【韓国】 さーどうする?THAAD報復は解除されたけれど

よっぽど支那はTHAADの韓国国内配備というのが嫌だったんだろうね。
だけど、THAADは在韓米軍に配備されているので、韓国政府の一存で何とかなる話でも無い。なお、日本でもTHAAD配備の話は出ているのだが、あれもどうなるのやら。

中国国務委員、「韓国のTHAAD配備に対する報復措置を停止する」

2018年03月31日16時45分
中国の楊潔篪国務委員が、「中国は、アメリカのミサイルシステムTHAADの配備に関する、韓国に対する報復措置を停止する」としました。
この1年間、韓国領内に新型の軍備が配備された後、中国は政治、文化、経済における一連の報復措置を韓国に行使してきました。
北朝鮮のキムジョンウン朝鮮労働党委員長の中国訪問について説明するため、韓国を訪問している楊潔篪国務委員は、30日金曜夜、韓国のムンジェイン大統領と会談する中で、「THAADに関する報復措置を終わりにする」と語りました。
このニュースは、意外に重要なニュースなのだと思う。
この話は、2014年頃にニュースとして取り上げられるようになったが、在韓米軍基地にTHAADを配備しようと言うことが決まった辺りから問題が激化する。

まず、THAADについて簡単に説明しよう。
THAAD(Theater High Altitude Area Defense missile)は、終末高高度防衛ミサイルと訳されるのだが、迎撃ミサイルの一種である。PAC-3などの仲間なのではあるが、PAC-3は対弾道弾射程は20km程度で、一方のTHAADは200kmだと言われている。
つまり、THAADはPAC-3より高い位置でのミサイル迎撃を任務としているわけだ。

実のところ、中距離弾道ミサイルや長距離弾道ミサイルなど一旦、大気圏外に出てから落下してくるタイプのミサイルは、PAC-3で迎撃できる高度では既に迎撃できる速度を超えてしまい、迎撃率が低下してしまうと言われている。よって、高高度で迎撃するのがこのTHAADである。PAC-3とは迎撃できる高度が違うと、そういう話になる。

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さて、高高度で迎撃するためには何が必要かというと、広範囲を監視できるレーダーだ。相手の位置が特定できなければ、迎撃できるはずも無い。これに使われるのがXバンドレーダーである。

このXバンドレーダーが問題なのだ。
正確には、Xバンドのフェイズドアレイレーダー(AN/TPY-2)と呼ばれるもので、探知距離は概ね1000kmと言われている。

1000km[3]

はい、これが1000km探知可能な範囲である。扇状に1000km探知が可能だとすると(実際にはもっと長距離の探知が可能であるといわれている)、韓国国内に配備されれば北京に届いてしまう。
韓国側は射撃管制モードで500kmが探知範囲だから問題無いと説明していて、これが米軍の公式見解でもあるのだが、それを支那はおろか韓国ですら確認する術は無い。

そんな訳で、支那はこのTHAADの話がでた当初から、在韓米軍基地にTHAADが配備されることを強烈に反対をしてきた経緯がある。

冒頭のニュースは、その「報復措置」が終わるというニュースだったのだ。
え?何で?
中国の報復措置により、この1年間、多くの中国人観光客が韓国への旅行を自粛していました。
中国は、韓国に対する中国の報復措置の被害額は、150億ドルから200億ドルに上ると見積もっています。
支那のこの報復措置におる韓国への影響はかなり強烈なものがあったようだ。

韓国観光業がピンチ、中国人観光客が戻らず―韓国メディア

2018年3月31日 16時0分

2018年3月29日、米華字メディア・多維新聞によると、中国人観光客が戻らない状態が続く韓国で観光業界に対する悲観的な見方が広がっている。

観光業もかなり大きな打撃を受けているが、その他にも影響があったようだ。

中国から締め出される韓国製ゲーム

記事入力 : 2018/04/09 08:42
 中国が終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備を理由に過去1年間、韓国の新作ゲームの中国市場での営業許可を1件も下していない。これに対し、韓国に進出した中国のゲームは111件に達することが分かった。新たな輸出貢献産業に浮上した韓国のゲーム産業が中国との不公平な競争で被害を受けているという指摘が聞かれる。
これだけ効果があって、緩和?支那のメリットって何さ。



