2017年5月11日木曜日

【イケニエ】森友学園とその土地に纏わる話

森友問題は、このブログでも当初は殆ど扱ってこなかった。が、風向きが変わって少しだけ言及している。その、森友学園系列の保育園が営業停止が避けられない情勢になっているのだとか。

系列保育園、事業停止手続きへ

毎日新聞2017年5月11日 13時29分(最終更新 5月11日 14時39分)
 森友学園系列の「高等森友学園保育園」(大阪市淀川区)で保育士不足になっている問題で、吉村洋文市長は11日、事業停止命令を出す手続きに入ることを明らかにした。
期限は今月の24日らしいので、未だ時間があるとは思う。が、あれだけ騒がれた後なので、人材を見つけることは相当困難が伴うだろう。


さて、このブログで扱った記事はこちら。
民進党は、当初、森友学園の問題に安倍氏が関与していたことを印象づけて、自民党の支持率低下と、いわゆる共謀罪(テロ等準備罪)の成立の阻止を狙っていた。

何処までその作戦が本気だったのかは知らないが、調査が不十分で、取り敢えず騒げるネタに飛びついた印象が強い。
しかし、その結果どうなったかというと、厄介な問題が次々と出てきた。

一応、それを列挙してみよう。
  • 国有地売却の流れの不透明さが明るみに
  • 隣接地の野田中央公園の売却は更に格安で売られていた事実の発覚
  • 民進党所属の辻元氏がこれらの土地売却に暗躍していた可能性の指摘
付随する問題は多々あってまとめきれない状況だが、大きくはこの3つだろうと思う。
塚本学園の教育方針というのは、枝葉末節の話で、国会で取り上げるべき点は、国有地の売却の流れに関する話なのだと思う。

だが、この問題は「そもそも何故こんなに国有地の売却がおかしな状況になったか」と言うことと、何処かのタレントが言及していたが「土地の埋まっていたゴミはどこから来たのか」という問題がクリアにならないと、問題の本質が見えてこない。


で、一つの記事を紹介したい。
神戸新聞「正平調」1/23
 年に十三万便近い航空機が発着する大阪空港。そのすぐ北西にある集落が、間もなく姿を消す。伊丹市の中村地区だ
◆住民の八割が在日韓国・朝鮮人である。三ヘクタール余りの地区の大半は国有の空港用地などで、国はここを「不法占拠」とみなしてきた。しかし二〇〇二年に、住民への移転補償を決め、隣接地に市営住宅が建てられた。五十世帯が昨年入居し、残る四十五世帯への鍵渡しが先ごろあった
◆地区の歴史は戦前にさかのぼる。軍用化へ向け飛行場を拡張する工事で、千人の労働者が朝鮮半島から集められた。むしろ敷きの簡易宿舎に住み、猪名川の砂利をトロッコやもっこで運んだ。そんな過酷な生活や作業の証言は多い。同じ戦中の空港建設で朝鮮人が住むようになった京都・ウトロ地区の歩みとも重なる
◆中村地区は戦後、残った人に加え、住む場所や仕事を求める人々が移ってきた。民家が軒を連ねており、火が出ると瞬く間に燃え広がった。国は焼け跡を囲って建築を差し止めたが、住民はこっそりと建て替えたそうだ。しかし、「不法」のため下水道は今も未整備のまま。もちろん騒音対策の対象にもならなかった
◆「地区の歴史を残すため、せめて碑でも」。住民からそんな声を聞いた。移転にこぎ着けた安堵、地区への愛着、在日コリアンを生んだ歴史的な背景、「不法占拠」とされてきた悔しさ…。さまざまな思いが込められた一言だろう
◆中村地区の跡地は、あと二カ月で更地になる。ここに刻まれた思いと歴史は、しっかり心にとどめたい。

残念ながらリンク元は消えているが、これを引用して記事を書いたサイト(現在は更新停止している)に紹介されていて、このサイトの積み重ねてきた信用を考えれば、ソースの確かさはまず間違いないだろう。
そして、この記事に出てきている中村地区こそが、森友問題に関係している可能性が高い。
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問題を扱っておられるサイトから画像を拝借。



