韓国、斬首作戦を事実上の断念

アメリカも、鼻血作戦(ブラッディー・ノーズ作戦)を実行しようという話があったけど、斬首作戦は韓国も検討していたみたいだね。

韓国の斬首部隊用の潜入ヘリコプター事業、事実上の白紙化

2018年05月05日11時48分
  韓半島(朝鮮半島)有事の際、北朝鮮指揮部を除去するための特殊任務旅団(斬首部隊)を平壌(ピョンヤン)など北朝鮮後方に侵入させる韓国の特殊作戦用ヘリコプター事業が、事実上、白紙に戻ったことが明らかになった。先月27日、南北首脳が板門店(パンムンジョム)宣言で軍事的緊張状態を緩和して戦争の危険を解消することに合意したことに伴う措置だとの見方がある。特殊作戦用ヘリコプターだけでなく、韓国軍の主要武器導入事業全般が縮小される可能性まで提起されている。
潜入用のヘリコプターが無かったら、車で国境を越えるのかな?

韓国軍が斬首作戦を決行しようとしていた話はこのブログでも色々触れている。
過去にもシルミドと呼ばれる部隊があったが、これはその当時は明らかにされずに、2003年に映画化されることで韓国国内に「そうした事件(1971年8月)があった」という事が認知されたようだ。
さておき、2015年には韓国軍の幹部が再び斬首作戦を立案し、その為の部隊を編成しちゃうんだよね。

ところが、これがまた計画倒れに終わってしまう。
よりにもよって、その存在が相手国に周知された上で(まあ、報道したしねぇ)、アメリカ軍が立案して米韓連合軍が作戦遂行を行う為の作戦計画5027や作戦計画5015が漏れていたこと、斬首作戦に関する内容も漏れていたというのだから凄い。
李議員によれば、韓国軍が斬首作戦に関して立てていた(1)金正恩委員長など北朝鮮指導部の移動状況の識別・報告(2)北朝鮮指導部の避難先の封鎖(3)空中強襲作戦(4)北朝鮮指導部を確保・除去した後の離脱-の4段階についての計画内容が流出したことが判明した。
日本も、公文書扱いで自衛隊の日報が公開されてしまうと言うとんでもない国なので笑えないが、韓国軍も重要な情報が漏れまくりであった。
で、それどころか、必要な兵器すら確保できていないという実情が明らかになっちゃった。

韓国軍:必要な兵器を確保できない「斬首部隊」

~~略~~
6日に国会で可決した来年度の国防予算は43兆1581億ウォン(約4兆4200億円)だが、その内訳を見ると同旅団専用の装備や物資、被服など11品目に65億7600万ウォン(約6億7300万円)が配分されていた。
ただしこれら追加の兵器購入は着手金となる3億4000万ウォン(約3500万円)のみが今回反映され、実際に導入されるのは2019年以降となる見通しだ。
そんな部隊には予算を付けられないって事らしい。ビックリである。



で、そんな斬首部隊が欲しがっていたのが、アメリカの特殊作戦用ヘリコプターである。
MH-47G
MH-47というヤツなのだが、チヌーク(CH-47)の最新型モデルに改造を施した特殊作戦用に改造された機体だ。
アメリカ軍では2006年から運用が始まったようだが、海外に販売された実績は無い。
特殊作戦用ヘリコプターは、一般ヘリコプターに地形追跡レーダーや精密航法装備などを装着しているため、夜昼間・全天候飛行が可能だ。また、空中給油を受けることができるため遠方への飛行も可能なほか、機体を防弾装備によって保護して高い生存性も誇っている。別の消息筋は「もともと合同参謀本部は、米軍特殊部隊が使っているMH-47を米国から購入しようとしていた」と述べた。
~~略~~
消息筋は「韓国軍が在韓米軍を通じて説得した結果、武器輸出統制部署である国務省がMH-47の販売を肯定的に検討するという答弁を聞いた状態だった」と説明した。だが、合同参謀本部の立場の変化により、MH-47導入の話はなかったことになるものとみられる。
買う事のできる見込みの無いヘリコプターを「買うんだー」とか盛り上がっていたけど、結局、アメリカ議会に持ちかけたかどうかすら分からない状況で、予算も付かない、それどころか縮小するって話になっちゃった。



一応、色々と買ったみたいだけど……。
  当局は、今年325億ウォンを投じ、特殊作戦用短機関銃や高速流弾機関銃、自爆型無人機、偵察用無人機、透視レーダー、遮音ヘッドホン、生体認識装置、防弾ヘルメットなどの武器と装備を補強している。
何か、面白い単語が色々並んでいるな。
  • 特殊作戦用短機関銃
  • 高速流弾機関銃
  • 自爆型無人機
  • 偵察用無人機
  • 透視レーダー
  • 遮音ヘッドホン
  • 生体認識装置
  • 防弾ヘルメット
……ん?「自爆型無人機」って確か何処かで見たような。
これのことかな??
防弾ヘルメットなんかは、確かオモチャを使っているなんてニュースがあったが、まさか、それ?
しかし、特殊作戦用ヘリコプターなど潜入手段が不足していた。空軍の輸送機であるC-130を4機、潜入用に改良しているが充分ではない。
で、肝心の「足」の方がC-130を4機持って居ると言うことらしいのだけれど、ヘリコプターが無かったのだとか。
C-130_Hercules
ハーキュリーズねぇ。
中型輸送機で、荒れ地にも着地できる仕様。エアボーン作戦をする為に、日本の第一空挺団も採用している。まあ、なかなか素晴らしい機体ではあるんだけど、設計は古いよね。
そして、エアボーン作戦はヘリボーン作戦のように「場所を選ばない」というメリットが無い。柔軟な運用が求められる斬首部隊であれば、ヘリコプターも欲しいよね。それこそオスプレイみたいな装備の方が良いんじゃないかなぁ。



まあ、そんな訳で、部隊はしっかりと構築できないままで縮小の方向に向かうよと言うのが、このニュースの中身なのである。
このために「『俊敏で恐ろしいヒョウ』のような軍隊を作るという国防改革2.0は、11日の大統領報告の前に失敗した」という話が国防部内外から聞こえてくる。軍の規模を縮小したことで、俊敏ではあるものの先端武器が少ないため、別に怖くもなんともなくなったという意味だ。
国防部からも嫌味が聞こえているらしいけれど、嫌味の1つも言いたくなる惨状だね。

ムン君の肝いりで、北朝鮮に仇なす国情院も解体の危機を迎えている(「北朝鮮に対する一切の工作活動を禁止する」と命令されて、既に骨抜きだと言われる)し、斬首作戦も事実上断念という方向性である。

まあ、韓国軍そのものも、少子化の煽りを受けて縮小傾向なので仕方ないんだけど、ここのところあからさますぎる。



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