外国人技能実習制度を廃止せよ!

はーい、GW前最後の更新になりますかね。機を見てGW中も更新するかも知れないけれど、まあ、気が向いたら程度です。再開予定はGW明けです。
そんな訳で、本日はちょっと軽めのネタを。

外国人実習生、失踪最多ペース

2017年04月27日
 知識や技能の習得を目的に、国内の企業などで働く外国人技能実習生の失踪が後を絶たない。県内では今年に入り、少なくとも100人(3月末現在)の行方がわからなくなっている。過去最多を超えるペースで、県警は実習生の監理団体などに失踪防止策を講じるよう求め、不法就労などの摘発を強化している。
……余り軽くないな。



失踪のペースは過去最悪らしい。
20170427-OYTNI50042-N
これね、犯罪に巻き込まれている可能性もあるし、そもそも現代の奴隷制度として評判の悪いシステムだけに、メリットはあるのだろうけどそうそうに廃止すべきだと思う。
「パスポートは持ってないの?」
 八千代町で21日夜、下妻署員が乗用車を運転するベトナム国籍の男に職務質問した。片言の日本語で、パスポートも運転免許証も持っていなかった。調べたところ、男は実習生として1年前まで神奈川県内にいたが、実習先の寮から姿を消し、行方不明届が出されていた。同署は入管難民法違反容疑で逮捕した。
以前にも同じネタで記事を書いたことがある。
この外国人技能実習制度の趣旨は分かる。

「外国人技能実習制度」の趣旨

開発途上国等には、経済発展・産業振興の担い手となる人材の育成を行うために、先進国の進んだ技能・技術・知識(以下「技能等」という。)を修得させようとするニーズがあります。我が国では、このニーズに応えるため、諸外国の青壮年労働者を一定期間産業界に受け入れて、産業上の技能等を修得してもらう「外国人技能実習制度」という仕組みがあります。
 この制度は、技能実習生へ技能等の移転を図り、その国の経済発展を担う人材育成を目的としたもので、我が国の国際協力・国際貢献の重要な一翼を担っています。
「外国人技能実習制度」の利用によって、以下に役立ててもらうことにしています。
  1. 技能実習生は、修得技能と帰国後の能力発揮により、自身の職業生活の向上や産業・企業の発展に貢献
  2. 技能実習生は、母国において、修得した能力やノウハウを発揮し、品質管理、労働慣行、コスト意識等、事業活動の改善や生産向上に貢献
  3. 我が国の実習実施機関等にとっては、外国企業との関係強化、経営の国際化、社内の活性化、生産に貢献
一見、素晴らしい制度のように見える。



だが、幾ら建前が素晴らしくても、その実態は悲惨だ。

平均年収2500万円、「レタス長者」の川上村 実態は中国人実習生に過酷労働強いる「ブラック農家」?

2014/12/ 4 19:15
   日本有数の高原レタスの産地として知られる長野県川上村。平均年収が2500万円にものぼるとされ、「成功農家」のモデルともてはやされるが、一方で外国人技能実習生らに過酷な労働を課している、「ブラック農家」との評判もある。
この川上村の話は、話半分の所はある。
だが、中小企業の経営者達が、「事前目的で、実習生を受け入れる」なんてことは、そもそも企業が営利目的で運営する集団なので、期待するだけ無駄というものである。

程度の差こそあれ、外国人技能実習制度を「安価な労働力を搾取する手段」としてしか見ていない経営者も大勢いると思う。

いや、それが全て悪いことだとは言わないが、多数の失踪者を出し、結果的に治安の悪化や事件の発生などを助長しているのだとすれば、やはりこの制度は間違いである。
制度設計そのものがおかしいのだ。
多分だが、これ、経団連の強い要請によって実現している話で、なかなか「無かった事」にすることは難しいだろう。



だからといって、地方自治体や警察に対処を丸投げというのもおかしな話だ。
 一方、実習生の監理団体に対しては、適切な失踪防止策を講じるよう働きかけている。13~17年に毎年失踪者が出ている監理団体は鉾田、行方、神栖、下妻市などで14団体あった。外国人を雇用する際には、旅券や在留カードが有効か確認し、不審な点がある場合には警察に通報するよう求めている。
 川上和夫警備部長は「失踪した実習生に仕事をあっせんするブローカーや悪質な雇用者もいる。取り締まりを進め、ワーストを返上したい」と話している。
これらの話、実は昨日の記事とも関係していると僕は踏んでいる。
日本の白物家電が絶滅の危機に瀕している、というか既に淘汰されてしまったところもあるのだけれど、こうした家電業界、或いは自動車業界が、組み立て工場で外国人労働者を重用している話は既に知られた話。
デフレを進行させている原因はここにもあるのだ。
だが、賃金を上げて労働者を増やす、と言う段階はとうに過ぎてしまった。工場労働者が「誰にでも出来る単純作業」などと馬鹿にされるような教育をしてしまった、そして、その程度の賃金しか支払わなかったお陰で、国内での生産は外国人労働者の力を借りねば、もはや回らない。もちろん、少子化の影響も大きいのだが、構造的な欠陥の影響だってある。



