安倍氏、ロシアへ

26日にはプーチン氏と会談する予定になっているんだが、既に色々と牽制が出ているな。

ロシアへ出発 26日にプーチン大統領と会談

毎日新聞2018年5月24日 17時46分(最終更新 5月24日 17時54分)
 安倍晋三首相は24日、羽田空港から政府専用機でロシアに向けて出発した。首相は26日にモスクワでプーチン大統領と会談し、北方領土での共同経済活動の具体化や北朝鮮の非核化などを協議する。ウニの養殖やイチゴの温室栽培などの事業化を目指すほか、北方領土の元島民による航空機での墓参を今年も実施することで一致する見通しだ。
表向きは北方領土の問題の話し合いをしに行くようだが、このタイミングで北方領土の話も無いだろう。

日本は第2次大戦の結果認めよ=平和条約締結でロシア高官

5/23(水) 23:32配信
 【モスクワ時事】ロシアのウシャコフ大統領補佐官は23日、モスクワで26日に開かれる日ロ首脳会談で北方領土問題を含む平和条約締結問題が議論されるとの見通しを示した上で、「将来の文書は大戦後の現実に基づかなければならない」と述べ、条約締結には日本が第2次大戦の結果を受け入れる必要があるとけん制した。
ロシア側も十分にその点は警戒しているようで、わざわざ「北方領土」と口にしているが、プロレスの可能性が高いと、僕は思っている。
da990ce1
北方領土の問題に関しては、日本とロシアの主張は平行線上を辿る。
片や「日ソ中立条約(1941年)を破りやがって」と主張し、片や「アレは破棄した上での侵攻だ」と主張する。
日本側からすればロシアの主張は無理筋なのだが、ロシア側としては対日宣戦布告(1945年8月8日)が有効であり、無理な主張では無いと。



ただ、上でも書いたように、この話は今に始まったことでは無く、このタイミングでの北方領土問題の話し合いで、何か進むのか?という気がする。
首相は出発前に羽田空港で記者団に「平和条約(締結)が進展するよう、プーチン氏と腹を割って話さなければならない」と語った。
安倍氏はやる気を見せてはいるが、朝鮮半島有事に関する話し合いをするというのが本音なのだろう。

何故ならば、北朝鮮がなけなしのカードを切っている最中だから、と言う事がある。

核実験場廃棄へ「秒読み」=国際記者団招き透明性強調―専門家排除に疑念も・北朝鮮

5/24(木) 14:33配信
北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場を廃棄する作業は24日、「秒読み」段階に入ったもようだ。
北朝鮮は、核実験場放棄をアピールするつもりのようだが、専門家の立ち入りを禁じた上で、記者団に対して巨額の費用を請求する予定らしい。さらに、放射能測定装置の持ち込みなども禁じているのだとか。

外国記者団、核実験場へ出発 「完全に安全」と放射線量計は没収

2018.5.23 23:43
北朝鮮は23日、北東部、豊渓里の核実験場廃棄をめぐり、韓国記者団の取材を認めた。韓国記者団は同日、政府輸送機で北朝鮮側の取材拠点がある東部、元山に入った。
いや、「完全に安全」って、ちょっと無理があるんじゃ。

謎の「病」数年前から 核実験場近く

会員限定有料記事 毎日新聞2018年1月9日 06時40分(最終更新 1月9日 08時48分)
 頭痛や吐き気が続く。「もしかしたら」と受けた検査で「染色体異常がある」と診断された。北朝鮮の核実験場=咸鏡北道(ハムギョンプクド)吉州(キルジュ)郡豊渓里(プンゲリ)=から約20キロの集落から来た40代男性は、「核実験による放射線被ばくの疑い」という言葉に強い衝撃を受けた。
こんな報道もあっただけに、ちょっと洒落にならない。



