世界最強の自走砲K-9をフィンランドへ輸出

凄いな!

韓経:韓国、「世界最強」K-9自走砲をフィンランド輸出へ

2017年03月03日13時02分
  韓国のK-9自走砲がフィンランドに輸出される。
  防衛事業庁と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は2日、ソウル龍山区のハイアットホテルで、フィンランド政府と国産K-9自走砲48台輸出契約を締結した。韓国産自走砲の輸出は2001年のトルコ、2014年のポーランドに続いて3件目となる。
何がスゴイって、自分で世界最強と書いてしまう辺りが、である。



この話、輸出計画が去年の6月頃に出ていたのだが、フィンランドは決定してしまったようだ。
そして、このニュースの時には40台だという話だったが、どうやら少し増やして48台になった模様。
K-9
ああ、中古品を売るという話だったが。
  契約式にはフィンランドのニーニスト国防相、チャン・ミョンジン防衛事業庁長、金宰弘(キム・ジェホン)KOTRA社長、申鉉宇(シン・ヒョンウ)ハンファテックウィン社長らが出席した。今回の輸出契約は1億4500万ユーロ(約190億円)規模で、2025年までに引き渡しを完了する計画だ。

190億円相当で48台だとすると、1台4億円程度の価格で販売する事になるらしい。この価格が高いのか安いのかというと……、日本の99式自走砲で10億円弱、ドイツのPzH.2000自走砲で10億円弱。

これらに比べてお安いのが韓国のK-9自走砲(新品)で、4億円相当ということらしい。ふむ、単純に割るとフィンランドの購入価格は新車と大差無いな。

進撃の「K-9自走砲」...北欧2カ国に同時輸出

記事入力 2017-02-07 16:11 | 記事修正 2017-02-15 16:16:17
国産の「名品武器」である「K-9自走砲」がフィンランドとエストニアなど、欧州2カ国に同時輸出される。 K-9自走砲の性能と価格競争力が国際的に認められた事例として評価されている。ハンファテックウィン(Hanwha Techwin)社が製造したK-9自走砲は、陸軍砲兵の主力武器だ。

こちらの記事によると、エストニアも購入に動いていると言うからオドロキである。



で、価格のことだが、中古品をオーバーホールして売るという契約になっていると言う事で、1億円相当ディスカウントされていると報道されている。

が、単純に計算すると5億円弱相当のお値段となる事を考えると、付属品込みということなんだろう。
……それにしたって高い気がするが。

政府関係者は6日、「わが国の陸軍が使用していたK-9自走砲48台を、完全にオーバーホールした後に再び組立を行う廠整備方式でフィンランドに輸出する交渉が仕上げ段階に達した」とし、「来月初めに最終契約をかわす予定」だと明らかにした。
フィンランドに輸出する48台の価格は2億ドル(約2270億ウォン)と伝えられた。両国は後続の軍需支援(部品供給)と技術料などの名目で、約2億ドル建ての契約も結ぶことが分かった。 総4億ドル(約4540億ウォン)に達する。
数を揃えるために韓国のK-9自走砲をチョイスしたと思われるフィンランドだが、カタログスペックだけ見て決めたのでは無いかという疑いが強い。

で、更にふざけた事がこの記事に書かれている。
軍の消息筋は、「韓国軍が運用していたK-9のうち、廠整備の時期が到来した車両を輸出対象とした」とし、「48台を新製品として陸軍に供給する計画だ」と語った。陸軍は予算の追加投入なしに、中古のK-9を新品に変えることができる機会を得たわけだ。

たいして安くなっていない上に、韓国軍は新品を導入する予定だというのである。中古品を高く放出して、自国では新品を導入か。良い根性しているな。


で、問題のK-9だが、性能的にはこんな感じのカタログスペックとの差が出ていることが指摘されている。
戦績
なお、この実績は、正確な能力を示すものではなく、装填された弾薬が足りなかったからだとか、そういう作戦だったのだとか、色々言い訳を聞くのだが……、果たして何が真相なんだろうな。

そして、多くの部品を外国製に頼っているのも事実。

  • エンジン:独MTU社製 MT881KA-500ディーゼル(韓故国STX社ライセンス生産)
  • トランスミッション:米ゼネラルモーターズ社製ATDX1100-5A3(統一重工ライセンス生産)
  • サスペンション:英HDS社製高性能サスペンション・サブシステム(ライセンス生産)

車体の重要部分はほぼ外国産のライセンス生産となっている。

部品基準で76.6%が国産化されたと宣伝されているK-9自走砲だが、この他、航法装置はアメリカ製だとされているし、独MTUのエンジンに使われているエンジン制御装置は既に生産終了しており、新しいものが取り付けられない仕様らしい。知られている部分以外にも問題になる部分は多そうである。