ダンピングを繰り返して安値で家電を作る韓国を非難するのは簡単だが、韓国の産業界が滅べば、支那やインドネシア、フィリピン、マレーシア、インドと、後に控えている組はいくらでもあるのだ。
アメリカの産業がかつて日本のせいで大打撃を受けたように、日本も又同じ目に遭うというのはある意味仕方が無い部分もある。韓国のやり方はキタナイが、それを憤ってもどうしようも無い。

日本は現状にあった産業構造に変革を遂げる必要があるが、それは外国人労働者をあてにしたものであってはならない。
況してや、移民を推進して労働力を得ようなどと言う考えは論外だ。

日本の産業構造が、外国人技能実習制度だけで骨抜きになるとも思えないが、それに頼った産業が増える事は望ましくない。
例え、外国が日本の技術を吸収する為に、人材派遣を望んだとしても、今のような問題の多い制度を前提に考えるべきではなかろう。

良い面もあるとは思うが……、真剣に考えるべき時期に来ている。


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コメント

  1. GW前ですので私も軽く。
    木霊さんが良いと思うのは、「人の本性を直視して」いること。
    左巻きの言うことは、フランス革命からの伝統なのか、人の叡知とか、理想とか、本性を無視した「理想」に走る事。まぁ宗教右派も同じだけど。
    企業が「利潤追求」に走るのは本質から当然な事。問題は理想でなく現実!!
    搾取もあるだろう当然に!
    それが祖国に歪んだ雇用形態をもたらして、産業の空洞化や、犯罪の温床をもたらしている事です。それを直視する木霊さんに、私は賛同をしたいです。
    では、御家族と健やかなGWを過ごされますように。主の御加護と祝福を。

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  2. マリーヌ・ルペンが負けた!
    大ショック!
    彼女は極右と日本のマスゴミでは言われますが、
    難民枠を現実的な受入数にしろ、と申しているだけだで、移民を否定はしてません!
    差別主義者ではない。現に国民戦線の創設者である実父を差別発言を機に追放してます。
    我国では元左翼が「リベラル」という甘言で無意味なワードの元に逆差別活動と反日活動をしてます。
    そのリベラルこそ、先進国で格差を拡げてきた戦犯ではないですか!

    日本人の少なからずが誤解しているワードがある。
    「文明」と「文化」です。
    文明とは生産活動を基軸とする「技術」の事であって、要するにテクノロジー。
    文化とは、その地域や国に固有の価値観やアイデンティティであります。
    例を挙げれば、イスラム原理主義テロリストですら、電子送金で資金を集めて、西欧(ヨーロッパのキリスト教圏)由来の武器を用いてますね?
    本当に原理主義ならば、イスラム独自の科学兵器を使ってみろ!と言いたいところです。
    全地球を投資の銭ツルにして、フラットと言えば聞こえが良いが、平板な個性のない世界にしようとするのがグローバル化であり、それを推進しているのがリベラルだ!
    木霊さんの言われる世界恐慌の危機は解るけど、それでも私は彼女の敗北を残念に思う。
    世界で国連の第二、第三の分担金を支払ってきた、そして一度も武力を用いた事のない我国に、未だに国連は「旧敵国条例」を外さない!
    我国が自主的な防衛力を得ようとした時に、戦勝国である支那が先制攻撃を、仕掛けても、安保理に事後通達で済まされるという不平等なシステムです。
    そういう既得権益にどっぷりハマって乗っかってるのが先進国の「リベラル」なんです!
    木霊さんの意見には反するが、私は未だに日本を敵国扱いして既得権益を貪るEUをルペンに粉砕して欲しかった!
    無念であります!

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    1. 私はSF好きだが、1つだけ気に入らないならばものがある!
      ガンダムでも良いが、何かと言うと「世界連邦」のような空虚なファンタジーを送信する事です。
      じゃ、支那や半島とも一緒の国になる?
      冗談じゃねーや!
      各々の自立性を無視しているでねーか!
      支那人は支那人。朝鮮人は朝鮮人。日本人と一緒にしてもらったら困るね!
      それを出来るとしたら一神教的な主の慈愛のみであるが、クリスチャンの私から言っても、キリスト教もユダヤ教もムスリムも世界に混乱をもたらしている!
      その独善により!
      どんな国にもキャパシテイというものはあり、それを超えて無理をすれば、国は崩壊する。理想で飯は喰えん!

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  3. この記事に関連してフランスの大統領選挙の感想も頂きました。ありがとうございます。

    ルペン氏に勝って欲しかったというのは、僕も同感ですよ。結局、勝ち目が薄かったし、結果から言えば、負けてしまったのですからどうしようもありません。

    EUがどのような選択をすべきかは、よく分かりません。
    ただ……、不味い状況になっているのは事実でしょうね。

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