2017年7月17日月曜日

民進党も、白々しく九州豪雨被害を視察

何を白々しい。

民進党の蓮舫代表「臨時国会で復旧議論を」 九州豪雨被害を視察

2017.7.15 18:21
 民進党の蓮舫代表は15日、大分県日田市や福岡県朝倉市などを訪れ、豪雨被害の被災状況を視察した。視察後、記者団に激甚災害の指定や臨時国会の召集を急ぎ、対策を協議すべきだと訴えた。「甚大な被害だ。臨時国会で、与野党がしっかり議論して復旧策を講じるべきだ」と述べた。
その上、「与野党がしっかり議論して」って、あんたの政党はいつも審議拒否だろう?!

さて、今回は流石に襟を立てたり、ヘルメットを逆に被ったりというアピールはしなかったようだが、何をしたかはいまいちよく分からないな。

視察

どんな話を聞いたかは知らないが……。
 同時に「悲痛な声があまりに多かった。単なる復旧という形ではなく、生活再建まで踏み込んだ対応をしなければならない」と強調した。
一体どんな提案ができると言うんだ?


ところで、この視察で色々見て回るのは良いと思うのだが、何故そうなったかは、民進党としてキッチリ検証すべきだろう。
 日田市では原田啓介市長から被害状況を聞き、流木が散乱した現場も訪問。朝倉市では土砂が流れ込んだ川沿いを見て回った。福岡県東峰村では避難所を訪ね、高齢女性らに「家は大丈夫でしたか」などと声を掛けた。
ふむ。

豪雨、朝倉市や東峰村被害 [福岡県]

2017年07月06日 06時00分
 福岡、大分両県を襲った5日の局地的豪雨で、福岡都市圏では朝倉市や東峰村を中心に被害が相次いだ。猛烈な雨で各地の河川が氾濫し、住宅地や田畑は瞬く間に浸水。濁流に流されていく車に人々は言葉を失った。一部の集落は道路や線路の冠水で孤立し、助けを待ちながら夜を明かした人も。小学校などに避難した住民は家族で身を寄せ合い、警察や消防は夜通し警戒に当たった。
 熊本県と大分県の県境に近い東峰村は、最寄りの朝倉市に続く国道脇を流れる小石原川が氾濫し、大量の土砂や流木によって、道路が遮断され、村民は孤立状態が続いていた。電気や水道の供給のほか、通信方法もストップし、救助を要求する方法もないという。
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/0/20988.html
九州地区では治水がしっかりされていなかったのか?という疑問が出てくるワケだが、どうだったのだろう。


氾濫した河川のうち、小石原川という川が朝倉市などへの被害を拡大した実態があり、東峰村もこの川の氾濫の影響を受けた模様。


小石原川というのは、国道500号沿いを流れる川である。この途中に建設予定だったのが小石原川ダム。
で、この小石原川ダムの事業計画にはこうある。
1.災害発生時の影響
治水計画の目標としている規模の洪水が発生した場合、想定氾濫面積は約 2.7km2 となり、朝倉市には甘木鉄道、西日本鉄道、国道 322 号の東西南北を結ぶ交通機関があることから、これらの交通網が甚大な被害を被ることとなる。
これは過去の洪水記録などから考えても、被害抑制の必要性は明らかであって、また、渇水被害の抑制にも効果が期待できると、事業計画には記載がある。
災害実績
もちろん、氾濫した河川は23箇所もあったので、このダムができたからと言って洪水被害が起きなかったという事はできないが……。
5.治水計画の概要
○計 画 規 模 :150 年に1回発生する降雨を対象
○計 画 雨 量 :48 時間で 521 ㎜の降雨を対象
○基 本 高 水 の ピ ー ク 流 量 :800 m3 /s(基準地点:栄田橋)
○計 画 高 水 流 量 :660 m3 /s(基準地点:栄田橋)
○小石原川ダムによる調節量 :140 m3 /s(基準地点:栄田橋)
現在の小石原川に、治水計画の目標となる流量が流れた場合、小石原川ダムによって約 0.9m の水位低下を図ることができる。
効果が出れば、ある程度の洪水被害は抑えられた可能性はある。ちなみに、当初の完成予定は平成27年度、つまり2015年だ。
ダム計画
ところが、このダム工事は一時中断されていた実績が。



