沖縄海兵隊の移転修正か?

まあ、そういう話も出てくるだろう。

北朝鮮脅威踏まえ修正検討=沖縄海兵隊のグアム移転―米軍

時事通信 5/25(木) 5:37配信
 【ワシントン時事】米海兵隊のネラー総司令官は24日、北朝鮮の核・ミサイル開発の進展を踏まえ、在沖縄海兵隊のグアム移転計画の修正を米軍が検討していることを明らかにした。
 上院歳出委員会の小委員会で証言した。
沖縄はどう反応するんだろう。


先ずは移転計画について。
 現行計画は2012~13年に日米間で合意したもので、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古に移設。嘉手納基地(嘉手納町など)以南の米軍施設・区域を返還し、これに伴って要員約9000人とその家族を沖縄からグアムなどに移転することが柱だ。グアム移転の開始時期は20年代前半とされている。
2012年頃からの計画を考えれば、2017年で状況が変化していればその内容を見直さねばならない事態になることはありうる。

アメリカ軍は一体何を問題しているのか、が先ず気になるところだな。

米海兵隊グアム移転 輸送手段と訓練施設が不十分 総司令官

5月25日 7時18分
沖縄に駐留するアメリカ海兵隊の一部をグアムに移転させる計画について、アメリカ海兵隊の総司令官は、グアムでは部隊を前線に投入する輸送手段と訓練施設が不十分だと指摘し、解決の必要性を強調しました。
グアムでは部隊を前線に投入する輸送手段が不十分なんだそうな。訓練施設も、ね。
沖縄の地理的優位性
これは、 東アジアにおける沖縄の地理的優位性を示す図であり、平成28年度の防衛白書に記されたものである。沖縄が東アジアを防衛する上でかなり都合の良い位置にあることは、一目瞭然であろう。



こんな話は今さらするまでも無いし、どうやらこのブログは本職の方も時々ごらんになるようで、釈迦に説法のような気はするが、沖縄の地理的条件は戦略的に見ても重要で、フィリピンに行くにしても、支那に行くにしても、朝鮮半島に行くにしても、もちろん、台湾に行くにしても場所としては都合が良い。
そして、日本のシーレーンの上に、沖縄はある。

まあ、早い話が沖縄はアメリカの防衛戦略上の都合で利用されているのである。その為に、日本は沖縄を差し出している。そういう言い方はできるだろう。
防衛白書にはそう書いてあるしね。
沖縄は、米本土やハワイ、グアムなどと比較して、わが国の平和と安全にも影響を及ぼし得る朝鮮半島や台湾海峡といった潜在的紛争地域に近い位置にあると同時に、これらの地域との間にいたずらに軍事的緊張を高めない程度の一定の距離を置いているという利点を有している。また、沖縄は多数の島嶼で構成され、全長約1,200kmに及ぶ南西諸島のほぼ中央に所在し、全貿易量の99%以上を海上輸送に依存するわが国の海上交通路(シーレーン)に隣接している。さらに、周辺国から見ると、沖縄は、大陸から太平洋にアクセスするにせよ、太平洋から大陸へのアクセスを拒否するにせよ、戦略的に重要な目標となるなど、安全保障上極めて重要な位置にある。
防衛白書の書きっぷりは、日本の防衛的な観点から「そうだ」と書かれているが、その前提としてアメリカが日本の意図する動きをしてくれ無ければならない。
そして、それはほぼあり得ないだろう。アメリカはアメリカの利益のために動く。これはどんな国にせよ、当たり前の話なのだ。

ただ、日本はアメリカとの同盟関係にあり、東アジアの安定を図る上で、その利益が共通する部分が多い。それ故に日本政府は沖縄に負担をお願いし、そしてそれなりの補助金を支払って負担軽減を図っている。
まあ、構図的には札束によって沖縄に負荷を押し付けているという風にも見えるが、その一方で、沖縄で無いと都合が悪い点も幾つもあるのである。



さて、そんな訳なので、合意に従って沖縄からグアムに移転するとなると、「日本とアメリカとの利益の一致」の前提が崩れないという必要があるのだが、ここの所東アジア情勢は、支那は侵略する、北朝鮮はバカスカミサイルを撃つと、とても騒がしい。
特に北朝鮮の危険度が上がってしまったために、「即応部隊を側に置く」という前提が崩れるグアム移転はアメリカにとって都合が悪いのである。

日本は日本国内の利益均衡という難しい舵取りをしなければならないために、沖縄の意見を完全に無視するわけには行かない。一方で、そこにつけあがってパヨクや活動家が沖縄に集結してやりたい放題である。

沖縄活動家にとって、テロ準備罪の新設は死活問題に直結するため、気が気では無いらしく、猛烈に反対しているが、焦りのあまりやらかしてしまって立場が悪くなっている。

警官2人に火付ける 沖縄、容疑で51歳男逮捕

2017.5.18 07:01

17日午後2時半すぎ、沖縄県うるま市赤道の2階建てアパートの一室で、住人の男が30代の警察官2人にガソリンのような液体を掛けて火を付けた。2人は意識があり、うち1人は顔にやけどを負い重傷、もう1人は両腕に軽いやけどをした。県警は、現住建造物等放火と傷害などの疑いで、うるま市の職業不詳、平善秀容疑者(51)を現行犯逮捕した。
筋金入りの活動家のようなので、普段ならばこんなやり方はしないだろうに。

ともあれ、日本政府は沖縄が騒がしいこともあって説得材料として「沖縄の負担軽減」を実現しなければ前に進めなさそうだと判断している。



そんな訳で、状況を考えればグアム移転を延期する、というのが現実的な選択肢になってくるような気がする。
グアムの付近でそれらの施設を新たに建設という話になれば、日本に費用負担を求めてくる可能性もあるが、そもそも単純に距離が遠くなるだけでも戦略的に大きな見直しを迫られる話。


さっさと北朝鮮問題を片付けられれば良いのだが、支那が絡んでくる問題だけに簡単には難しい。そして、アメリカ自身も大統領のトランプ氏が深刻な疑惑絡みで若干腰が引けている感じであるし、そもそも、「その後」の事も考えねばならないとなると、簡単には手を出せないのが北朝鮮である。

この問題は、実は少し長引きそうな気がしている。ただ、年末までにはアクションが起きるように思っているのだが……。



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