森友学園が保有する瑞穂の国記念小学院の位置がこちら。
見事に伊丹空港の延長線上にある。当然、その音なりの野田中央公園も同様の条件である。

学校法人に大阪の国有地売却 価格非公表、近隣の1割か

2017年2月9日05時03分
財務省近畿財務局が学校法人に払い下げた大阪府豊中市内の国有地をめぐり、財務局が売却額などを非公表にしていることが分かった。朝日新聞が調査したところ、売却額は同じ規模の近隣国有地の10分の1だった。国有地の売却は透明性の観点から「原則公表」とされており、地元市議は8日、非公表とした財務局の決定の取り消しを求めて大阪地裁に提訴した。
朝日新聞社はこの様な報道の仕方をしていたが、しかし、野田中央公園は2000万円程度の負担で豊中市に売却されたことが既に分かっている。

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この記事は誤報とまでは言わないが、恣意的に情報を曲げている。豊中市に売却した際には国から13億円の補助金が出ているからだ。実はこれらの土地は、航空機の侵入経路にあたるので、建物建設の制限がかかる場所。

で、その土地には大量のゴミが埋まっていたと。

「ごみ埋めた」業者証言

毎日新聞2017年2月24日 23時30分(最終更新 2月25日 14時15分)
森友学園の小学校用地として売却された大阪府豊中市の国有地を巡る問題で、地下のごみ処理に関わったという関西地方の土木業の男性が24日、毎日新聞の取材に応じた。建設用地には生活ごみなどが混じった土が山積みになっていたといい、男性は「敷地内に穴を掘り、その土を埋めた」と証言した。
面白いことに、「そんなモノは存在しなかった」と証言する人もいるが。

【森友学園】裏切られた元地権者たち―8億円埋設物も「そんなものはない」

3/13(月) 7:00
政府がただ同然の安値で、学校法人「森友学園」に、国有地を払い下げた問題で、その土地が国有化される前に住んでいた住民達の代表が、筆者のインタビューに応じた。元々の地権者たち157名は、皆、森友学園による学校建設に憤っており、また生活ゴミや廃材などの大量の埋設物がその土地に埋まっていたという政府の主張に対しても疑問視しているという。
こうなってくると、この土地が国有化された経緯が気になるな。
さて、このゴミはどこから来たのか?そして、何故国有化されたのか?というのが不思議な話なのだが、関連ニュースがこちら。

現地住民が語る「森友学園用地」の訳あり過去

2017年03月01日 07時00分
 大阪市の学校法人「森友学園」が、大阪府豊中市に建設中の小学校用地から出たゴミ交じりの土砂を埋め戻したとされる問題で、豊中市は2月27日、廃棄物処理法に基づき現地を調査した。施工業者からの聞き取りも実施。市の担当者は記者会見で「ゴミ交じりの土を1年近く仮置きしていたと説明を受けた」と述べ、ゴミを事実上放置していたとの認識を示した。用地売却の格安問題も含めて騒動で揺れる現場を取材した。
~~略~~
「このあたりは4つ池があったんや。おぼれて死んだ人もおるくらい深い池やったんやけど、処理できなくなったゴミを豊中市が池に捨ててた。昔は今ほどゴミの分別もしてなかったから何でもほかして(捨てて)たわ。そこを業者が買い取ってアパートや文化住宅を建てた。そのあと、伊丹空港にB滑走路ができて、騒音問題で立ち退きが始まって空き地になったんや。そりゃ、掘ったらゴミ出るに決まっとる」
ああ、ゴミはあったんだね。じゃあ、元地権者達は一体何を見たのか??



結局この話、伊丹空港の話に絡んでくる事になるようだ。

その土地にその昔何があったかというと、部落集落があった(昭和40年代)そうで。
部落?
部落と言えば、どんな人々が住んでいたかは言わなくても分かる話。



上に挙げた中村地区の話と言い、ここの土地の話と言い、大阪にはこんな話がゴロゴロしている。

この土地の売買にどのような人間が関わり、何が行われていたか?産廃業者との結びつきなどを洗っていけば、自ずとその先にたどり着く。
そして、この騒ぎの後、この土地がどうなるか?と言う点についても興味深いな。

知らぬは籠池氏ばかりなり、というのは案外本当なのかも知れない。



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9 件のコメント :

  1. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32017年5月12日 3:03

    二つほど...

