2017年6月6日火曜日

稲田氏、マレーシアで国防相と会談

いわゆる「死の商人」である。

稲田氏とマレーシア国防相が会談

Domestic | 2017年 06月 4日 13:15 JST
 【シンガポール共同】稲田朋美防衛相は4日(日本時間同)、訪問先のシンガポールでマレーシアのヒシャムディン国防相と会談した。中国が軍事拠点化を進める南シナ海情勢を踏まえ、海洋安全保障分野などでの連携強化で一致した。
僕自身はこの「死の商人」という言葉が嫌いだ。人を殺す道具を売るのが「死の商人」なら、自動車のセールスマンも包丁を売っているスーパーでさえも「そう」だから。



ともあれ、日本の防衛相である稲田氏、割と頼りないという評価を受けつつも、仕事を熟しているようだ。
その中の1つがコレ。
報道関連ではあまりニュースとして大きく取り扱われていないが、注目すべき点が一点あった。
 稲田氏は、自衛隊の防衛装備品の譲渡などによるマレーシア軍への能力構築支援を強化する考えを伝達し、防衛装備品の技術協力も申し出た。ヒシャムディン氏は歓迎する意向を示した。
日本の防衛装備品を「売る」という申し出をしたのである。

この「防衛装備品の譲渡」や「防衛装備品の技術協力」は、良い面も悪い面もある。が、僕は特に良い面を協調しておきたい。
何が良い面か?それは、「使用」である。
日本の防衛装備品は良くも悪くも日本の文化の上に作られた「武器」である。しかし、外国で使われることを前提に考えられていないし、紛争に使われた実績も無い。
つまり、「実戦を経験していない」という側面がある。
これが多くのシーンで使われるようになれば、良い部分も悪い部分も出てくる。そうした上で、真面目にやればフィードバックをバージョンアップに盛り込むことが可能となる。
少なくともそうした機会を得られることは極めて貴重だ。

更に言えば、現状では支那の武器が氾濫している状況にあるのが中東であり、東南アジアでもある。
大量に買えて、安価な支那の武器は良くも悪くも「数を揃える」意味ではハイパフォーマンスだ。
粗悪品や捏造品もあるらしいので、各国の軍隊の隊員が本当に喜んで使っているかは知らないが、少なからず「武器が無い」状態よりはいくらかマシなハズ。

そして、支那の武器が席巻していると言うことは、それだけ影響力が広範に亘ってあると言う事。敵対勢力の武器が広まることは、日本にとってはあまり良い事では無い。

もちろん、日本の技術が流出することで色々な問題が発生する可能性は高い。例えば新幹線の時に起こったように、支那に技術をコピーされて、世界に「支那の技術だ」と宣伝される事態になる。
漢民族は優秀である。
殊、商才に関して言えば、日本とは発想の次元が異なる。故に、コピー品を過剰に排除せずにどんどん取り入れられると、日本の技術流出によって様々なリスクが高まるおそれはある。
更に言えば、支那には「金」があるので、技術開発のスピードは驚異的なモノがある。が、それでも日本に有利な点もあるので、過度に技術流出をおそれずに、こうした武器の供与を真剣に考えていくべきだろう。

特に、「何をしたら日本のメリットになるのか」は真剣に考えて、戦略的に行くべきなのだ。

実際にアメリカはそれをやることで、軍事同盟の強化を図ってきた。
アメリカと同じ事をやることは不可能だろうが、自国の武器のどのような部分が優れていて、どのような部分がダメかと言うことを知る上でも意味はあるのだ。

もう一つ、こちら。
 引き続き、稲田氏はニュージーランドのミッチェル国防相とも会談し、両国間で検討段階にある物品役務相互提供協定(ACSA)の締結に向けた協議の加速化を確認した。
ニュージーランドとACSAの締結に向けた協議を加速とある。
こちらの話も似たような事で、物品役務相互協定(ACSA)を結ぶことで、物品や役務の共通化を推進することが可能となる。

この辺りはどうやって真面目に取り組むべきかを考えていかないと、自衛隊にとって使いづらいモノを押し付ける話になりかねないが、それでも推進する意味はあるだろう。
特に、共通化できる部分とそうで無い部分の見極めやリスト化には意義があるだろう。



このニュースを他紙がどう扱っていたかだが……。
こちらでは防衛装備品関連の話は言及されていない。
こちらも同じ。
おっと、日経ですら触れていない模様。
東京新聞系の中日新聞は、防衛装備品関連の話に触れているが、冒頭のロイターの丸コピーという感じだな。

各社、あまり注目していない模様。
野党も、「加計学園ガー」とかやっていないで、「死の商人ガー」と言った方が、色々と未だ都合が良いだろうに。



ランキングへの応援クリックよろしく!
にほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ

4 件のコメント :

  1. タイで目覚めた日本人2017年6月6日 16:00

    死の商人⇒⇒⇒エリア88⇒⇒⇒マッコイ爺さん!!!
    「人間豆さえ食ってりゃ死なねぇ」
    「金さえあればクレムリンだって・・・」
    名セリフが多くて愛嬌あって好きですが、こんな人現実に居ねぇよな・・・

    返信削除
    返信
    1. はっはっは、何を仰います。
      実際に、何故か韓国はアメリカの兵器をFMSではなく、不思議なルートから購入している実績があります。
      ドイツから中古品を購入したり、ロシアからソ連のミサイル技術をスパイしたり。

      ……現実は、小説よりも奇なりとは申しまして。
      愛嬌の程は分かりませんが、マッコイ爺さんは実在しますよ、きっと。

      削除
  2. 武器の精度を上げて品質を向上させるには、管理人さんの仰る通りに「実用経験」が必要!
    だから供給して様々な条件下での使用が必要。
    グッチやカルディエじゃないですから。実用性の塊なのが兵器ですからね。奇麗事でなく必要ですよ。
    どっかのお笑い兵器の国であるまいし。
    それと「死の商人」は古いワードですね。
    ドンパチやるのが武器でなく、傷ついた兵士を治す薬や携帯食品、汚染水を飲用に変える機材…全て「兵器」ですよ。
    戦争って前線だけでやるものでなく、後方や補給が大事で民生品も大量に必要です。
    マッコイはカップラーメンまで仕入れてました(笑)
    そう考えますと「死の商人」なるワードに違和感を持たれるのは正しいと思いますね。

    ところでエリア88て、空の外人部隊のマンガでしたよね? 20年くらい忘却してました。
    最初は「宇宙人の死体を保管した基地?」と
    ( ゚д゚)ポカーンしてましたが、マッコイ爺さんで想い出しましたよ(笑)

    返信削除
    返信
    1. 武器は使ってこそ、と言う面がありますから。

      しかしだからこそ、「武器を作るなんて!」と憤る人々の感情も理解できます。作れば人が死ぬことになる。それは事実です。
      だけど、作らねばどうなるか?同じタイミングで、全世界が武器を放棄するならともかく、そうで無ければ他国が作った武器で、味方が死ぬことになるのですよね。

      サヨクはそうは考えないようですが、現実は非情であり、性善説的発想に立たない僕としては、守る為には作り、作った以上は使って改善。それが出来てこその国防なのだと思いますよ。

      そして、ご指摘の様に「防衛装備品」の中には味方を治す薬や携帯食料、飲料水を作る機材など全てが含まれる訳で。

      エリア88、何処かで立ち読みした程度なので、内容もうろ覚えなのですが……。個人的にマッコイ爺さん好きなのですよ。

      削除

お気軽にコメントを!ハンドルネームは面倒でもお願いします。