、それは弾劾裁判の判決の内容を見れば分かる。

[大統領弾劾]憲法裁判所「捜査拒否朴大統領、憲法守護の意志はない」(総合)

入力2017.03.10 16:12 修正2017.03.10 17:16
(ソウル=聯合ニュース)チョン・ソンフン県ヘランキム・イェナ記者=憲法裁判所が10日、朴槿恵大統領弾劾審判宣告で検察と特別検査捜査を拒否したことを言及して一針を加えて目を引く。
朴元大統領が大きい憲法的、法律的に違反行為を疑われる状況でも、真相究明に協力を極力回避したのが、最終的に「波面」の重大な要素となったという分析が出ている。
弾劾の内容に関してはシンシアリー氏のブログを参照されたい。
弾劾訴追案についてはこの様にまとめられている。
  1. 憲法違反行為
    1. 国民主権主義(憲法第1条)、代議制民主主義(憲法第67条第1項)、国務会議(閣議)に関する規定(憲法第88条、第89条)、大統領の憲法守護と憲法遵守義務(憲法第66条第2項、第69条)の条項違反
    2. 職業公務員制度(憲法第7条)、大統領の公務員任・免権(憲法第78条)、平等原則(憲法第11条)の条項違反
    3. 財産権保障(憲法第23条第1項)、職業選択の自由(憲法第15条)、基本的人権の保障義務(憲法第10条)、市場経済秩序(憲法第119条第1項)、大統領の憲法守護と憲法遵守義務(憲法第66条2項、第69条)の規定違反
    4. マスコミの自由(憲法第21条第1項)、職業選択の自由(憲法第15条)の規定違反
    5. 生存権保障(憲法第10条)の規定違反
  2. 法律違反行為
    1. 財団法人ミル、財団法人Kスポーツの設立・募金関連で、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(賄賂)、職権乱用権利行使妨害罪、強要罪
    2. ロッテグループの追加拠出金関連で、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(賄賂)罪、職権乱用権利行使妨害罪、強要罪
    3. チェスンシルなどに対する特恵提供関連で、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(賄賂)罪、職権乱用権利行使妨害罪、強要罪、文書流出や公務上取得した秘密漏洩関連の罪
とまあ、こんな感じである。
これに対して韓国の憲法裁判所がどのような判断を下したか、が以下の通り。
  1. 憲法違反
    1. 国民主権主義、代議制民主主義、国務会議に関する規定、大統領の憲法守護と憲法遵守義務 → 違反
    2. 職業公務員制度、大統領の公務員任・免権、平等原則 → 認定できず
    3. 財産権保障 → 違反 、その他は認定できず
    4. マスコミの自由、職業選択の自由 → 認定できず
    5. 生存権保障 → 違反
  2. 法律違反行為
    1. 財団法人ミル、財団法人Kスポーツの設立・募金関連の事件に関して → 贈収賄の事実があったことを認定
    2. ロッテグループの追加拠出金関連 → 証拠が足りないとして認定せず
    3. チェスンシルなどに対する特恵提供関連 → 文書流出などは認定
  3. 憲法裁判所の判断
    1. 検察・特別検察の取り調べに応じなかった、けしからん
    2. 大統領府内の家宅捜索を拒否した、けしからん
    3. 事実の徹底的な隠蔽をした、けしからん
    4. 談話では国民に真実を明らかにすると言ったのに、けしからん
    5. 真正性が足りなかった、けしからん
    6. よって、憲法主語の意思が無く、罷免が相当
色々突っ込みたいことは満載だが、何よりビックリしたのは「憲法裁判所の判断」としたところである。何しろ、これらは検察に審査を要求された部分では無く、事実認定もやられていない内容である。

真相究明に協力しなかったから罷免してやる!って、それは余りにも酷いんじゃねぇ?


結局のところ、韓国の憲法裁判所は、法と証拠に基づいて判断することでは無いのだ。
 青瓦台の一部では棄却を予想する観測もあったが、裁判官8人全員の賛成で罷免が決まり、言葉を失った様子だ。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2017/03/10/0900000000AJP20170310002500882.HTML
色々と驚くポイントは多いが、一番のポイントは「審判官8人」という点だ。
え?何を驚いているのか?って、それは人数が偶数である点だ。

実は、日本の裁判所では判決を言い渡すときには必ず奇数の裁判官を用意する。これは、意見が割れた時に困るからであり、奇数で無くなった時点で、判断を一時期凍結して、新たな裁判官を用意するというシステムになっている。

