ロシアの外交官が各国で締め出される

モリカケよりも遙かに大きな問題に繋がるだろうニュースがコレである。

トランプ米大統領が対ロシア強硬策で欧州に同調、ロシアは困惑

2018年3月28日 1:01 JST
 ロシア政府にすり寄ろうとしているとして非難を浴びることの多かったトランプ米大統領が、これまで冷たく接してきた欧州と突然足並みをそろえた。
 トランプ大統領は26日、ロシア外交官60人をスパイだとして国外追放にすると決定した。この追放人数は1986年以来の多さで、英国で発生したロシア人元スパイ襲撃事件を受けてロシア政府への非難を強める欧州との団結を示した。米国の決定を含め、北米や欧州から追放されたロシア外交官の人数は合計100人以上に上る。

この問題は、そもそも何が発端だったのか?というと、こちら。

ロシア元スパイ殺害未遂、21人が健康被害 英

2018年3月9日 7時9分
【AFP=時事】英イングランド南西部ソールズベリー(Salisbury)で、元二重スパイのロシア人男性が神経剤による殺害未遂被害に遭った事件で、英警察は8日、事件後に21人が治療を受けたと発表した。
事件が起こったのは、3月4日のイングランド南西部ソールズベリー。
被害者はセルゲイ・スクリパク氏(66)とその娘のユリア氏(33)である。
何者かに襲われ、商業施設の外にあるベンチで倒れているところを発見された。2人とも依然として意識不明の重体だが、容体は安定しているという。
ここで問題とされたのが、このスクリパク氏はロシアから亡命したスパイだという点と、用いられた毒物がロシア軍の利用するものだったということだ。

スクリパク氏

このロシア人、なかなか凄い人みたいで、ロシアのスパイにもかかわらず、イギリスの情報機関に情報を流していた、つまり二重スパイだったという話なのだ。



情報の真偽は分からないが、プーチン氏に手紙を出していたという話もあったようだ。

毒殺未遂の元スパイ、プーチン氏に許し請う手紙書いていた BBC報道

2018年3月25日 15時31分
【AFP=時事】英国で毒物にさらされ意識不明の状態で見つかったロシア人の元二重スパイ、セルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏が、英国の情報機関に機密情報を提供していたことへの許しを請う手紙を数年前に、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に宛てて書いていたことが、英BBCによるスクリパリ氏の友人への24日のインタビューで明らかになった。
~~略~~
 ロシア政府はティモシュコフ氏の主張を否定。在英ロシア大使館はツイッター(Twitter)で、「セルゲイ・スクリパリ氏から、ロシアへの帰国許可を求めたプーチン大統領に宛てた手紙は存在しない」と述べた。


まあ、スパイであった事は確定で、イギリスの情報機関と通じていて、ロシアから命を狙われる危険性があった事は、ほぼ間違いなさそうである。

ロシア元スパイ暗殺未遂 神経剤の痕跡を発見

2018/03/12 08:02
 イギリスでロシアの元スパイの男性とその娘が意識不明になっている事件で、2人が訪れたレストランから猛毒の神経剤の痕跡が見つかったことが分かりました。
 ロシアの元スパイ、セルゲイ・スクリパリ氏(66)と娘のユリアさん(33)は4日、意識不明になる前に現場近くのイタリアンレストランに立ち寄ったことが分かっています。イギリスのBBCは、このレストランから猛毒の神経剤が使われた痕跡が見つかったと報じました。同じ店にいた客からは、これまでに被害の報告はないということです。捜査当局は、現場周辺から200個に上る証拠を集めていて、神経剤の特定や持ち込まれた経緯を調べています。
で、その毒物が発見され、ロシア軍が用いる「ノビチョク」と呼ばれる神経剤であった点が問題視された。

つまり、「動機も物証も掴んだ」とイギリス側は考えた訳だ。
そして、即時に制裁措置に移った。

イギリス政府、ロシア外交官23人を国外退去 元スパイ暗殺未遂受け

2018年3月15日(木)10時57分
英国のメイ首相は14日、英南西部ソールズベリーで今月、元二重スパイのロシア人男性とその娘に軍用神経剤が使用された事件を巡り、23人のロシア外交官に国外退去を要請する方針を明らかにした。
米政府も英国の決定に支持を表明した。

ロシアの元スパイ暗殺未遂 英米仏独の4カ国が緊急声明を発表

2018年3月15日 23時2分
 イギリスでおきたロシアの元スパイの男性と娘に対する暗殺未遂事件を受け、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツの4カ国の首脳が緊急の共同声明を発表した。NHKニュースが報じた。
で、コレに同調する国が増え、ついにはアメリかもというのが冒頭のニュースである。



欧州は、同調した結果、こんな感じになっている。

追放リスト

とにかくロシアの外交官を追放すれば良いんだ、みたいな流れになっている。一種のブームだろうか。
 トランプ大統領は26日、ロシア外交官60人をスパイだとして国外追放にすると決定した。この追放人数は1986年以来の多さで、英国で発生したロシア人元スパイ襲撃事件を受けてロシア政府への非難を強める欧州との団結を示した。米国の決定を含め、北米や欧州から追放されたロシア外交官の人数は合計100人以上に上る。

ロシア外交官追放 24か国130人超に 英首相「情報員の一斉追放」

3月27日 21時17分
イギリスで起きたロシアの元スパイの暗殺未遂事件を受けて、欧米を中心に24か国から合わせて130人を超えるロシアの外交官が追放されることになり、イギリスのメイ首相は「史上最大のロシアの情報員の一斉追放だ」と述べ、各国と協力してロシアへの圧力を強めていく姿勢を示しました。
~~略~~
イギリスで起きたロシアの元スパイの暗殺未遂事件を受けて、欧米を中心に世界24か国から、130人以上のロシアの外交官が追放されることになったことについて、ロシアのラブロフ外相は、27日、滞在先のウズベキスタンで、「アメリカは国際社会をどう喝している」と述べ、アメリカが各国に圧力をかけて、ロシアの外交官を追放させていると非難しました。
そのうえで、ラブロフ外相は「このような蛮行を、誰も許すはずはなく、われわれは許さない」と述べて、対抗措置をとるという考えを強調しました。


構図としては西側VS東側という体制になりつつあるのだ。

トランプ氏の次の一手がかなり又大きな影響を与える可能性が高いが、トランプ氏にとってロシアゲートの問題もあってロシアに対して甘い事をやるはずもない。

北朝鮮の話も気にはなるが、アメリカ対ロシアの構図のこのニュースの方が更に大きな問題になる可能性が高い。


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コメント

  1. 問題の大きさ的に半島で火遊びする余裕は吹き飛びますねぇ
    こう考えると、北って妙にツキがあるんですよね。極貧ですが。

    ウクライナ問題で取り上げられたことがあったと思いますが天然ガスを大きくロシアに依存するEUにしてはずいぶん大胆に動いたものです。
    それだけの確証あってのことなんでしょうが、落としどころがどうなることか。
    天然ガスの元栓を締めたらロシア経済が吹き飛んで旧ソ連の配給制に逆行しそうですが、大幅な値上げはやるかもですね。

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    1. この話は、半島での火遊びにも十分飛び火しうる話で、裏で繋がっているのでは無いかなと思います。今のところは、憶測でしかありませんが。
      だから、北朝鮮に「ツキがある」のではなく、政局を上手く読んでいると褒めるべきなのでしょうね。

      EUの動きは苛烈ですが……、証拠が薄弱に感じるのは、僕の気のせいなんでしょうかねぇ。単なる口実という気がしてならないのです。ロシアが善良なる国だとは、とても言えませんけど。

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