北朝鮮が日本に「金で解決できると思うな」と吠える

え?ナニナニ、金が欲しい?

北朝鮮「金で解決できると思うな」 日本の核査察費用負担発言に反発

2018/07/18 19:11
【ソウル聯合ニュース】河野太郎外相が国際原子力機関(IAEA)に対し、北朝鮮の非核化でIAEAが査察に入る場合、費用負担する用意があると伝達したことについて、北朝鮮の朝鮮中央通信は18日に論評を出し、「日本は過去を精算する勇気を持ったほうが良い」と皮肉った。
いや、オマエんところは過去を直視すると「正当性」が失われるので、直視できないんだろ。韓国と並んで歴史がファンタジーな国なので、「北朝鮮の歴史」など清算する価値がない。
どうも、朝鮮半島における「正しい歴史認識」というのは、「オマエが俺に合わせろ」という程度の話でしか無く、それが正しいかどうかは気にしないようなのだ。

日本人はその点はしっかりと理解した上でこのニュースを考えなければならない。
さてさて、北朝鮮が何を言っているか、なんだけど……。
また「金で万事を解決できると考える日本の低劣な考え方は昔も今も変わりない」とし、「費用負担の用意などの発言は朝鮮人民の怒りを買うだけだ」と非難。その上で「過去の朝鮮に対する植民地支配や、わが人民の前で犯した反倫理的な罪悪に対し、誠実に謝罪して正しく清算すること、これが日本のするべきこと」と強調した。 
これ、韓国系のメディアである総合ニュースの記事なのだが、北朝鮮の主張を紹介する体となっている。でも、内容は1mmも否定していないんだよね、驚くべき事に。
かなりの事実誤認を含んでいるのに、だぜ?

しかし、韓国にとっては北朝鮮の主張を否定する理由は全く無いのだ、困った事に。
それは、こちらで主張したように、北朝鮮と韓国が仲間だからという理由ももちろんあるのだが、もう少し別の理由もある様に思われる。

……のだが、一応、事実関係を先に整理しておきたい。
  1. 日本は北朝鮮を国家として認めていない(日韓基本条約)
  2. 日本は朝鮮半島を植民地支配したという事実はない(日韓併合条約)
    • 注1:ただし、事実上の植民地支配だった
  3. 戦後、日本は朝鮮半島に対する経済的支援を韓国に対して行った(日韓基本条約)
  4. 本来、日本は朝鮮半島に対して「戦後賠償を行う必要は無い」(サンフランシスコ講和条約)
  5. 日本が朝鮮半島から人民を強制連行した事実は無い(国家総動員法)
    • 注2:ただし、徴用は短期間(6ヶ月)だけ行われた
    • 注3:労働者の募集は、半強制で行われたとされる資料もあるが、大半は公募形式だった。
    • 注4:戦後、大半の労働者、兵士は朝鮮半島に帰国した。その支援事業を日本政府が行っている。
    • 注5:現在、日本に在住する北朝鮮出身の朝鮮人は、戦後移住したものが大半である。韓国出身の朝鮮人も同様に戦後移住したパターンである。これは朝鮮総連などが認める事実である。
  6. 「拉致」をした事実は北朝鮮が認めている(日朝平壌宣言)
  7. 日本側は、「過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に他だな損害と苦痛を与えたという歴史的事実がある」と認め、反省し、謝罪をしている(日朝平壌宣言)
  8. 日朝平壌宣言は、事実上、有名無実化し、日本側の立場としては、北朝鮮側が一方的に宣言を踏みにじったとしている
大雑把だが、こんな所だろうか。殆どを条約などを引用している点からも分かるように、少なからず2国間で合意形成のあった「事実」だと理解して良いだろう。



こうやって事実だけ並べてみると、北朝鮮側の主張は無理筋に思えるのだが、北朝鮮にとってはそんな事は些細な事だと感じているようだ。

「拉致問題は歴史の裏道に消えた」北朝鮮が主張

2018年07月18日 | 日朝 歴史問題
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は17日、「日本は朝鮮民族に対する過去の罪悪を一日も早く清算すべき」とする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論評は、「日本が歴史の裏道に消えた『拉致問題』をしつこく持ち出して固執する目的は、それを過去清算を回避する盾に、対朝鮮敵視政策と再侵略の政治的スローガンに使おうとすること」にあると指摘。
昨日もこんな寝言を主張していたようだが、勝手に言わせておくのも問題である。


しかし、この発言の中で興味深いのは「朝鮮民族に対する過去」と言及している点だ。韓国国内でもそうだが、日本が朝鮮半島に対して行った経済的支援など無かった事にされているし、日韓併合時代〔1910年~1945年)に日本が朝鮮半島に対して多大な資金を投入してインフラ投資を行っていた事実も無かった事になっている。
つまり、韓国に対しても日本は謝罪や経済的支援を行っていないことになっている。

