民泊新法施行で、無許可の民泊が一部撤退

民泊そのものに僕は反対しているんだけれど、コレはコレで気になるニュースだ。

日本の民泊新法、中国人は不動産売り払い撤退の動き―中国メディア

配信日時:2018年6月5日(火) 10時50分
2018年6月4日、中国新聞網によると、民家やマンションの空き部屋に旅行者を有料で泊める「民泊」を解禁する住宅宿泊事業法(民泊新法)が15日に施行されるのを前に、民泊への活用目的で日本に不動産を購入した中国人らが次々と物件を売り払い、撤退の動きを見せている。
これはレコードチャイナの記事ではあるが、日本の他のメディアも報じている。

家主の不在は1時間まで 民泊、ビックリ規制で激減

2018/6/7
 住宅に旅行者などを有料で泊める民泊が6月15日に解禁されるが、事業者の登録届け出が低調だ。1カ月前の時点でも全国で約720件にとどまり、ゼロという地域さえある。数万件以上が営業していた従来とは様変わりだ。解禁を機に民泊をやめるという人たちに理由を聞いたところ、厳しい規制と煩雑な手続きが浮き彫りになった。きちんとルールを守ろうとする「真面目な人」ほど継続をあきらめる矛盾も垣間見える。
何か、新法が悪いことのように指摘しているが、しかし、民泊が法制化されれば、そりゃ、問題が発生しないような構造を狙うのは当たり前の話。
民泊を狙う一角
ただまあ、民泊をつけ狙う大手さんが参入するというのもまた、あまり良い話では無い。楽天って……、ハイエナ同然だよな?いや失礼、きっとそんなことは無い。

そもそも、民泊って何よと言う辺りから少し踏み込んでいこうか。
民泊とは、一般の民家を宿泊場所として提供することを指すが、世界的に見ると色々な形態で運営されている様だ。
ただ、個人間での貸し借りが、面識の無い同士で発生するようになると、様々なトラブルをどのように解消したら良いかという点が問題となる。

近年問題となっているのは、民泊をやることで、近隣住民が迷惑を被るパターンだ。

「民泊」全国解禁迫るも、消費者の約9割「利用する気はない」。居住地域の資産価値への影響懸念の声も……

2018/06/02 配信
民泊ビジネスを取り巻く環境があわただしさを増している。6月15日の住宅宿泊事業法(民泊新法)施行に向けての物件の届出件数は低調であるものの、民泊市場を新たに収益につなげたい思惑が働く。
~~略~~
そもそも民泊を経験したことのある人も同調査では 5.1%に過ぎない。「利用したことはない」(94.9%)との回答が圧倒的だ。今後の利用意向についても「利用する気はない」(86.9%)が大多数を占めている。他の年代に比べて利用意向の高い10代であっても利用する気がないとの回答が75%以上に達している。
実のところ、日本人の大多数は民泊に殆ど関心がない。
あっても利用しないと考えて居る人が殆どで、これは民泊という制度に抵抗感が強いことが影響していると思われる。
つまり、民泊を利用したいと考えている人の多くは外国人なのである。

民泊では近隣住民からの苦情によって撤退を余儀なくされることもある?

2018年2月7日
日本でも民泊を始める人が多くなっています。
海外からの観光客の増加で安くて気軽に利用でき、現地の日本人との交流がしやすい民泊が人気を集めているからです。民泊が増えるのと同時に、民泊に関するトラブルも増えています。
もちろん、トラブルの形態も様々であるので、一概にどれが悪いということを言うのは難しい。

新しいことをはじめれば、色々トラブルがついて回るのは世の常だしね。

しかしまあ、こうしたトラブルを見ていくと、「ああ、」と思うことは、人口密集地で民泊やっちゃダメなんじゃ無いかと。
多分、便利だしトラブルが起きない程度に運用されれば良いことなのかも知れない。でも、どんな人間が泊まるか分からないと言うのは、近隣住民にとってはかなりのストレスになると思う。そういう意味では、マンションとかの一室を民泊に使うという発想は、僕にはちょっと理解できない。

富山)朝日町で大阪の中学生が民泊 田舎暮らし体験

高津守2018年5月30日03時00分
 民泊で都会の中学生に田舎の生活を味わってもらう体験型の修学旅行が24、25日に朝日町で行われた。活性化に向けて「にぎやかな過疎」をスローガンに掲げる同町は、10年ほど前から体験学習で県外の中学生らを受け入れていたが、2016年から民泊による修学旅行受け入れを始めた。

逆に言えば、こういった感じの田舎の民家を使うようなアイデアは面白いと思うのだ。

民泊に関しては、僕も勉強不足なので、イメージだけで語っている部分があって申し訳無いのだが、今回のニュースのキモは何か?というと、ヤバイ業者が淘汰される可能性があるという話だ。

