北朝鮮、ついにICBMを発射する

良く金があるな、と感心するわ。

北朝鮮がミサイル発射 日本海の排他的経済水域内着水も

7月4日 12時15分

4日朝、北朝鮮の西岸から弾道ミサイルが発射されおよそ40分間飛行して日本海の日本の排他的経済水域内に落下したとみられています。排他的経済水域内への落下は今回が5回目で、防衛省は飛行コースなど詳しい分析を進めています。

防衛省によりますと、4日午前9時39分ごろ、北朝鮮西岸から弾道ミサイルが発射され、およそ40分間飛行して日本海の日本の排他的経済水域内に落下したと推定されるということです。

これで今年に入って5度目。


民進党が「もりかけ騒ぎ」を相も変わらずやっているのだが、世間はそれどころでは無い。

首相抜きで閉会中審査=自民提案、民進は拒否

7/4(火) 14:52配信

 自民、民進両党は4日、国会内で国対委員長会談を開き、野党側が学校法人「加計学園」の獣医学部新設などをめぐり求めている閉会中審査について協議した。

求めていた閉会中審査にも応じない姿勢だというのだから、呆れるしか無い。

 これに対し、民進党の山井和則氏は「首相が出席しなければ意味がない」として応じず、首相出席で予算委員会の場で閉会中審査を実施するよう要求。協議は物別れとなった。 

オマエラと違って、安倍氏は忙しいんだよ!!

 

そう言えば、北朝鮮からミサイルが発射されたらパヨクは大喜びだったな。

  • 安倍首相がピンチになると北朝鮮ミサイル。連携しているの?(笑)

流石にリンクを貼りはしなかったが、調べて貰えれば幾らでも出てくる。大丈夫か?


まあパヨクの陰謀論は、読むと精神に異常を来しそうなのでさておくとして、今回のミサイル発射は、これまでとはまた違う次元に突入したと言われている。

北朝鮮が発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域内に落下したと推定されるのはことし5月や3月などに続いて、今回が5回目となります。
また、これとは別の5月の発射の際は、およそ30分間飛行して高度が2000キロを超えましたが、今回はさらに10分間長く飛行しました。

発射頻度もさることながら、今回、発射されたミサイルはICBMである可能性が高いという分析が出たのだ。

米軍「北朝鮮は中距離弾道ミサイルを発射」

アメリカ太平洋軍は声明を発表し、北朝鮮が発射したのは、中距離弾道ミサイルだという見方を明らかにしました。アメリカ太平洋軍が弾道ミサイルを探知し、37分間にわたって追尾したあと、ミサイルは日本海に落下したということです。

発射当初はこんな事を言っていた米軍だが……。

米、北朝鮮ミサイルをICBMと確認-5日の安保理会合で討議

2017年7月5日 08:26 JST更新日時 2017年7月5日 09:27 JST

米国は北朝鮮が4日に発射したロケットは大陸間弾道ミサイル(ICBM)だったと確認した。ティラーソン米国務長官は4日、米国と同盟国への「脅威の新たな拡大」だと指摘、国連安全保障理事会で取り上げるだろうと述べた。

ICMBであることを確認した、と認識を改めた。

AFP_Q91WE

このミサイルに関しては、個人ブローガーではあるが軍事に非常に詳しいJSFさんがいち早くまとめられていた。

もちろん、北朝鮮はいち早くそれを発表していて、JSF氏のまとめは、それに基づく分析であった。この人の分析がいつも正しいとは限らないが……。

北朝鮮、大陸間弾道ミサイル発射に成功と発表-緊張悪化必至

2017年7月4日 16:01 JST更新日時 2017年7月5日 00:35 JST

北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射に成功したと発表した。事実ならば、米本土への攻撃が可能な核弾頭を搭載したミサイルの開発という目標に近づいたことになる。