    >何処かのタレントが言及していたが「土地の埋まっていたゴミはどこから
    >来たのか」という問題がクリアにならないと、問題の本質が見えてこな
    >い。

    これについては、東スポの記事がありました。
    ソース)東京スポーツ「現地住民が語る「森友学園用地」の訳あり過去」2017/03/01
    >大量のゴミがあったのは間違いないとの指摘も。幼いころから同地に住む
    >という男性(74)の話。
    >「このあたりは4つ池があったんや。おぼれて死んだ人もおるくらい深い
    >池やったんやけど、処理できなくなったゴミを豊中市が池に捨ててた。昔
    >は今ほどゴミの分別もしてなかったから何でもほかして(捨てて)たわ。
    >そこを業者が買い取ってアパートや文化住宅を建てた。そのあと、伊丹
    >空港にB滑走路ができて、騒音問題で立ち退きが始まって空き地になった
    >んや。そりゃ、掘ったらゴミ出るに決まっとる」

    こういうネタについては、東スポは強いですね。

    次に伊丹空港の話です。

    >結局この話、伊丹空港の話に絡んでくる事になるようだ。

    この件は、報道が始まったころから、伊丹空港が絡んでます。
    「金額の異なる三通の契約書」の話があったと思います。
    その中の一通の提出先は、伊丹空港(の運営会社「関西エアポート」)です。

    ソース)毎日新聞「3通目の契約書あった 金額は異なり日付は同じ」2017/03/08
    >大阪市の学校法人「森友学園」が小学校の建設を巡り、国と大阪府に異な
    >る工事代金の契約書を示していた問題で、学園側がさらに別の金額を記し
    >た契約書を大阪(伊丹)空港の運営会社「関西エアポート」に提出してい
    >たことが8日分かった。

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    1. この記事は意外に古いソースを使って書きましたので、あるけむさんなら、或いは知っていることばかりなのかなとは思っていました。

      個人的に整理してみたかったので記事にしましたが、伊丹空港の話をもうちょっと掘り下げるべきでした。
      後で追加しようかなぁ……。

      ソースがしっかりしていないので記事には書きませんでしたが、ここから在日、暴力団、関西生コン、部落運動と繋がっていく話。
      多分、かなり深いところで怪しい連中がいっぱい繋がっているのだと思います。籠池氏の人間性など、あまり褒められたものではありませんし、保守を喰いモノニしていた感じはありますので、擁護する気はないのですが、ババを引かされた印象ですね。

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    2. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32017年5月14日 1:41

      神戸新聞の記事(神戸新聞「正平調」1/23)は未読でした。
      というか、人力では追いかけられないです。

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  2. 山田の案山子2017年5月12日 6:14

    1.ゴミの埋め立て後7m(下水管の埋設深さより深い)地盛し現在の高さになっているらしい。
    2.滑走路近隣は構築物に高さ制限があり用途が限られてくる。
    3.当該地価算定は高速道路を挟んだ反対側(高さ制限なし)の地価に準じた。
    4.2,3の理由で不動産評価額は割高であった。

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    1. その辺りは、ニュース女子で須田氏がかなりぶっちゃけてましたが、9億円という不動産評価格は、周囲の地権者に配慮(この地権者達が空港利権に絡んでいるとも言われていますが)したとかいう話も出ていました。

      メディアでもっと整理した記事を書くところがあれば、喜んで食い付いちゃいますが、この手の話は少ないですよね……。ネットの怪しげな話を何処まで拾うかも、なかなかラインの見極めが難しいですし。

