2017年5月8日月曜日

【いつまでも発車しないバス】AIIB総裁の訴え

もう十分にメンバーは集まったじゃないか。

「ドアは開いている」AIIB総裁、日米に参加呼びかけ

朝日新聞デジタル 5/6(土) 2:10配信
 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群総裁が来日中の5日、朝日新聞のインタビューに応じ、未参加の日米両国に対し「ドアは開いており、道は残っている」と呼びかけた。
どこの国の新聞かは知らないが、随分と恥知らずな記事を載せたものだ。……あ、朝日新聞社だった。

朝日新聞社の戯言はともかくとして、今や支那が主導権を握るAIIBはADBの規模を凌駕し、まさに世界的規模の組織となってきている。

黒田総裁、中国主導のAIIBを評価 参加国多数に

2017年5月2日12時12分
日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁は2日、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に多くの国が参加している現状について「良いことだ」と述べた。横浜市での講演後の質疑に答えた。
~~略~~
 AIIBにはADBを上回る約70の国・地域が参加するが、日本は参加を見送っている。


ただし、組織はでかいのだが、ADBがアジアインフラ銀行という「銀行」の性格を有するのに対して、AIIBは「闇金」的な性格を有しているようだ。
まあ、どちらの組織にしても慈善事業で金を配っている訳では無いので、お金を借りれば、どんな形にせよ返済する事になるワケだが……、AIIBは確実に支那陣営に組み込まれるという点でデメリットが大きい。

AIIB総裁 中国の一帯一路構想と一線画す姿勢強調

5月5日 5時43分 (by NHKニュース)
中国主導で設立されたAIIB=アジアインフラ投資銀行の総裁が4日、横浜市でセミナーに出席し、中国政府が提唱する巨大経済圏構想、一帯一路について、「AIIBは国際機関であり、同じものではない」と述べ、一線を画す姿勢を強調する一方、基準を満たせば構想に関与していく意向を示しました。
こんな苦し紛れのコメントを出しているが、AIIBが支那のための組織であることは、疑いようもない。
実際に、支那が審査をして融資する形となる上、気に入らない案件に対して拒否権を行使できるのが支那のみ。本部は北京にあって、外国の理事は本部に常駐しない為、ほぼ支那の独断で話が進む。まさに、支那による支那のための国際的闇金と言ってもおかしくは無いだろう。


そうそう、面白いのは、このNHKのニュースを冒頭のニュースでも引用しているのだが、同じ内容でも朝日新聞の記事の扱いは異なる。
 中国が提唱する「シルクロード経済圏構想」(一帯一路)の関連投資については、「AIIBの投資基準で審査して、あっていれば承認する」とし、通常案件と同じ扱いとする考えを示した。
NHKでは支那が「AIIBは国際機関」であって一帯一路と同じではないという点を強調しているのに対して、朝日新聞では、このように「投資基準で審査」という表現を用いているのだ。よりマイルドに受け止められると思う。
多分、セミナーでの発言の受け取り方が異なるからこの様な状況になっているのだろうけれど、誰が見たって、支那のシルクロード経済圏構想の下支えをするのがAIIBという組織で、そこを疑うバカはいない。
 自民党の二階俊博幹事長が4月、香港メディアの取材に「(AIIBに)参加する可能性もあるという風に見ていただいて結構だ」と述べたことに対しては、「理事会はどんなメンバーと働くことも喜ぶだろう」と述べた。
二階氏のリップサービスをこんな風に紹介するのも、なかなかしつけが行き届いているというべきだろう。


ただ、どう取り繕おうが、AIIBという組織は未だに本格稼働していない。
その理由は日米の参加見送りにあることは明らかで、このままAIIBの存続を続けるのは困難なのではないか?という気がしてならない。資金源に不安がある、というのがAIIBの現状なのだ。
 AIIBは2016年1月に開業し、ADBや世界銀行と協力してアジアのインフラへ投融資を進めてきた。金氏はADBの協力に「深く感謝している」と述べた。
記事では開業1年半という状況のような雰囲気で書かれているが、実際は本格稼働には至っていない。
去年の年末の時点でもこのような記事を書いたが、この組織が立ち上がるまでにはさらに1年間の準備期間があった。
この組織が立ち上げられる際に、日本どころかアメリカですらAIIBという組織を無視できなくなるだろうと予想していた。確かに、トランプ氏が大統領に就任した後、AIIBに興味を示したというニュースは伝わってきたが、しかし一方で、アレだけ宣伝しながら、未だに「安全運転」を続けている理由がいまいちよくわからない。
いやまあ、同時期に作られたと言われる6兆円ファンドもどこへ行ってしまったのかよくわからないのだが、AIIBも似たような形になっているように思える。
ただ、設立当初から多くの国々に声をかけて回ったせいで、引くに引けなくなってきている状況なので、未だにじたばたしている可能性はあるな。

だが、それでも日本としては支那の連帯保証人になるのは真っ平ゴメン、と言わざるを得ない。
世界情勢は既にアメリカのワンサイドゲームではなくなってきている為、そろそろ日本もその立ち回りを意識せざるを得ない時期に来ているのは事実だ。だとしても、アメリカの代わりを支那に求めるのもまた違うのである。

どちらが付き合いやすい国か?で言えば、明らかに支那よりアメリカだ。「まだまし」程度の違いではあっても、その差は大きいのである。

AIIBに関しては、日本は遠巻きに見ている状態の方が望ましいと言えよう。

ADB新基金、4000万ドル拠出…財務相表明

2017年05月06日 11時49分
 日米が主導する国際金融機関、アジア開発銀行(ADB)は6日午前、年次総会の開会式を横浜市で開いた。
当面は、その方針で行ってくれるようだが。


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2 件のコメント :

  1. アジアインフラ投資銀行でしたっけ?
    実際は参加国の塩漬けジャンク債の捨て場だって話ですよ。んなもんに乗れば、ババを引かされて、踏み倒されるに決まってる。

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    返信
    1. AIIBは、支那の巨大なジャンク債の処理に使われる予定だったはずですが、上手いこと進んでいないようですね。

      さっさと使って、パーッと自由になるというわけには行かないみたいですね。色々な所で軋轢がでてしまうのでしょう。
      これで、各国からジャンク債を集めてそこに混ぜて使えば、安全に処理出来るとか考えたのかも知れません。
      この辺りはまだまだ想像の域を出ませんが、支那がたくさんのジャンク債を抱えているのはほぼ確定なので、強ち妄想と切り捨てる話でも無いのかと。

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