記事では、「真面目な事業者が……」というような形で報道されているが、しかし、使う側から考えれば、歓迎されていないような場所に宿泊するなんてとんでもない話。

気軽に泊まれる、のと、気軽に貸せるは両立しない。
旧態依然として努力していない宿泊業者など淘汰されてしまえば良いが、今回の話はそういうのともまた違うと感じている。

民泊に関してはもう少し調べてから踏み込んでいきたい対のだけれど、本日は法整備が始まったよー、という辺りで終わっておきたい。


追記 (2018/6/11)

情報を戴いたので追記しておきたい。

【速報】Airbnb、違法民泊の「全削除」を突然開始 民泊新法の番号登録等のない物件で

2018.06.02 2018.06.08

民泊仲介サイトのAirbnb(エアービーアンドビー)は6月2日に無許可の民泊物件を検索結果から全削除したことがわかった。6月1日に観光庁から発出された違法物件の宿泊予約取り消しや適法民泊への予約変更を求める通知を受けたもの。

この話の前情報として、こんな話があった。

Airbnb、正確な届出番号かのチェックまではせず 住宅宿泊事業法の届出開始で

2018.03.16 2018.03.18

Airbnb(エアービーアンドビー)は3月14日、東京都内で会見を開き、住宅宿泊事業法(民泊新法)施行に向けた、取り組みなどについて記者発表会を行った。

また15日には既存のAirbnbホストに対して、「2018年6月14日までに届出番号を取得し、リスティングページに同番号を記入する」ことを求めるメールを通知している。

Airbnbからのアナウンスの通り、6月15日以降もAirbnbにて掲載を行う場合、(1)住宅宿泊事業法の届出番号、(2)旅館業法の営業許可番号、(3)特区民泊の認定番号、(4)イベント民泊、(5)その他の正当な法的理由、いずれかの記入が必要になる。

アメリカの大手Airbnbが、「届出を受ければ登録するよー」と発表していたが、その要件として「認定番号」が必須ということが示されていた。

今回は、その認定がなされない違法物件について、登録が取り消されたという話。

コメント頂いた通り、これは民泊にとっては非常に大きな影響があったハズだ。何しろ、Airbnbがマッチングしなくなったわけだから、その違法物件は存在しないも同じになる。


もう一つ面白いニュースが。

2018年の引っ越しは6月以降が良い!? 民泊新法の施行で数万室の優良物件が賃貸市場に放出か

2018.04.09 2018.04.19

今年6月15日に一定のルールの下で民泊を全国的に解禁する住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行される。民泊運営に興味がない人にとっては、興味のないニュースかもしれないが、「2018年の引っ越しは、6月以降にすると優良物件に巡り会える」と言い換えるとどうだろうか?

~~略~~

民泊市場のリサーチ・調査を手掛けるメトロエンジン株式会社が提供する民泊ダッシュボードのメトロデータによると、2018年2月時点で日本の民泊物件は約50,000室あり、そのうち東京都には約17,000室、大阪府には約13,100室の民泊物件が存在している。

このうち、空き部屋を貸し出す家主居住型の民泊ではなく、家主不在型の民泊(まるまる貸切)の物件は、東京都に約13,800室、大阪府に約10,800室ある。

Airstairが実施した既存の民泊ホスト向けのアンケート調査「住宅宿泊事業法意識調査 2018」では全体の80%が無許可の民泊であると回答しており、大半が無許可の民泊である可能性が高いといえる。

これの意味するところは、優良物件が比較的安価に取引される可能性があり、物件の価格が値崩れするだろうという話。


まあ、違法物件が無くなることは無いだろうし、サービスをしているのもAirbnbだけではないが、影響は間違い無く大きいだろうと思われる。



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コメント

  1. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32018年6月11日 3:34

    この件に関しては、以下の情報を無視できないと考えます。

    ソース)airstair「【速報】Airbnb、違法民泊の「全削除」を突然開始 民泊新法の番号登録等のない物件で」2018.06.02
    >民泊仲介サイトのAirbnb(エアービーアンドビー)は6月2日に無許可の民泊物件を検索結果から
    >全削除したことがわかった。6月1日に観光庁から発出された違法物件の宿泊予約取り消しや適法
    >民泊への予約変更を求める通知を受けたもの。
    ソース)airstair「【速報】Airbnb、違法民泊の宿泊予約も強制キャンセル 観光庁通知を受け徹底排除へ」
    >民泊仲介サイトのAirbnb(エアービーアンドビー)は、住宅宿泊事業法の届出番号や旅館業法の
    >許可番号を入力していない民泊について、6月15日から6月19日までの宿泊予約を強制キャンセル
    >することを明らかにした。

    先週は、早朝から大きなトランクを持って移動する連中が、明らかに減ったように感じます。
    それほど、影響があったものと考えます。

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    1. ほほう、面白い情報をありがとうございます。

      影響があったんでしょうねぇ。

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