ともあれ、アメリカも認めた、と言うのが現状である。


さて、この一連の報道を見て、「そもそもICBMと中距離弾道ミサイルの違いって何?」とか、「騒ぐ程のことなの?ミサイル発射はいつものことじゃん」とか、「安倍が打たせたんでしょう」とか、そういう感想を抱くのは個人の自由だ。

それをブログに書くことも、別に悪いことじゃない。

 

ただ、今回のこの発射によって、事態が大きく動き出す可能性があることは、直視する必要がある。

北朝鮮は「世界のどの地域でも攻撃できる」と豪語しているが、これはアメリカの逆鱗に触れる発言である。

事実、トランプ氏はこの様なツイートをしているし、実際、アメリカにも手が届く状態になったと言う事そのものは、大きな意味を持つ。


なお、ICBMだと何が不味いのか?という話だが、要は長距離飛ばせるミサイルを北朝鮮が手に入れた、と、そういう話だ。

戦略兵器制限条約(SALT)の定義によれば、5,500km以上の飛行能力を持つミサイルが「大陸間弾道ミサイル」となる。5,500kmは、アメリカ本土からミサイルを撃ったらロシアに届く距離である。当然、北朝鮮から撃てばアメリカ本土に届く。

 

今回北朝鮮が発射したミサイルの飛行能力は6,700kmであると見積もられている。

ICBM

こんな感じでミサイルが到達する。

 

とうとうアメリカが軍事介入できる口実が出来てしまったわけだ。


ここで、北朝鮮の目的とやらを一度整理しておきたい。もちろん、あくまで憶測の域を出ない話ではあるが……。

  • ミサイル開発をして、商品として売る事
  • 国際的発言力を獲得すること
  • アメリカに介入して貰って支援を取り付けること

この辺りだろうか。

まあ、割と巷で言われていることなので、改めて整理する必要も無い話だが。

 

ちなみに端から日本は眼中に無いというのが正直な所だ。日本では交渉の相手にならないし、引き出せるものは殆ど無いからだ。

だから、パヨクの言う「話し合いで何とか」というのは妄想にも程があるということになる。もちろん、これは北朝鮮の狙いが上の3点であるという前提に基づくものだが、しかし、過去の経緯から考えれば、強ち外れてはいないだろう。

 

故金正日氏は、「先軍政治」を表に掲げて、アメリカとの対立構造を演出し、要望が聞き入れられなければ、武力衝突も辞さない姿勢を示して色々な支援を受けた。

現将軍の金正恩氏は、出生について正当性が無い。朝鮮半島において何よりも正当性は重視されるので、この正当性を維持するために、金正日氏の政策をある程度踏襲することで補強していると考えれば、矛盾は無い。

実際、2012年の軍事パレードにおいて、金正日氏の「先軍政治」を継承する宣言をしているので、間違いは無いだろう。ただ、金正日氏よりも金日成氏の正統な後継者というスタイルを意識しているようで、この宣言の当時は、話し合いの余地がある指導者だという風に認識されていた。

 

だが、金正恩氏は、殆ど周りの意見を聞き入れず、外交交渉を行わず、とにかく軍事力の増強と尖鋭化に努めている。


この金正恩氏の頑なな態度には、その背景にアメリカとの交渉にあたって、対等な立場での交渉が難しいという背景が影響しているようだ。

 

結局、核兵器を持っているか否かで、国際的な発言力は段違いなのである。特に、弱小国にとってはその「一発逆転」の影響力は大きく感じるのだろう。

核兵器を搭載できるミサイルを得て、これを中東にばらまける体制を確保することで、アメリカとの交渉を対等な位置で進めたいという思惑があると考えられる。そして、今回のICBMの発射成功は、とうとうそこに手が届いたことを意味するのだ。

 

直ちにこれが有効になるとは思わないが、しかし、数年も放置すれば、北朝鮮は完全にアメリカとミサイルを打ち合える所にまで上がってくることはほぼ確実だと言われ、そうした時に何を要求するのだろうか?何を目指すのだろうか?