既に報じられている通り、この各実験場は既に使えない状況で、放射能漏れなども指摘されているような危険なところである。

中国科学者「北の豊渓里核実験場、6回目の実験後にすでに崩壊」

2018年04月26日08時44分
  北朝鮮の豊渓里(プンゲリ)核実験場が昨年9月の6回目の核実験後に崩壊したという結論を出した中国地震学者らの研究論文が、国際学術誌に採択された。香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は15日、こうした事実を報道し、豊渓里実験場の崩壊が北朝鮮の核実験中断発表に影響を及ぼした可能性があると分析した。
そして、地理的にも支那に近い位置にある為に、支那からもクレームが入っているという話をチラホラと聞く。
wor1805230042-p2地図
支那の科学者の見解は「もう使えない」という事だったようだが、コレには反論もある様なので、どこまで信用できる話かはよく分からない。ただ、使えるにしろ使えないにしろ、老朽化が進んでいるのは事実で、早晩使えなくなるという点に関しては、異論を唱える人はいないようだ。

北朝鮮の核実験! 中国東北住民が放射能汚染に強い不安を訴えている

2017.09.08
~~略~~
 同省白山市の劉さんも、北朝鮮の核実験による放射能汚染を強く懸念している。
 「北朝鮮は毎回、中朝国境に近いところで核実験をやっている。放射能の漏えいの可能性は否めない。また、核実験が終わった後に、使用済の核燃料はどこに置くのかも難しい問題だ。だから、東北地方に住んでいるわれわれにとって、北朝鮮が核実験を続けることは、生命の安全にかかわる大問題だ。もちろん、北朝鮮の人々の健康も大きな害を与えている」
 白山市の南部地区は、鴨緑江を隔てて北朝鮮と接する。劉さんの友人は、北朝鮮の核実験場に近い同市長白山地区に住んでいて、すでにガンを患っている。
 「核実験の影響で、この地区の住民はガンの発症率が高い。しかも、同地区の発展が後れていて、情報も入ってこない。多くの住民は放射能の危険性についての知識がないし、当局もこういった注意喚起も行っていない」と劉さんは話した。
 中国当局は、北朝鮮の水爆実験について言論統制を強めた。国内メディアやインターネット上に同実験に関する報道や投稿を削除した。現在、中国外交部による「抗議」に関する報道が残されている。


支那が人民の不安を気にするとも思えないが、不満を解消する必要はあるだろうから、この核実験場が廃棄される事については異論はあるまい。



そうだとすると、北朝鮮のこの核実験場の廃棄はあまり外交カードとしては強くないだろう。
アメリカに対しても支那に対しても訴求力が無い。そして、支那はこの朝鮮半島情勢に首を突っ込みたがってはいるが、イマイチ蚊帳の外にいる感じで、米朝首脳会談で直接対話されてしまえば、手の出しようが無い。

では、ロシアはどうなのか?
北朝鮮関連で首を突っ込んできていないロシアは、しかしその裏側では北朝鮮からの労働者の受け入れや利益供与などを行っていると言われている。

北朝鮮を戦争に駆り立てるトランプに怯え始めたロシア

2018年2月1日(木)17時02分
北朝鮮に対する原油供給の全面禁止などアメリカが求める制裁強化策は、世界規模の紛争を引き起こす恐れがあると、駐北朝鮮ロシア大使が警告した。
ロシアのアレクサンドル・マツェゴラ大使は1月31日、ロシア国営メディアのインタビューで、核・ミサイル実験を繰り返す北朝鮮が国際社会で孤立し、アメリカ主導による「最大限の圧力」にさらされたことで、ロシアの国家安全保障が脅かされていると言った。
そして、アメリカの対応について不満を持っているのも事実だが、介入するとっかかりが無いのも事実なのである。

そうだとすると、ロシアにとってもこの日露首脳会談は「きっかけ」になり得るわけで。
アメリカとしてもロシアの出方は気になるだろうから、日露首脳会談での「話し合い」には何らかの言及をしていておかしくない。

日本はこの場面でもプレイヤーとして動いていると見た方が自然なのである。「蚊帳の外」を主張したいメディアは認めないんだろうけど、寧ろ、この他ミングで「北方領土ガー」という方が説得力が薄いのである。
もちろん、安倍氏としてはこのタイミングだからこそ、北方領土の問題をぶつける可能性はあると思う。表向きもそうなっているから、北方領土の話は絶対すると思う。
その上で、日本とロシアが平和条約を締結できたとしたら、それは今後のアジア情勢にとっても非常に大きな意味を持つだろう。


ランキングへの応援クリックよろしく!
にほんブログ村 ニュースブログ ニュース批評へ













コメント