日本にミサイルが飛来したら

暢気な記事を見つけた。

ミサイルを想定した全国初の住民避難訓練 秋田

3月17日 14時22分
北朝鮮による弾道ミサイルの発射が相次ぐ中、秋田県沖の日本の領海に弾道ミサイルが落下したことを想定して、住民を対象にした避難訓練が秋田県男鹿市で行われました。国によりますと、ミサイルの発射を想定した住民の避難訓練は全国で初めてです。
いや、どういう想定なんだよ。



北朝鮮がミサイル発射実験を繰り返しているのはご存じの通りである。
最新の発射は、3月6日。

北朝鮮ミサイル、1発は能登沖200キロに落下か

2017/3/9 11:35 (2017/3/9 12:38更新)
菅義偉官房長官は9日午前の記者会見で、北朝鮮が6日に同時発射した弾道ミサイル4発のうち1発について「能登半島から北に200キロメートルの日本海上に落下したと推定されている」と述べた。これまでのミサイル発射で最も日本本土に近かった可能性については明言を避けたが「極めて近いということも事実だ」と語った。
発射
発射の様子は北朝鮮側が示しているが、これが本当だとすればかなりの精度向上が見込まれる。
ミサイル
同時発射でほぼ等距離に着弾。日本政府も流石に青くなっているだろう。野党は何やら「森友祭り」で大騒ぎだが。



で、政府が何をやったかというと冒頭の避難訓練である。

北朝鮮ミサイルで避難訓練=秋田・男鹿市で初実施-政府

(2017/03/17-11:32)
 政府は17日、北朝鮮の弾道ミサイルが日本に飛来する事態を想定した初の住民避難訓練を秋田県男鹿市で実施した。北朝鮮は近年、ミサイル発射を含む挑発行為を活発化。核の小型化・弾頭化の恐れも指摘されており、政府は訓練を通じて国民に警戒を促すとともに、安全対策に万全を期す。
ちょっとマテと。
確かに、どうにもきな臭い話があちこちから聞かれる。

北朝鮮が近く核、ミサイル実験か 米CNNが報道

2017.3.17 07:19

【ワシントン=黒瀬悦成】米CNNテレビは16日、複数の米当局者の話として、北朝鮮が近く新たなミサイル発射や核実験に踏み切る可能性が高まっていると伝えた。米情報機関や国防総省が監視衛星の情報などから「新たな懸念すべき動き」が活発化しているのを探知したとしている。
こうした核弾頭が搭載されたミサイルが、秋田沖に弾着すれば、確かにそうした訓練は必要になる可能性はある。
ただ、何をやっているのか、が問題なんだよね。



えーっと、記事によれば、だ。
 訓練は17日午前9時半から始まり、他国が弾道ミサイルを発射し、秋田県沖の日本領海内に落下する事態を想定。北朝鮮の名指しは避けている。
 訓練では、政府が全国瞬時警報システム「Jアラート」や緊急情報ネットワークシステム「エムネット」を通じ、秋田県と男鹿市にミサイル発射や落下予測などの情報を伝達。同市が防災行政無線などで「ミサイルの一部が落下する可能性があります。屋内に避難してください」などと住民に周知し、実際に住民110人を小学校と公民館に避難させた。
……うーん。

弾道ミサイルを想定した住民避難訓練を実施します

日 時 / 3月17日(金) 9時30分より
会 場 / 北浦公民館・北陽小学校
  この訓練は、国外から弾道ミサイルが発射され、秋田県沖の領域内に落下するとの想定で北浦公民館、北陽小学校を会場に行われます。
 内閣官房、消防庁、秋田県、男鹿市のほか消防署、警察署、北浦地区住民の協力を得て国から配信された弾道ミサイル情報を防災行政無線や防災情報登録制メールにて住民へ情報伝達し、ミサイルの爆風等から身を守るための屋内避難の手順等を確認するとともに防災意識の高揚を図ります。
 当日は、北浦公民館付近で通行規制が行われるほか、午前9時30分から10時までの間、数回にわたり北浦地区にて国民保護に係る警報サイレンを吹鳴して情報伝達を行いますので、皆様のご理解をお願いいたします。
 なお、防災情報登録制メールは、すべての登録者へ配信されます。




うーん。



他のソースも確認するか。
 北陽小では、校庭で運動していた児童44人が、発射を知らせるサイレンを受けて体育館に小走りで避難。周囲で清掃活動をしていた住民も後を追った。避難にかかった時間は1~2分で、強ばった表情の児童もいた。
http://www.sankei.com/world/news/170317/wor1703170021-n1.html
避難時間が1~2分であれば、まあ、良いのだろうか。
 ただ実際にミサイルが落ちたときの被害は想定しづらい。訓練終了後に記者会見した内閣官房の小谷敦・内閣参事官は「堅(けん)牢(ろう)な建物に入れば、熱風や破片からは身を守れる。今回、情報伝達はうまくいったと思う。何かあったらどう身を守るかを、国民に考えてほしい」とした上で、今後、都市部での訓練実施を検討すると明らかにした。
あ、下の方に本音が書いてあった。

結局のところ、ミサイルが何処に落ちてどんな避難が必要なのかというのは、なかなか想定しづらい。
北朝鮮も日本を狙うとしたら、自衛隊の基地や大都市を中心に破壊することを考えるだろう。

狙い こちらは、日本にある在日米軍基地を書き入れた地図である。
真っ先に狙われるとしたらこの辺りで、秋田県の男鹿市が被害に遭うとすれば、三沢基地か車力分屯基地が標的となった際に、狙いがはずれるケースだろう。
縦に長い日本列島を10分程度で到達するミサイルを迎撃する、というのはシロウトでも無理だと分かる話。発射時刻と方向が分かっていれば、対応する事もできるだろうが、発射を確認してから動くようなケースであればまず間に合うまい。



NHKのニュースでは更に暢気な事が書かれていた。
一報から2分後、今度は屋内への避難を促す情報がJアラートで伝えられると、市役所から防災行政無線で住民に避難が呼びかけられ、沿岸地区の住民およそ50人が公民館まで歩いて避難しました。
歩いて避難している間に被害に遭いそうなんだが……。

ともあれ、避難訓練自体は悪いことだとは思わない。
だが、地震や火事のように対象が特定しやすい話ならばともかく、ミサイルの被害を想定した避難訓練とは。

もうさ、迎撃も難しいのだし、敵基地を破壊する方向で何とか手は打てないものだろうか?避難訓練やらせるくらいなら、そうした議論を活発化させても良いと思うんだ。
避難訓練もやらないよりはマシだと思うけど。


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コメント

  1. やっぱりアレと違いますかね暢気さは?
    現実的に考えて、相手も自滅するようなバカな真似はすまい……と考えているから暢気なのでは?
    しかしこの思考には落とし穴あって、
    我も彼も正常(合理)であれば通用するが、彼が異常(非合理)であれは゜通用しない。

    刈り上げが正常な判断を下すと決めつけない方が良いのではないですかね?
    この問題に関しては。

    返信削除
    返信
    1. そもそも北朝鮮側が合理的な判断をすると言って期待したのは、方向性として誤りであったという事は周知になっています。

      つまり、北朝鮮であれば何でもありと、そう考えるのが妥当かと思います。
      常に最悪を考える必要はあるでしょうね。

      削除

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