2017年6月23日金曜日

【日常茶飯事】内部告発により確認された手抜き工事

久しぶりに「ヤバイ韓国建造物」シリーズである。

内部告発により確認された衝撃的「手抜き工事」

発行 2017-06-22 21:42:10 修正 2017-06-22 21:42:10
20階の高さの大規模な工場の建設現場で不良施工が行われたという事実が、内部告発者の良心告白を介して確認された。建物の骨組みをなす大型鋼Hビームを丈夫に固定しなければならないボルトとナットが、カットされたままHビームの穴に挿入されていることが、内部告発者が直接撮影した映像や写真で確認された。
これを単に「手抜き工事」と言って良いかどうかは悩むな。



どんな手抜きかはこちらの絵を見て貰えば一発である。
ボルト+ガムテ
ご愁傷様。
22日会社の関係者と警察、雇用労働部、全国プラント建設労働組合蔚山支部などの言葉を総合すると手抜き工事は蔚山広域市蔚州郡温山のSオイル「残渣油」処理工場新築現場で発生した。
どうやら、事件現場は廃油処理工場で起こっているようだ。
プロジェクトに投入される金額だけの合計4兆8000億ウォンに達する大型工事だ。施工は大林産業が引き受け大林産業は、実際の工事を貸主重工業(株)に再下請け構造に降りた。
「大林産業」という名前がもの凄ーく気に入らないのだが、それはさておき、今回のは下請けの問題みたいだね。



一応、内部告発者は映像でも丁寧に解説しているようで、その内容が記事に載っている。
内部告発が直接撮影して暴露した映像を見ると、HビームとHビームの間にしっかりと締結されているように見えるボルトとナットは、固定装置で数回か叩くと揺れ始める。
まあ、手でもあっさり抜けるらしい。
 工事は、下段のHビームの上に垂直に新たなHビームを繋ぎボルトで固定する形で進める。大型のクレーンが新たに繋ぐHビームを持ち上げ、2人の作業員がボルトで固定する。長さ数メートル、重さ数十トンのHビームを正確に重ねる作業は高度な技術と精密さが必要である。位置が僅かにずれてもボルトは穴に入らない。現場では数回位置を調整し、穴の位置の調整作業を繰り返す。HビームとHビームを繋ぐ穴は数十個に達する。
 内部告発者によると、最低50本以上のボルトが不良施工されたとされる。しかし、これは内部告発者の目撃によるもので、全部で何個のボルトが不良施工されたのかは追加調査が必要な状況である。施工者の大州重工業は、これまでボルト2本に問題が発生したと発表している。高さ20階の工場の工事に使用されるボルトは数万個に達する。
問題の廃油処理施設にどれだけのボルトが使われるのかは知らないが、20階建てのビルならボルトは数万個使う計算になる。
構造的に、H鋼(記事中ではHビーム)同士をボルトで接続するのに、強度が必要なシーンになるので現場で穴開けをすることはまず無い。ボルトはかなり太いものが使われていることが画像からも分かると思うが、あのサイズの穴をドリルで現場で空けるというのは、非効率以外の何ものでも無い。
だから、予め工場でH鋼に穴を開けておいて、現場でボルトを通してナットで締め付ける。ところが、この予め空けておく穴のサイズはあまり大きすぎると一部のボルトに負担がかかりすぎるので、極力余裕を少なくするのが基本だ。
すると、どういうことになるかというと、現場での位置合わせが非常に面倒になる。クレーンで吊り上げたH鋼を作業者が慎重に位置合わせをし、ボルトを通すのである。まあ、これが容易に通せるようにいろいろ工夫はされているのだが、そうした工夫も加工精度が残念だと、現場が泣くことになる。

何がいいたいか、というと、何万個も穴が開けられていれば、そのうち何割かは位置が合わないなんて事も出てくるのだ。
日本の橋梁の場合は、工場で作った部品を借り組みするような施設もあり、ビルなどでも似たような話になるはず。つまり、借り組み段階である程度の修正がされて、現場では手直しが殆ど無い状態になる「はず」なのだ。
これは多分韓国でも同じだろう。
ただ、何処かの段階で手を抜いちゃったので、こうして位置が合わないという事態が頻繁に発生する。
そうなると、工期が遅れるのでコストが嵩む。だから、予め切ったボルトを用意し、ボルトの周囲に養生テープを巻いてキツく入るように工夫、と。
これが計画的な犯行である事は、もはや言及するまでも無い話なのである。緑色の養生テープで隙間を調整する辺りまで、しっかり企画された話だろうと思う。
切られたボルト
現場
問題は、この「特殊な」ボルトがどの程度の割合で使われていたか?である。
実のところ、例えばとある場所に6本のボルトが使われていたとして、全てのボルトが仕事をしているわけでは無い。だから、1本くらい足りなくても致命的な問題になることは少ない。が、だからといってボルトを減らして良い事にはならないんだよねぇ、残念ながら。



この手の手口が確立されている辺り、結構、横行しているのかも知れない。
この会社だけなら未だマシかな?事故が発生しないことを、祈りたいと思う。



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4 件のコメント :

  1. 大林産業?またあからさまな・・・自分も一瞬勘違いしそうになりました。
    養生テープで嵌めただけではいずれボルトが脱落して事が発覚しそうですが、そんな事も考えないのか?
    まあその頃には会社が別の名前にレボリューションしている予定かも知れませんが。

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    1. 狙ったのか、そうで無いのか、はハッキリしません。
      ですが、その他の国でそうした事例を聴けば、「大林組」の関連団体では?と疑ってしまうのは無理からぬ話だと。

      ……そういった心配はしなくても良いんでしょうかね。

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  2. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32017年6月24日 4:52

    「「大林産業」って、どっかで見かけたなあ」・・・と思ったので調べたら、ありました。

    このブログの記事「韓国、トルコの吊り橋受注で、日本に競り勝つ」から引用します。
    >トルコ政府は27日(現地時間)、トルコ・ダーダルネス海峡に架かる全長
    >3.7キロメートルのつり橋と前後約100キロメートルの高速道路を建設する
    >プロジェクトの優先交渉対象者として、韓国の大林産業・SK建設による
    >コンソーシアムを選定したと発表した。

    なんか、崩落フラグが立ったような...

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    1. ああー、そうか!

      何かの橋を作っていたとは思っていましたが、まさが僕が取りあげた記事に載っていたとはorz

      ご指摘感謝。

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