再び北朝鮮の要人が支那へ

支那へ!

正恩氏の訪中から一週間…北朝鮮の要人がまた中国へ

5/14(月) 16:32配信
北朝鮮の高位要人が14日、中国北京を訪問したことが確認された。先週、中国大連で中朝首脳による電撃会談が行われてから一週間後のことだ。今回、北京を訪れたこの要人の正確な身元はまだ確認されない中、米朝首脳会談を控えて事前協議を指揮している金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長である可能性がささやかれている。
一体何を話し込んでいるのやら。
金英哲
この人物が今回、支那に再び渡航したと言われている、金英哲氏だが、最近では平昌五輪の開会式にも出席したことで話題になったな。
金英哲氏は御年72歳で朝鮮人民軍の実質的なトップであり、この上に金正恩氏が君臨する形にはなっているが、かなりのタカ派だと言われている。天安沈没事件(2010年3月)を主導した強硬派としても知られる他、非武装中立地帯(DMZ)の地雷爆破事件(2015年8月)にも関与が疑われている。ありていに言えば、韓国にとっては冷徹なキリングマシーンと言えるだろう。

そんな人物を、平和の祭典の開会式に招く韓国政府の脳味噌はどうかしていると思うのだが、まあ、それを今更指摘しても仕方あるまい。

で、この件で驚いたのは、先日も支那に随行しているのである、この人物が。

3月の訪中に含まれなかった金与正氏が同行…北の対米ラインが総出動

2018年05月09日09時58分
  北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の2回目の中朝首脳会談は、随行者と議題の面で米朝首脳会談の予告編という評価が出ている。中国大連で開催された首脳会談のために北朝鮮の労働党と国務委員会の外交・対南責任者が総出動した。中朝首脳会談で議論された韓半島(朝鮮半島)平和体制構築と北朝鮮非核化問題も米朝首脳会談との積集合領域だ。
  北朝鮮朝鮮中央通信によると、今回の金委員長の訪中には李洙ヨン(イ・スヨン)・金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長、李容浩(イ・ヨンホ)外相、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長、崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が随行した。労働党の国際部担当者も随行員に含まれたが、北朝鮮は公開しなかったとみられる。
先日取りあげた記事では、その旨が言及されていなかった。
しかし、前回の支那への訪問では、実質的に北朝鮮のトップが支那に勢揃いしたことになるので、北朝鮮国内はもぬけの殻状態であったと思われる。



クーデターを心配している国家とは、とうてい思えないようなやり方だが、そこまで追い詰められていると言っても良いだろう。
金与正副部長と崔善姫次官は金正恩委員長が3月に北京を訪問した当時、随行員の名簿に含まれていなかった。崔善姫次官は代表的な米国専門家だ。北朝鮮の非核化のための6カ国協議で通訳および代表として活動しただけに米国務省にも顔が知られている。金正恩委員長のスイス留学当時に大使を務めた李洙ヨン副委員長は労働党で北朝鮮の外交戦略と政策を総括する人物だ。最高人民会議外交委員長も兼ねていて、金委員長は父親のように考えているという。北朝鮮の代表的な外交ラインだ。
それだけ大掛かりな外交を仕掛けたのにもかかわらず、10日も空けずに再び支那へ行って、一体何を話し合っているのか。
この高位要人は同日午前、平壌(ピョンヤン)発高麗航空を使って北京首都空港に降り立った後、10時半ごろに空港の外に出てくる場面が目撃された。この日、北京首都空港には午前から武装警察が配置されて一般人の接近が統制された。この要人は池在竜(チ・ジェリョン)駐中北朝鮮大使の出迎えを受けて中国側が提供した儀典用車両で釣魚台迎賓館に移動した。池大使の車両は正午がやや過ぎた後、釣魚台を後にした。
~~略~~
一部では統一戦線部を率いる金英哲労働党副委員長である可能性が高いとみている。金党副委員長は、マイク・ポンペオ米国務長官の二度の訪朝の際、事実上のカウンターパート役を担ってポンペオ氏と数回会談したほか、金正恩委員長との面談にも同席した。
ここまでバタバタと外交を行っている背景には、一体何があるのか?

そもそも、これまで飛行機に乗って外交をやったことすら無かった金正恩氏が、いきなり飛行機に乗って支那に入ったのも驚きではあるが、今回も相当慌てた対応であると見て良いだろう。



実質的な北朝鮮の軍部実行部隊のトップが、「血の盟約」を結んでいると言われている支那へ出向いたということを考えると、あるいは軍事作戦的な何かを話し合う必要性があったという理解もできる。

ただし、支那にとって北朝鮮の存在は厄介で、言う通りにはならないけれど、かと言って敵対されるのも不味い。
このブログではさんざん北部戦区の話を引き合いに出しているが、その実情はハッキリしない。しかし、少なくとも以前は北朝鮮と瀋陽軍区は密接な関わり合いがあり、武器の横流しまでやっていた事実がある。現在も国際的な経済制裁そっちのけで輸出入をする関係にあると言われており、むしろ北部戦区が中央戦区と敵対している構図になっていると言われている。

つまり、習近平氏と北部戦区は対立関係にあり、支那国内にはいつだってクーデターの不安がある。北朝鮮を不用意に潰せない理由が習近平氏にはあるのだ。

かと言って、南北統一して朝鮮半島が民主化するのも如何にも不味いが、朝鮮半島をそっくりそのまま手中に収めるにも旨味がないという、厄介な土地である。

支那にとっては現状維持こそベターで、間違っても朝鮮戦争再燃などという状況を迎えないためにも、慎重に事を運びたいだろう。

支那には外交力がないが、支那にとって一番の関心事はフィリピンで開かれる米朝首脳会談に首を突っ込むことができれば、今の盤面を支配できる可能性が出てくるだけに、何らかの手は打ってくる可能性が高そうだ。

案外、核開発に関連する協力を北朝鮮側から求めていて、「核の完全放棄」を偽装するために支那に協力を求めているのかもしれないな。



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コメント

  1. もしかしたら亡命の相談かも…

    シンガポールは華僑の力が強いので、そこいらへんを上手く使って第三国への出国ルートの確認では?
    金正恩は体制維持よりも己の命の方が惜しいタイプと見ているんですけど、どうでしょう?

    会談の結果次第では、自身の立場の正当性が揺るぎかねません。国に帰っても今までの様な恐怖政治は行えなくなると思います。もしクーデターの可能性は高くなると考えたなら、支那(←IMEで変換出来ない…)の保護の下どこかへ逃げる可能性も低くない様に思いますが…

    撃つなと懇願しながらも撃ち殺されたカダフィ、吊るされたフセイン…もし北朝鮮国内でクーデターが起きて捕えられたら(ほぼ)間違いなく命は無いでしょう。
    支那は亡命に協力することで北朝鮮(おまけに韓国も)を実質的な支配下に置くことが出来ると考えたなら、どちらにとっても美味しい話だと思うのですが。

    なんてことを考えちゃったりしてます(笑)。

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    返信
    1. 可能性としては亡命の相談というのもありそうですよね。

      習近平氏に呼びつけられたのでノコノコと出ていった、というのとも何か違う雰囲気げすが、わざわざ金正恩氏が出ていかねばならない案件と言えば、やはり国家の命運をかけた話だと思います。

      ただ、亡命を願い出るならロシアにコネを作ると思うのです。以前言われていましたが、スヴァールバル諸島辺りは有力と言われますね。あんな寒いところに行きたがるかは分かりませんが。

      だとすると、やはり軍事協力的な話が中心だと思うんですよね。

      削除

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