  • 52口径155mm榴弾砲:韓国WIA社とADDが開発

備えられた国産の砲は、信頼性に問題があってポーランドは台車の部分だけを買ったという話になっている。

いや、NATO軍の弾が使えないから載せ替えるのなら最初から自作しようって事らしいんだけどね。


さて、韓国でのオーバーホールがどの程度の信頼性を得られるかは分からないが、外国の信頼のおけるメーカのライセンス生産部品を多用している点を考えれば、それ程悪い買い物では無いのかも知れない。

ただ、韓国国内でライセンス品がまともに作れるのか?と言う点に関しては、どうしても疑いの目で見てしまうな。

 

フィンランドが、買ったK-9自走砲を見て怒り出さなければ良いけどな。



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コメント

  1. いつも思うのですが、ブログ主が指摘する通り韓国の名品兵器は中身の主要部の大半は外国メーカ製かそのライセンス品です。
    あまりにも簡単に海外に売り飛ばそうとしますが、開発元とのライセンス契約なんかはどうなっているのでしょうかね?(戦闘機の場合は実際にアメリカの待ったがかかりましたが)不思議です。

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    1. ライセンス契約は基本的には外国への販売許可が出ないのでしょう。
      実際に、T-50練習機は、ご指摘の様に販売にあたって「待った」がかかったり、レーダー関連のライセンス使用許可が出なかったり、支那での公開に待ったがかかったりと、そう言った事例がありました。

      つまり、それ以外の事例ではお目こぼしを頂きつつ、販売にあたってライセンス料を別途支払う話になっているのかと。

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  2. ライセンスを逃れる為にあえて中古を販売するのではないでしょうか。
    たぶんライセンス生産は自国使用のものに限られているのでは無いでしょうか。また、フィンランドなら独逸とは有効な関係ですから動力系のメンテナンスは直接独逸に頼む目論見が有るのかも知れませんね。

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    1. 推測されている「ライセンス生産」に関して、契約にもよりますが「生産」と「販売」は別途制約がかかってくるのだと予想されます。

      フィンランドに売る時は中古品じゃありませんでしたしね。
      あと、ドイツのエンジン関連のパーツは、K-9に流用できないという話が出ていましたので、変えるとなると大掛かりな改造が必要になるかと思います。そして、それができるくらいなら自国で作る気が……。
      いやまあ、何れにしても僕の記事も想像の域を出ない話ですね。

      どんな契約になっているのか見てみたいものです。

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  3. 山田の案山子2017年3月7日 8:22

    ポーランドも購入したそうですね、ドイツ製1000馬力のエンジンに目が眩んだそうです。 ただ、砲弾が砲身内で詰まったり砲身炸裂笑劇を知っての事か砲塔は自国産結合だそうです。 買う方としてはドイツ製1000馬力のエンジン分しか払いたくないでしょうに・・・・

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    1. ドイツ製のエンジン目的なら、ドイツから直接払い下げて貰う方が色々と良かった気がしますよ。

      まあ、どういう契約で購入したのか、UAEの原発の事例もありますから、興味深いところではありますが。

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  4. あなたが今西側以外から自走砲を買わなければならなら、どのような選択をするのか?西側以外から
    現実的な価格高性能 K-9 - 韓国 -1600台の大量生産と運用、輸出に低価格と低維持費、今後の部品の需給もの利点があり。
    超高価格高性能 - PzH 2000 - ドイツ - あまりにも超高価格と超高維持費なので、自国も少量運用中。
    高価格高性能 - AS90 - イギリス - 高価格と超高維持費なので、自国も少量運用中。
    高価格低性能 - M-109 - 米国 - 低性能も高価格と高維持費なので、大砲後進国なので、淘汰武器、空爆戦術国なので発展の可能性なし。
    超高価格低性能 - 99式自走炮 - 日本 - 低性能も超高価格と超高維持費なので、低性能エンジンで機動性最悪の山作戦は不可能、アルミニウム砲塔などに被弾防護脆弱、- 超高価格、超高価維持ヴィラ。自国だけ少量生産運用中。

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    1. 折角のご指摘なので、記事にさせて頂きたいと思います。

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  5. すべての国のスマート賢明な人々が長い悩んだ末の選択をする製品が良い製品である。
    彼らはあなたよりも専門家であり、知っているものが多く、頭がいいことを忘れないでください。

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    1. そうですね、専門家が選んだのには、それなりの理由が存在するのだと思いますよ。
      専門家が僕より知識があることを否定する気はありません。

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  6. あら、工作員がこのサイトにも現れたんですね(笑)。どっかの国は「西側以外」なのかー(棒)。ま、自走砲という装備自体、運用が限られてますしね。フィンランドは自国で砲塔を作れ、またエンジンもドイツから調達出来るので、箱だけ買ったんでしょう。ってか、米国が大砲後進国って(爆笑)今時、大砲に頼る国ってあります?精密誘導ができるミサイルが主流でしょう(笑いすぎて死にそう)

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    1. 面白いので、今、記事にしようとがんばっております。

      アメリカのM109も、更新を繰り返しているので、悪い選択肢では無いと思うんですよね。ただ、どうしても調達価格がハッキリしないのがネックですorz

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