一体、どんな理由があってダム工事が中断されていたのか、はそろそろピンと来ている人も多いのかも知れない。

ダム事業:凍結の福岡「小石原川」と熊本「立野」、継続へ−−国交省 ( 2012年12月07日)

2012年12月8日
ダム検証で直轄ダムと水機構ダムにまたゴーサインが出ました。

ダム事業:凍結の福岡「小石原川」と熊本「立野」、継続へ−−国交省 (毎日新聞西部朝刊 2012年12月07日)http://mainichi.jp/area/news/20121207ddp041010018000c.html
 国土交通省は6日、本体着工などが凍結されていた小石原川(こいしわらがわ)ダム(福岡県朝倉市など)と立野(たての)ダム(熊本県南阿蘇村など)の2事業を継続する方針を決めた。
09年の政権交代以降、同省はダム事業をいったん凍結したうえで必要かどうか検証作業を続けていた。約3年間も要した結論に、胸をなで下ろした地元自治体がある一方、一部住民は「住民無視の一方的な決定」などと憤った。
  小石原川ダムは、小石原川沿い地域の水害軽減や筑後川(1級河川)の渇水対策などを目的に07年に着工した。総事業費1960億円。立野ダムは、熊本市など7市町村の白川(同)の洪水被害を防ぐ目的で87年に着工した。
総事業費980億円。いずれも用地買収などが進んでいたが、本体着工に至らないまま民主党政権下で凍結されていた。
そう、民主党政権の「コンクリートから人へ!」という下らないスローガンの元に行われた資金凍結が問題だったのである。



直接的な戦犯は菅直人ではある。

ダム事業の検証に係る検討について

平成22年9月28日
本日、ダム事業の検証に係る検討に関する下記の内容について発出したのでお知らせします。
1.ダム事業の検証に係る検討について
・国土交通大臣から関係各地方整備局長等及び独立行政法人水資源機構理事長に対し、
 ダム事業の検証に係る検討について【別紙1】のとおり指示しました。
・国土交通大臣から関係各道府県知事に対し、ダム事業の検証に係る検討について【別
 紙2】のとおり要請しました。
・検証対象とするダム事業は【添付資料1】のとおりです。
さて、このダム工事が延期されなければ、どこまで影響が抑えられたのかは検証することは困難だ。何が問題で、どんな工事が必要か?と言う話は真摯に検討されるべきであろう。
公共事業をガンガン減らしていたのは、何も民主党政権だけの責任では無い。現在の民進党にも当然責任はあるが、民主党政権以前から公共事業費用を削減する傾向にあった自民党にだって責任はあるのだ。
 

西日本新聞にはこんな記事が出ていた。

九州豪雨氾濫、5年前と類似 流倒木が川せき止め

2017年07月08日 06時00分
 5年前の教訓は生かされたのか-。福岡、大分両県を襲った記録的豪雨で氾濫した河川や浸水地域は、2012年の「九州北部豪雨」と重なる部分が多い。流倒木が川をせき止めるなど原因も類似。福岡県や国土交通省九州地方整備局は河川改修などを進めてきたが、結果的に甚大な被害を食い止めることはできなかった。住民たちは「また同じ所がやられた」と、古里の傷痕にやるせない思いを募らせている。
ただ、2012年の氾濫と似たような状況だった事を考えると、ある程度は予測可能であったと言えるのかも知れない。
201707080004_000
民進党が、恥知らずな発言をしていたが、「生活再建」も大切だとは思うが、再発防止の方がもっと大切なのである。多くの人々の暮らしに影響するのだから。



