九州地方にミサイルが発射されたら?

単純な思考実験なので、現実的には「あり得ない」という回答では0点である。可能性としては0%では無いしね。

ミサイルどう備えたら 九州初、大野城市が避難訓練 10分で着弾、困惑も

2017年06月05日 06時00分
 北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返す中、福岡県大野城市で4日、九州の市町村で初となる弾道ミサイル落下に備えた住民避難訓練があった。政府の各自治体に対する訓練要請を受けた措置。ただ、当然ながら日本にミサイルが飛んできたことはなく、発射から着弾まで10分程度しかない。自治体や参加者からは戸惑いや疑問の声も上がる。
北朝鮮から10分程度で頼んでもいないのに九州地方に届けられるミサイルには、どう対処すべきなのか?



回答はそれほど難しくは無いが、ニュースの中身をまず読んでいこう。
 午前9時半、同市の大利小校庭に約200人の住民が集まった。県警の担当者はこう注意した。「爆風で車ごと飛ばされる恐れがある」「万が一、近くに落下した場合は口、鼻をタオルで押さえて」
県警の担当者の指示は、こんな間抜けな内容だったのかはちょっと怪しい。ただ、言っている事はそれほどおかしい訳では無い。

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紹介されている絵面は、身体を小さくして頭を抱えている様子が伺える。
 某国から長距離弾道ミサイルが発射され、全国瞬時警報システム(Jアラート)の発射情報後4分で日本の領海に着弾する-。訓練は、こんなシナリオで行われた。開始と同時に、Jアラートを受信すると自動的に鳴る「ホワーン」という独特な音の国民保護サイレンが響く。次いで「訓練。訓練。ミサイルが発射されたもようです。頑丈な建物や地下に避難してください」とアナウンス。
 参加者はまだ動かない。1分後、「ただちに避難。ただちに頑丈な建物や地下に避難してください。ミサイルが落下する可能性があります」。この第2報を受け、住民は建物の陰と、校舎の中の二手に分かれて避難を始めた。
 だが、走る人はいない。走れないお年寄りも多い。車いすを中学生が押す姿もある。建物の陰に集まった人からは「かくれんぼみたい」。市職員が「皆さん、身をかがめて頭を守ってください」と叫ぶ。
指示通り、と言うことらしいね。



内閣府もこの様な情報を出している。
記事の内容と比較して貰うと分かるが、概ね内閣府の指示通りの内容を実行していることが分かる。

まあ、北朝鮮のミサイルが何処に着弾するのかはよく分からない。着弾精度などはまだまだだと考えられるためだ。
しかし、それでも狙った方向には飛翔体を飛ばすことができているし、九州にだって飛んでくる可能性はある。

ただ、発射して10分、Jアラートの発令までに記事の通りだと6分程度を要するようで。つまり、避難するのに4分しかない。(想定では発射後3分でJアラートが出ることになっており、5分後には避難呼びかけとなっている)

Jアラートがでたら「近くの頑丈な建物」を探すか、「身体を低くして被害を小さくする」くらいしかできる事は無さそうである。地下鉄が近くを走っていれば、駅の構内に避難するのが現実的だろう。

冒頭に出ていた「自動車の中に入る」という避難方法だが、僕はありだと思う。確かに爆心地に近ければ意味は無いが、遠ければ屋外にいて身体を外に露出するよりはマシである。
 北朝鮮は早朝5時台に発射することが多い。「どうせ本当にミサイルが落ちたら助からん。やっても無駄。運命に任せるしかなかよ」と82歳の女性が言う。池田慶司さん(68)の感想は「訓練は現実味がなかった」。同市の田代崇憲危機管理課長は「訓練に100パーセントの正解はなく、手探りで進めていくしかない」と話した。
が、あまりに避難までの時間が短く、記事にあるように諦めたくなるのもムリは無い。


そして、行政にできる事には限界がある。
 日本大の吉富望危機管理学部教授は「経験したことのない事態のため、初歩的な訓練になるのは仕方がない」とした上で、こう強調する。「弾道ミサイルは発射から着弾までの時間が極めて短く、自治体の職員が避難誘導などできない。住民は自分の力で身を守るしかない。その意識を植え付ける訓練としては、意味は大きい」
日本大学の教授の指摘は、大凡正しいのだろう。自分の身は自分で守るしか無いのだ。
身を縮め、頭とお腹を守る。爆風は横に広がるので、できれば地下に避難。

まあ、そんな感じなんだろうな。
もちろん、九州地方だけで無く、日本全国何処でもできる事はそう大差無い。



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コメント

  1. 正直、図書館の地下の閉架書庫とか、密度の高く厚みのあるコンクリート建物に逃げ込み、
    書籍(本気)みたく重味のある物質を積み上げて
    シェルターとする。通気坑にフィルターもしくは何層にも重ねたトイレットペーパーを張り付けて、まどがあればガムテープてスキマを塞ぎ、白布で覆う。
    それで48時間、籠城する。
    放射能汚染で致命的になるのは、24時間で半減する重くて大きい粒子です。頑丈で密度のあるシェルターに籠れば、その粒子が空気中から落ちて半減するまでやり過ごせる。
    もちろん軽い粒子も汚染されてるから、二次的被爆は免れませんが、この時点で無傷で助かるのは無理でしょう。
    不幸にして遠くにキノコ雲を見てしまったら、雲の方向に向けて直線をイメージして、 その直線と直角に左右に逃げ込て、上記のような⛪を探す。雲から直線的に汚染灰が飛んでくる可能性が高いですから。これぐらいしか無いでしょうね。いずれにせよ直撃的な被害を避けて、二次的な被害は考えても仕方ありません。落ちてしまったならば。

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    1. 核攻撃があるとの前提であれば、シェルターが欲しいところですね。

      現状で核兵器が撃てるところまでは未だ行けていない感じだと思うのですが、それもそう時間が無い話でしょう。

      今からシェルター作るのはなかなか困難なので、地下鉄構内にそうした機能を持たせるという話が現実的な話のような気がします。

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  2. >自分の身は自分で守るしか無いのだ。

    急いで口で吸え!
    いや違った。
    冗談抜きで、着弾の瞬間は爆圧による鼓膜損傷を避ける為、「目を閉じ、耳を塞いで口を開ける」がデフォかと。
    勿論、爆圧を喰らうような位置では、この場合、ガスや放射性物質にまみれることは避けられないでしょうが……
    目は勿論、耳を奪われるとその後の行動にかなりの支障が出ます。

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    1. 取り敢えずは通常弾が落ちてくる可能性を念頭に考えていたので、「自分で身を守れ」なんて気安く書いちゃいましたが……。

      「吸わない」は大切でしょうねぇ。
      ただ、なかなかそれが実現出来るか?というと、難しい話になるように思います。

      目や耳を守る事は大切ですね。

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