ところが、韓国の憲法裁判所は、うち1人が任期を終えて辞任している。

韓国憲法裁判所、所長退任で裁判官8人に 3人の弾劾反対で朴槿恵氏の罷免不可能に

2017.1.31 19:55
 【ソウル=名村隆寛】韓国の朴槿恵大統領の弾劾の可否を審理している憲法裁判所の朴漢徹所長が31日、任期を終え辞任した。憲法裁では所長を含む9人の裁判官のうち、6人以上が弾劾に賛成すれば朴大統領は罷免されるが、裁判官が8人に減っても罷免には6人以上の賛成が必要となる。
実際のところ、罷免が実現するには6人以上賛成が必要だったので、数の上では問題が無いという風に判断されたのだろうが、しかし、判断プロセスとして適切だったかは大いに疑問である。
なお、判断が3月にもつれ込んだ場合に、3月中旬に裁判官1人が任期切れとなる関係で、さらに減る予定であったという。
意味が分からない。

だって、立法趣旨から考えれば、裁判官の2/3の賛成が必要だ、と言うことなのだ。この前提が崩れた状態で判断するこの異常性が僕には理解できない。

なお、韓国の憲法裁判所は、大統領が裁判官を任命するシステムになっていて、指名権は大統領3、国会3、最高裁判所長官3という、これまた不自然な構成となっている。
何が不自然かというと、大統領の弾劾裁判中には大統領が裁判官の任命ができないので、例えば、裁判中に裁判官が4人以上欠けると、弾劾裁判自体が成り立たなくなってしまう。代行は選挙によって選ばれないという関係で、任命権があるとは思えないし……。


ともあれ、憲法裁判所は全会一致で罷免を支持してしまった。つまり、大統領が任命した人間もこの判断を支持した訳である。
青瓦台としては驚愕せざるを得ない結論だろう。

国民情緒法が最優先という原則を知っている身としては、何の不思議も無いのだが、それは民主主義ではないよね。人治国家と揶揄されるがまさにこれを体現した判決だと言って良いだろう。

[大統領罷免]祖国教授 「歴代最悪の大統領が罷免された...朴槿恵氏の厳しい捜査を期待」

記事入力:2017-03-10 15:16
祖国ソウル大学法学専門大学院教授が、憲法裁判所でパク・クネ前大統領の罷免を決定したことについて、「歴代最悪の大統領が罷免された。数ヶ月間、週末ごとにろうそくを持った国民の勝利だ」と強調した。
祖国教授は10日、自身のツイッターに「武道無能無法の標本とするほどの歴代最悪の大統領が罷免された。数ヶ月間、週末ごとにろうそくを持った国民の勝利だ」とし「憲法的制裁は仕上げたので今型法的制裁を仕上げなければならない。重大犯罪被疑者朴槿恵氏の厳しい捜査を期待している」と明らかにした。
大学の法学関連の教授がこんな事を言っちゃう国である。
また、「朴槿恵は、国家の私有化という憲政蹂躙と国政壟断を犯して罷免された。後代に教訓を残すために断固とした刑事罰が不可欠である」と付け加えた。
おーい、法学の教授がこれでいいのか?

クネクネの未来は暗いな。
追記 (2017/3/14)
面白いツイートがあったので紹介しておきたい。

この方の名前をみて拒否反応を示す人もいるかも知れないけれど、まあ、それはさておこう。
この一連のツイートの内容が、なかなか的を射ているというか。
韓国だけの絞って抜粋すると、オチ担当に駆り出された韓国。餓鬼道に落ちて救いが無い状態なのだとか。
……確かに救いがねぇ。



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コメント

  1. >今型法的制裁を仕上げなければならない。
    >後代に教訓を残すために断固とした刑事罰が不可欠である

    これつまり、「今から遡及法をこしらえてクネを吊し上げます」宣言ですよね?
    「最高の民主主義」ねぇ……

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    1. そう、法学のセンセイがこの始末ですから。

      韓国の司法がどうなっているのかは……。

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  2. 大統領の罷免を感情論だけで決定した前例ができました、朝鮮半島では古来よりド外れた自己主張を喚きちらしてきましたからこれは「絶後」にはなりませんね、絶後となるケースを考えるとこのまま木霊さんの言う通り共産圏の属国となってしまえば情緒主義で罷免になることはないでしょうね。
    現在の香港のように官制選挙になり火病な属国民は全て強制排除されるでしょうから・・・「絶後」になるかもしれません。

    それにしても恐ろしいK国です・・・事後法や遡及法を何の抵抗もなく導入するなど。
    最高の民主主義の破壊者であることは確認できました。
    もちろん、民主主義などを運営できる民族ではありませんが・・・

    話は少し間接的になりますが「日本の野党」が朝鮮化しているのが見るに耐えないといいますか・・・非常な危機感を覚えています。
    健全野党は日本に是非とも必要なのですが・・・

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    1. 前段の話はともかく、後段の話、野党が朝鮮化しているのはなんともはや。

      かみかぜさんが興味深いツイートをしていましたが、それが野党に適用されるとするとなると、笑えませんねぇ。

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