環境汚染が進む支那で、習近平「美しい中国!」と嘯く

嘯くというか、「2035年までに環境を好転する」って強がっているのだけれど、ちょっと何を言っているか分からない。

習主席、環境汚染対策で檄=35年までに「美しい中国」

5/19(土) 20:56配信
 【北京時事】中国の習近平国家主席は18、19両日に北京で開いた全国生態環境保護大会で演説し、「2035年までに生態環境を根本的に好転させ、『美しい中国』をつくる目標を基本的に実現させる」と強調した。
というか、「美しい中国」って、何かのパクリか?

さておき、習近平氏がいきなりそんなことを言い出したのか?というと、そうでも無いと思う。
 会議には党、中央・地方政府、軍、国有企業の幹部らがそろって出席。習氏は環境汚染対策でも「党の指導を強化しなければならない」と表明した上で、「生態環境を害した幹部は一生涯責任を追及する」と檄(げき)を飛ばした。
ただ、「党の指導を強化」とか「一生責任を追及する」とか、強い言葉で迫ったのは、今回が初めてなんじゃ無いかな?これまでは環境を犠牲にしてまで経済を優先してきたが、経済よりも環境を優先せざるを得ない事態を迎えている可能性がある。
このブログで取り扱った2つの記事を紹介しておくが、それなりには気にしているようで、原発建設を推進して「何とかしたい」という気持ちが表れていると言って良い。
赤い河
まあ、それでもこんな感じなことが頻繁に起こるらしい。
p1
これは2017年の日経ビジネスの記事から引用した写真であるが、一見、大したことが無いように見える写真ではある。だが、赤茶けたヘドロの正体は重金属で、油が浮いているのを確認出来ることを考えると芳しい状況ではないようだ。

なお、Wikiなどを調べてみると、1982年に制定された支那の憲法には、既に環境保全に関する規定が幾つかあるようだ。
第26条第1項は、「国家は生活環境および生態環境を保護、改善し、汚染およびその他の公害を防除(原語は「防治」)する。」とし、国家の環境保全の責務を定める。
うーん、努力目標だね。
最近の話(それでも2010年頃までのデータのようだが)だと、南京市が廃棄物処理に力を注いでいるといった研究が紹介されている。
まあ、それはそれとして深刻な状況を示すデータもある。

がん発症、中国が突出 肺がんは世界の36%
12年WHO調査 肝臓・食道は5割

2014/2/13付
【大連=森安健】がん患者が世界的に増え続ける中、喫煙率が高く、大気汚染も悪化する中国で新規患者と死者の数が特に多いことが分かった。世界保健機関(WHO)がまとめた最新の「世界がん報告」によると、全体の死者数が最多の肺がんでは、2012年の新規患者の36%が中国人。肝臓がん、食道がんでは5割だった。世界人口に占める中国の比率(19%)を大きく上回る。
 報告書はWHO傘下の国際がん研究機関(IARC)がまとめたもので、03年、08年に続き3回目。中国は「肺、胃、肝臓、食道」の4つのがんの発症数、死者数が世界一だった。過去の報告では地域別の患者比率を明らかにしていなかった。
このデータが本当に信用できるかどうかはさっぱり分からないが、しかし、データを悪い方向に盛るという事はやらないと思うので、ある程度は信用しても良いと思っている。
北京市内2014
北京市内でも、こんな風景は日常茶飯事なんだろう。

中国大気汚染対策の成果に偏り、北京は大幅改善 全土では小幅

2018年1月11日 / 14:54 / 4ヶ月前
[北京 11日 ロイター] - 環境保護団体グリーンピースが11日公表した報告書によると、北京市と周辺地域では昨年に大気の質が大幅に改善した一方、中国全体ではさほど改善がみられなかった。
鉱工業の拠点が北京から遠く離れた地域にシフトしたことが背景。石炭使用や鉱工業の生産活動への厳格な規制に加え、昨年の天候条件も北京一帯の大気の質改善につながった。
一方、中国全体の大気汚染レベルは昨年4.5%の低下にとどまり、2013年以降で最も小幅な改善だった。産業界が石炭やセメント、鉄鋼の生産を増やしたことが理由という。

このような記事が出ているので、現在は大気汚染に関しては多少改善が見られる可能性があるが……、この調査自体が偽装されている事も考えなければならないけどね。

で、まあ、方向性としては、流石に支那も環境の話を無視出来なくなってきているという話なんだろうね。

中国、20年末までに汚染農地の約9割を浄化へ=環境保護相

2018年2月5日 / 13:30
中国の李干傑環境保護相は、汚染された農地の約9割を2020年末までに農作物にとって安全になるよう努めると述べた。また、国土の4分の1について、開発を制限するとした。
環境保護省は週末に開催された会議の内容をウェブサイト上で公表。それによると、李干傑環境保護相は土壌汚染問題を詳しく調査し、土壌汚染防止・浄化技術を試行するための試験区を開設すると述べた。
そして、その為に不思議なアプローチまで含めて色々やっているらしい。
でも、やっている事は不思議な感じがするが、インパクトとしては大きい。

大気汚染対策でつまずき=「脱石炭」難しく-中国

2017/12/13-15:28
深刻な大気汚染の防止を目指す中国政府の取り組みがつまずいている。汚染の根源とされる石炭を暖房用に使うことを制限し、天然ガスに切り替えようとしたが、一気に需要が増えて深刻なガス不足に陥った。寒さに震える人たちが続出する緊急事態に慌てた政府は一転して石炭の使用継続を認めるなど、対応が迷走している。
色々失敗を積み重ねつつも、支那も環境対策を努力しているようではあるね。

ただ、目に見えて分かる大気の方は力が入っているのだが、土壌汚染や水質汚濁に関する問題に対しては、なかなか対応が進んでいないのが現状だ。

中国「三峡ダム」が直面している巨大な危機

2017年07月07日
~~略~~
重慶市でも、押し寄せる砂礫で長江の水深が浅くなった。水底から取り除いた砂礫は50メートルも積みあがった。重慶大橋付近の川幅はもともと420メートルあったが、橋脚が砂礫に埋もれて砂州となり、今では川幅が約半分の240メートルに狭まっている。大型船舶の航行にも著しい支障をきたしている。
こちらの記事は、世界最大と言われる三峡ダムが数々の問題を引き起こしているという指摘なのだが、特に深刻なのは水質汚濁を引き起こしている点だと思う。

こうした水質汚濁や土壌汚染の問題は、非常に解決が困難である。「美しい」というのが、表面的な事柄だけに留まるのが支那の特徴でもあるが、ソレだけで終わらないことを期待したい。


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コメント

  1. もし環境問題に取り組むというのが本気なら、教育から始めてほしいですね。
    まずは旅行先の外国を汚すのをやめさせましょうよ。あちらこちらで問題になっているようですし。(関西空港では大量の空のスーツケースが「落とし物」となっているとか。)
    「日本は静かで綺麗でいい」と言ってやってきて「騒いで汚していく」民族性をなんとかしないと、「美しい中国」なんて実現するわけがありません。

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    1. 支那にとって教育は一番力を入れている部分なのでしょうけれど、その中に「マナー」とか「他人に迷惑を掛けない」とかいう概念は含まれません。
      中華思想は、自分たちこそが世界の中心という考え方なので、他者を思いやるというのは、不要な考えということに。

      もうちょっと入国審査のハードルが高くなるように設定すべきだと思いますよ。

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