それと、このブログでは以前にコメントで指摘されていた話もちょっと追加しておこう。
 村の86%を山林が占める東峰村でも、なぎ倒されたスギが集落などに押し寄せた。針葉樹のスギは根の張り方が広葉樹より浅く保水力が低いとされ、大雨が降るとスギは山の表層ごと崩落する。「国策に従いスギの植林を進めたが…。林業の衰退とともに手入れが行き届かなくなったのも原因では」。渋谷博昭村長は疲れた表情で語った。
際限なく公共事業費用を費やすことは現実的では無いのだが、こうした針葉樹林、特に杉が植えられた山の問題は深刻である。
花粉症の問題もさることながら、各地で発生する災害の多くに関わっている事だと思われる。
 2012年7月の九州北部豪雨は福岡、熊本、大分の3県で計31人が亡くなった。福岡県朝倉市を流れる赤谷川や桂川は今回の豪雨でも氾濫。ともに九州最大の筑後川の支流だ。筑後川は1953年に流域全体で死者147人を出した「筑後川大水害」など、本・支流でたびたび氾濫を起こしてきた「暴れ川」として知られる。
 両支流を管理する県は12~14年度、赤谷川の復旧工事を実施。削れた護岸を直し、川底の土砂も取り除いたものの、川幅拡張などの増強工事は見送った。桂川は拡幅や川底掘削などを行っているが、工事進捗(しんちょく)率は5割未満で完成予定は9年先だ。
川の浚渫や、川幅拡幅を行っている様だが、そもそも山の斜面から流入する土砂の量を減らすという根本的なトコロに目を向けるべき時期なのだと思う。

「お家は大丈夫でしたか」などと白々しい現地視察しか出来ない民進党は、期待できないので、自民党の議員に問題提起をしていくべきでは無いのだろうか?



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8 件のコメント :

  1. 家が大丈夫ならとっくに帰ってね?と言うツッコミは無しですか?

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    1. タイで目覚めた日本人2017年7月17日 17:45

      そのツッコミは2ちゃんで散々やられてましたね(笑)

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    2. 避難している人にかける声で無いのは事実でしょうな。
      空気が読めるようなら民進党の党首を続けたりはしないわけで。

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  2. “腹が立つ”程度ではおさまりません。東日本大震災時に九州から第一次派遣隊で被災地に赴いた元隊員ですが、当時の首相を始めとする政府高官達のやり口には怒りを覚えたのを今でも思い出します。この方々に‘懲りる’という言葉は辞書に無いようですね。
    現在も被災地には私の同期達が災害派遣で赴いています。

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    1. 匿名様
      遅ればせながら尽力を尽くされた事、ありがとうございました。
      空前の予備役の召集も語られましたが、既に予備役年齢をとっくに過ぎており、キリスト教団体の医療ボランティアに10日ほど参加したのみでした。
      現地では貴兄ら現役隊員の方の誠意ある活躍の一端を見ています。本当にありがとう。貴兄らの活躍を感謝してます。誇りに思っています。ありがとう!

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    2. けるびむ様。
      そういって頂けると非常にありがたいです。
      ありがとうございます‼
      今も被災地に行っている私の同期生達には頑張ってもらいたいです。

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    3. お仕事、ご苦労様です。

      ……もうそれくらいしか出てくる言葉がありませんが、皆さまが無事に任務を果たされることを祈っております。

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    4. 木霊様。
      ありがとうございます。私の同期生達に伝えておきます。
      しかし、民〇党は何がしたかったのか凡人の私には理解出来ません。上記でも書きましたが、当時の官房長官から自衛隊に対しての暴言や首相を始めとする政府高官達の災害対応には自衛隊員からも不満の声が上がっていました。
      民〇党には政権運営はまかせられませんね。

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