さて、こんな話があった後、直ぐにこんな話が。

米中貿易戦争、中国ネット上に米国製品不買運動の動き 韓国THAAD報復「二の舞」懸念も

2018年4月5日(木)14時04分
米中間で通商問題を巡る緊張が高まる中、中国のインターネット上では米国製品のボイコットを呼びかける書き込みが登場し始めた。米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備への反発から韓国製品の不買運動が広がった昨年のような事態が再発するのではないと懸念が高まっている。

最初の犠牲者は「韓国」でほぼ確定、米中の貿易戦争で「とばっちり」=中国

2018-04-09 09:12

 米国と中国の貿易摩擦が激化し、貿易戦争の様相を呈している。米国が関税を引き上げたことをきっかけに、中国も報復関税を発表するなど、互いに譲らない構えを見せているが、米中は経済規模がそれぞれ世界1位と2位の国であるゆえ、激化する貿易摩擦がもたらす影響の範囲は米中両国だけにとどまらない。
~~略~~
 さらに、輸出依存度が高いうえに安全保障でも米国に依存している韓国にとって、米国との取引や交渉で「切ることができるカードはほとんどない」うえ、トランプ大統領は「盟友ですら自らの目的実現の道具と見なす傾向が強い」と主張。また、米韓FTAの再交渉は韓国にとって不利となる可能性があり、関税をめぐる課税猶予でも韓国には将来的な保障が確約されていないと強調し、対米貿易で巨額の黒字を確保している韓国はいずれ再び米国の「ATM」として扱われることになりかねず、韓国は米国が発動した貿易戦争の「最初の犠牲者になるのはほぼ確定」であると伝えている。

米中の貿易戦争で韓国がピンチに?中国輸出品の「中身」は韓国産=ネットは肯定的「長期的にみればむしろいいこと」

配信日時:2018年4月6日(金) 11時50分
2018年4月6日、韓国・JTBCはこのほど「米中両大国の貿易摩擦が全面戦争に突入し、韓国がその間で厳しい状況を迎えている」とし、その理由について「中国輸出品の主要部品が韓国製であるため」と伝えた。
記事によると、中国が米国に輸出する大型テレビの主要部品は韓国産であり、テレビ価格の40%以上が韓国企業の利益になっている。問題はテレビだけでなく、スマートフォンに入る主要部品の半導体も相当数が韓国産。韓国の輸出全体に占める中国向けの割合は25%だが、その中の80%が部品や素材、すなわち中間財となっているという。
結局、支那としては韓国に対して「報復緩和」というカードを切ったとしても、痛くも痒くも無いというのが現実なんだと言うことなのだろう。寧ろ、「アメリカと手を切ってこっちに来いよ」と、その様なメッセージを込めたのだと思われる。

THAAD報復は、実質的にまだまだ継続する結果になりそうである。もちろん、韓国としてはその見返りを支那に渡さねばならぬということで、更にクビが絞まりそうな感じだ。
これ、北朝鮮の件と絡みがあるんだろうね。きっと、韓国は更なる対応を迫られる事になるだろう。

可能性としては「在韓米軍撤退」をルートに載せることを約束したんじゃ無いかな?ムン君ならやるだろうね。ただ、そうだとすると、韓国の未来は無く、北朝鮮に併合という形になるのだろう。



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コメント

  1. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32018年4月12日 20:35

    >なお、日本でもTHAAD配備の話は出ているのだが、あれもどうなるのやら。
    確かに、そんな話がありましたが、それは、自衛隊が装備するという話だったはず。
    そして、イージス・アショア(陸上型イージス)配備という話に展開したはず。
    なので、韓国の件とは、違うと考えます。
    (自衛隊のTHHAD配備を否定するつもりはないです。THHAD「も」あればいいと考えます)

    やっと、日本国内の一部に「在韓米軍、撤収したら?」論が、少しづつ出てきました。
    さて、どうなることやら。

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    1. そうですね、そういう文脈で書かないと誤解を生みそうな話でした。
      韓国には在韓米軍基地にTHAADが配置され、日本は自衛隊の基地に配置しようと画策しています。

      イージス・アショアは、THAADより優先するって話だった気はしますが……。どちらでしたっけ?THAAD諦めたんでしたっけ。

      何れにしても在韓米軍は撤退路線である事は間違いが無く、それが「いつか?」だけだと思うんですよね。もちろん、その為の準備が必要な事は言うまでもありませんので、ご指摘の議論は絶対に必要だと思います。

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