 

案外、南朝鮮の統治権を要求するのかも知れない。

……ただ、それだとアメリカは喜んで受け入れる可能性が高い。何しろ、今や韓国はアメリカの不良債権と化しており、話し合いの余地すら無いほど悪化している。

北の将軍様が統治してくれる話になれば、アメリカにとっては60年以上にわたる不良債権をとうとう清算できるのだ。舐められるのが嫌いなアメリカが、共産圏に屈するという形になる点は懸念されるが、寧ろ北朝鮮と真っ当な交渉が出来るのであれば、今の韓国をそのまま残すよりはマシという判断になってもおかしくない。


さて、今回の事案でどのような所に着地するにせよ、日本は無関係ではいられないのが現状である。

 

現状で、アメリカと北朝鮮が一戦交える可能性は十分にありうる。北朝鮮脅威論がどうの、と騒ぐ人はいるが、これはそういう話では無い。アメリカ側が手を出す可能性が十分にあるという意味だ。少なからず、北朝鮮はそのレッドラインを踏み越えたのである。

当然、アメリカの作戦が実行されれば、半島有事が再燃する事を意味するので、日本が無関係でいられることは無い。日本には米軍基地があり、そこから北朝鮮に出撃する話になるのだ。

 

仮に、北朝鮮とアメリカとの間での話が平和的に終わったとすると、それはアメリカが北朝鮮側の要望を飲むことを意味する。だが、核兵器が世界にばらまかれてしまっては、それこそアメリカにとって致命的な事態になりかねないので、そこは譲れないと思われる。となると、「平和的に終わる」というのは即ち北朝鮮の武装放棄に他ならず、それは金一族の理念と相容れない。

何が言いたいかというと、この話は致命的にボタンが掛け違っているのである。アメリカの譲歩できる路線と北朝鮮の譲歩できる路線は根本的に相容れない。その妥協点としてはアメリカ側にとっては時間稼ぎなのだが、北朝鮮にとって時間を稼がれては国力が削がれる結果となり、金王朝の崩壊を招く危険性が高いので、時間稼ぎもNGだろう。金正恩氏は早急に「結果」を出す必要があるのだから。つまり、アメリカと北朝鮮との間での妥協もまた、かなり苦しい展開だと言わざるを得ない。


アメリカと北朝鮮との間で交渉が出来る余地など、実は最初から殆ど無いのだ。

 

即時開戦、等とは言わない。

しかし、危ういバラスの上に成り立っているのは事実である。そして、それは今回の事で更に一段階進んだのだ。

 

その時日本はどうすべきか?

 

或いは、北朝鮮が、または韓国が消えて無くなったときに、どうすべきか?大量の難民が押し寄せてくる事態を招き、その時どうすべきか?

きっと、国民の間で真剣な議論を必要とする話は山のように積み上げられている。



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コメント

  1. 木霊さま。
    後半のとことん理詰めに語られる「致命的にボタンがかけ違っている」という説明は、淡々としながら背筋が凍るものがありました。
    そう、理詰で語られると、そもそも歩み寄る余地が僅しかなく、カリアゲが踏み越えてしまったのが理解できました。
    という事は、いずれ日本は必ずや巻き込まれるという事ですね。万一にアメリカが時間稼ぎに成功しても、その間にカリアゲはICBMを完成させて、その技術を中東に売りかねない。
    いや、その「まった」すら待たない。
    覚悟しておくべき時なのかと思いました。

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    返信
    1. 僕の分析は、参考意見程度にしておいてくださいね。

      ただ、情報が不足していることもあって、北朝鮮の勝利条件って一体何?と考えてしまいます。アメリカを譲歩させて、国際社会から金を引き出し、というのを延々やる積もりなんでしょうか?
      それにしては、既に致命的な経済制裁を受けており、国際的にはヤバイ領域に突入していて、これを容易に解消できるとは。

      何より北朝鮮が怖いのは、次の行動が「予測できない」「予測しにくい」という部分なのでしょう。

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