北朝鮮にとって韓国は未だに「アメリカの傀儡政権」であり、正当な政府であるとは認めていない。その韓国に対する様々な援助についても認めないとする立場をとっている。であれば、「日本が勝手に韓国に支払った支援が無効だ」という立場は分かる。分かるのだが、しかし現実問題として金が出ているのも事実なので、本来であれば北朝鮮は韓国にそのお金を要求すべきだ。


結局のところ、この様な事実無視の背景には、北朝鮮は日本から如何にして金を巻き上げるか、それだけしか考えていない事がある。そして、どんな態度をとっても、殴りかかってこない弱腰の国だと言うことは、スパイ活動によってもハッキリしてしまっているので、要求はエスカレートする一方だ。

一方の韓国としても、この北朝鮮の主張に対して異を唱えないのには理由がある。
それは「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展の裏側に、日本の経済支援があった事を韓国政府が国民に知らせたくないという事情がある上、そのお金は北朝鮮が本来受け取るべきお金だったことも世間に知らせたくは無いという事情もあるからだ。

何しろ、使い込んでしまった上に、韓国経済は現在、かなりヤバイ状況を迎えている。ここで、何十兆ウォンという額を北朝鮮に支払うなどということは到底できない事だと言うことは、韓国政府が一番身に染みて分かっている。

だから、北朝鮮の荒唐無稽な主張を自らも振りかざすような状況にある。



そんな訳で、北朝鮮を相手にするためには、韓国はまずあてにならない。

日本は早急に憲法9条を破棄する必要があるのだが、破棄したらOKかというと、そういうワケにも行かない。つまり、早急に法改正を行って北朝鮮に対して武力行使できる体制を整えることは必要だが、しかし現実問題としてこれを実現するには時間が足りない。寧ろ先にスパイ防止法を作って、おかしな与党議員、野党議員をバンバン捕まえないと憲法改正手続に入ることすら困難である。まあ、これは半分くらい冗談ではあるが。
ただ、現行法解釈下でも北朝鮮に対して武力行使ができるという姿勢はしっかりと示しておく必要はあるだろう。ロジックとしては、国民が連れ去られたので自衛のための戦争を行うというロジックなのだが、しかし、日本の自衛隊が幾ら優秀とは言え、それは想定された範囲の自衛権行使に対しての話であり、実際に北朝鮮に拉致被害者を取り戻しに行くためには、海兵隊のような組織も無ければ、北朝鮮内部の情報を得るための諜報機関も、情報収集手段も存在しないので、現時点で実行不可能な案ではある。

とすると、次善の策としてアメリカとの協調によってアメリカに軍事部門を担当して貰う代わりに、日本は北朝鮮の支援に乗り出すくらいしか手が無いわけだが……、これも筋が良いとは言い難い手法である。

自国民を救出するのに他国の手を借りなければならないというのは不確実性が高く、独立した国としての尊厳にも関わる話になるからだ。



そして、北朝鮮の現在の希望としては、「日本には金を出せ、口を出すな」という事であり、「人権問題など口を出されては困る」という本音が見え隠れする。さらにこの点においては、親分である支那も同様なので、日本としてはこの方面で切り込んでいく事は相当困難だ。

つまり、総合的に見ると、残念な事に「拉致問題」というのは解決が極めて困難な状況にあり、その状況は北朝鮮が極めて正確に判断している。

どうやら、現在、日本政府には北朝鮮側から水面下で「数人帰す」という様な交渉が持ちかけられてはいると聞く。
しかし、拉致被害者、特定失踪者、と北朝鮮の拉致に関わると思われる国民は1000人にも上ると言われている。現状で相手側の要求を飲めば、それは小泉氏の愚行を繰り返すに等しく、問題解決の機会は永久に失われるだろうと見て良い。

では、「金」じゃなかったら、何で解決できるというのか?少なくとも不可逆的に解決している問題を蒸し返すべきではない。
だとすれば、やっぱり武力行使が必要なのでは無いだろうか。これは、戦争するという意味では無く、拉致被害者奪還の為の行動という意味であるが。そして、その為の準備を直ぐにでもやらねばならないのだ。今は未だその能力が無いとしても、である。



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コメント

  1. どれだけお金持ちでも、弱い奴は舐められる。
    そういうことですよね。


    高校生の時にそんな奴がいたなー。

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    1. 世の中、そういう風にできていますから……。

      そして、日本の武装に反対する勢力こそ、暴力に訴えたり言論封殺したりと、割とやりたい放題のような気がします。困ったものですね。

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