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  3. 一読、松本清張を読むようなゾクゾク感じ有り。
    突っ込めないのは仕方ない。相手は関西ですから。
    O157とカイワレ大根の報道を観ても、その先の精肉産業と部落問題に迫れなかった!
    東京でも、豊洲の問題の背後には湾岸開発の問題があって、それは漁師から漁業権を買い取り、埋め立てを始めた60~70年代に遠因がある。
    裏で動いた893が、補償金で膨れた漁師から賭博他で身ぐるみ剥いだ一件があるし。
    関西は歴史的に観ても、そういうのが山程です。
    部落問題があるから。グリモリ事件と21面相を観ても「容疑者だらけ」で詰められなかった。
    80年代まで大企業の人事が持っていた「地名総覧」て書がありますでしょ?
    今は差別問題で所有している事すら危うい。
    でもね、あれ今でも活用している業界がある。
    開発ディベロッパーとかいう連中ですよ。
    兄貴が言語学者(専門は古代ゲルマン語で、ルーン文字)なんで聞いたのですが、「部落」の存在した土地は、構造的に自然災害の影響を受けやすい土地で、それが地名に音で残されているからだそうだ。
    日本の古語を漢字でなく「音」で分析してゆくと、
    ヤバい土地が解るのですって!
    別に私は差別がどうのには興味がないのですが、そう言う土地にアンタッチャブルが住んだのは、まぁ必然でしょうから。関西は山程に事例があるでしょうね。
    そして感想ですが、いつか引退したら作家になる事をお薦めします。木霊さんの分析力ならば、ベストセラーを一発狙うのも夢でないと思う。

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    1. あはは、事実は小説よりも奇なり。
      なかなか、文章を書いて生きていくのは難しいですね。職業柄、日常的に長い文章を書く世界にはいますが。

      言語学のお話に触れられていて、なかなか興味深いのですが、一見こじつけに思えて「言霊」というのはバカにならない話みたいですね。
      穢れ、は、感情的な差別やヘイトなどの切り分けでは、祓えないという……。
      おっと、神道系の話になってしまいました。民俗学などに興味があったもので、その辺りも調べていくと面白いと思います。

      ……このブログでは書きませんが(苦笑

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  4. 日本でコレならバカん国なら、どーなんですかね?
    どいつもこいつも「先祖は両班」と申しすが、人口の大半が「白丁」だった国で、そんなに多い訳が無かろうと思います。あいつら極端な差別主義者ですよ。差別と危険で不便な地域てのは関連するものです。土木技術と機械の発達で、住みにくい土地が利用されるようになって、解りにくくなってますが。
    中東とか旅すると歴然です。
    昔、某国に行った時に、パシュトーン族のガイドが
    山間の村を眺めて唾を吐いた。
    道路からも離れた村を双眼鏡で眺めると、「やめろ眼が汚れる!」
    ふーん!
    「ハザラ族の村か?」
    ハザラはモンゴル帝国の末裔で、現地人には嫌われてる。
    「もっと穢れた奴等だ! あいつらは殺してやるのが慈悲になるような奴だ?」
    「ムスリムなのか?」
    とたんに怒る!
    「あいつらをムスリムと言うな!!」
    剣幕に驚いて、黙りました。後から他のガイドから
    「イズマイリ」という部族名を聞いた。
    日本に帰国してから解りました。
    イズマイリ=イズマイリ派ムスリム。
    アサシングリードのアサシンですよ。
    ハシシを常用して「東方見聞録」に出てくる暗殺教団です。そういう連中が細々と生きてる。僻地とか田舎は怖いなぁ!
    我々は豊かで平均化された日本に生きてるけれど、
    石原裕次郎の初期の映画とか観ると、高速道路が引かれる前は、日本の道路の幅は狭くて舗装されておらず、本州も鉄道以外の旅は冒険でした。
    そういう時代には都市の郊外でも、ちと不便な場所に行けば人外魔境がありました。
    地図にない町とか、運河で船に暮らしている家族とかね。川縁で暮らす人とか。バタ屋って御存じ?
    川原で廃品回収で暮らす連中ですよ。そんなのが昭和までいたし、多摩川の河川敷には2010年頃まで、
    不法占拠による「地図にない町」が存在しました。
    そういうの海外で沢山みたから、驚きませんさでしたけどね。でもバブル以後の日本人は、そうした場所に日本人の知らない「闇」があって、それが様々な利権と絡んでいた事を知らなすぎる!
    半島の連中と関連を知りたければ、開口健の「日本三文オペラ」を読んで観る事をお薦めしますね。
    半島の連中が、どのように居たのかが解ります。

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    1. 地図にない町というのは、中村地区、ウトロ地区、etc..
      まだ日本に僅かながら現存しているようですね。

      当然、何処の国にもそうした場所はあるようで、差別は悪意があっても無くても無くしがたいものですから、感情で生きる某国ならば尚更なのでしょうね。
      あまり深入りしたくないものです。

      オススメの本、一読してみます。

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