2017年7月6日木曜日

【実質COIN機】FA-50が12機、フィリピンに引き渡される

ああ、前にもそんな話あったよね。

韓国航空宇宙産業、フィリピンに攻撃機12機引き渡し

2017年07月05日08時27分
  「韓国が製作した(South Korea-made)FA-50PHが爆弾を浴びせてテロリストを掃討することを願う」。フィリピンのドゥテルテ大統領が韓国が輸出した攻撃機に大きな満足感を表した。
  航空機を生産する韓国航空宇宙産業(KAI)はフィリピンに12機の軽攻撃機FA-50PHを引き渡したと4日、明らかにした。フィリピン空軍はこの日、アンヘレスのクラーク空軍基地で「フィリピン空軍の日70周年記念式」とともに「FA-50PH最終号機引き渡し式」を開催した。
「韓国が製作した」という部分以外は不安は無いよ!



えーっと、記事を探してみると、確かに関連するニュースがある。
これだ。
この記事の中で、2017年にかけて12機が納入されるとある。
行事にはドゥテルテ大統領をはじめ、ロレンザナ国防長官、ファロリーナ空軍司令官などフィリピン軍関係者が出席した。河成竜(ハ・ソンヨン)KAI社長、金在信(キム・ジェシン)駐比韓国大使も招請された。
無事に引き渡しが終わり、式典が執り行われたという話だな。Lead_In_Fighter_Trainer_TA-50_in_KAI

記事にはこんな事がシレっと書かれている。
  FA-50PHはKAIが米ロッキードマーチンと共同開発した高等訓練機T-50を基盤とした輸出型軽攻撃機。先端抗戦装備と武装装着が可能だ。KAIは2014年、フィリピンと12機のFA-50PHを約4億2000万ドルで輸出する契約をした。
FA-50PHとは、フィリピン輸出バージョンのFA-50って事なんだろうな。
で、この機体を設計したのは米ロッキードマーティン社であることは間違いが無いが、「共同開発」したという相手のKAIの方は?というと、ちょっと怪しい。仕様に口出ししただけなんじゃ無いかな?
まあ、「口出ししただけ」というのは半分冗談で、一応F-16C/Dをノックダウン生産していたのがKAIである。韓国で作られたヤツはKF-16という名前になっているらしいが、まあ、どうでも良い話だな。で、報道では「ライセンス生産」となっているが、多くの主要部品はアメリカで生産された物を韓国国内に持ち込む形で製造されるスタイルである。

このF-16をベースにしたのがT-50という練習機で、このブログでも散々扱き下ろしてきた。いや、悪い機体じゃ無いと思うが、コンセプトが意味不明なんだよな。そして、何故かこれに軽武装してFA-50と名前を変えたのが、今回のフィリピンに引き渡されたものの正体である。
そんな訳で、KAIはある程度の戦闘機に関する知見をもっている可能性はあるが、米ロッキード・マーティン社と「共同開発」できる程の技術は保有していない。
その証拠に、こんな記事が。
実は、T-50は2015年時点で国産化率は61%程度。特に主要部品に関しては全てアメリカに頼っているのが現状だ。



それでも、フィリピンに輸出できるのだからたいしたものだ。
当時、ドゥテルテ大統領は「祝賀飛行に使われる高価な飛行機は必要ない。むしろその資金で反乱軍掃討用の高速艇とヘリコプターを購入できたはず」と否定的な立場だった。
  しかし最近フィリピン空軍がすでに引き渡されたFA-50PHを反乱軍空襲作戦に投入して任務を終えると、認識は大きく変わった。今回の空襲に反乱軍組織は最高指導者イスニロン・ハピロン(Isnilon Hapilon)が負傷し、少なくとも4人以上の組織員が死亡したことが分かった。ハピロンはイスラム極端主義武装勢力ISと関係を持つテロリストで、米国務省がテロリストとして追跡している人物だ。
そして、フィリピンでの任務が、現在フィリピン国内で暴れ回っているテロ組織ISの残党の掃討作戦である。
いや、イスニロン・ハピロンは、テロ組織アブ・サヤフの幹部らしい。まあ、イスニロン・ハピロンが2014年にテロ組織ISに忠誠を誓うというような宣言をした経緯を考えれば、無関係というわけでも無い。
 
まあ、こうした国内で暴れるテロ組織に対して、軽戦闘機とはいえそれなりの成果を出せる機体を得られることが立証されたのだから、「追加購入を!」と韓国側が色気を出すのも無理は無い。



ただ、メンテナンスのことまで考えると、FA-50をCOIN機仕様の運用とは言え、導入したのはどうかと思う。
だって、肝心のメンテナンスは、韓国経由アメリカ行き。部品発注から修理まで、二度手間がかかるのだ。

実質、ロッキード・マーティン社が売ったと思えば、悪くは無いのかも知れないけれど……。

文在寅大統領「米国製戦闘機F-15購入するので韓国製高等訓練機T-50購入を」

2017年07月04日08時40分
  文在寅(ムン・ジェイン)大統領がトランプ米大統領に米国製戦闘機購入の意思を明らかにし、代わりに米国と韓国が共同開発中の超音速高等訓練機を米空軍が購入する案を提案した。
ああ、でも、何やらムン君がT-50をアメリカに買えって迫っていたな。
  米空軍は第5世代ステルス戦闘機のF-35などを操縦する飛行士養成用として次世代高等訓練機(APT)購入入札を進めているという。米空軍の主力訓練機であるT-38Cが45年にわたり使われ老朽化が激しくなっていることから、米空軍と海軍が使う高等訓練機約1000機を2回にわたり置き換えるATP事業は規模が最大38兆ウォンに上るという。
アメリカが買ってくれるなら、もうちょっとこの辺りの環境は改善される可能性はあるね。
頑張って!


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2 件のコメント :

  1. アメリカがわざわざ韓国から練習機を買うとは思えませんね。いつもの楽観的な考えからきている希望的観測な気がします笑

    韓国より中国の最新駆逐艦の方がよっぽど気になりますね

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    1. そうなんですよねー。
      アメリカが練習機にT-50を採用するのであれば、ロッキード・マーティンが直接作りますよね。
      韓国で組み立てるメリットはほぼありませんし。


      支那の駆逐艦ですか。
      アレは、良くないですね。数が増えたら空母なんかよりよっぽど脅威です。

      削除

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