東電、洋上風力発電を推進する模様

洋上風力ねぇ……、悪くは無いんだろうけどさ。

東電 洋上風力を柱に再生可能エネルギーを主力事業へ

2018年6月29日 20時14分
東京電力は、洋上での風力発電などに本格的に乗り出して、再生可能エネルギーを主力事業として育て、将来的に1000億円規模の利益を目指す考えを明らかにしました。
でも、再生可能エネルギー発電で利益って、やれるもんなのかな。洋上風力
さて、これが洋上風力発電のイメージなのだが、そもそも洋上風力発電というのは一体何だろうか?
簡単に言えば、海の上に風力発電用の風車を設置するタイプの発電方法なのだが、どの辺に風車を配置するかによっても色々なタイプがある。
洋上風力発電のタイプ
  • 着床型 : 海底に台座を作り、その台座からポールを伸ばす形式
  • 係留型 : 浮体を海底に係留し、浮体からポールを伸ばす形式
  • 非係留型 : 浮体の上にポールを伸ばす形式、係留しないので位置制御の必要がある
東電がどの方式でやっているのかというと……。


国内初「沖合洋上風力発電」が本格実証運転を開始

―銚子市沖でNEDO・東電共同プロジェクト―
2013年3月4日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
東京電力株式会社
 NEDOと東京電力が共同で千葉県銚子市の沖合約3kmの海域に設置した、国内初の洋上風力発電設備(出力2,400kW)の完成にともない、本日、運転開始式を行い本格的な実証運転を開始しました。この設備は、風車の基礎部分を海底に固定した着床式で、沖合に設置するのは国内で初めてです。




どうやら着床式を採用しているようだ。

しかし、実際に複数作るとなると浮体式でやれないと、なかなか広い場所を確保することは難しいだろう。
実験施設
しかし、東電ではないが浮体式の実権をやっているところもあるので、荒唐無稽な話では無い。

世界で初めて台風直撃に耐えた浮体式洋上風力発電、課題はコストと設置方法

2015年12月14日 09時00分 公開
風力発電には安定した風力が必要になる。洋上は陸上に比べて風速が強く安定かつ効率的に発電が見込まれている。加えて日本は排他的経済水域が世界で6番目に大きい海洋国であり、洋上風力発電を安定的に運用できるようになれば、再生可能エネルギーの導入やエネルギーリスクの低減の面で大きな価値を持つ。これらのことから洋上風力発電には大きな期待が集まっている状況だ。
 洋上風力発電の内、海の底に建設する「着床式」については既に実用化が進んでいるが、より幅広い海域に設置でき、遠浅が少ない日本周辺海域での設置に期待が高い「浮体式」については、現在実証研究が進められているところである。
 この浮体式洋上風力発電で世界に先駆けて、商用レベルの実証実験を開始したのが、環境省が主導し戸田建設などが受託企業として参加する長崎県五島列島の椛島(かばしま)沖合の海域で行っているプロジェクトである。

コイツはまだ実験段階だが、なかなかデカイ設備である。
実証機の構造
こんな感じらしいね。
 戸田建設 価値創造推進室 技術開発センター 副センター長の樋口正一郎氏は「2年間実際に発電を行ってきて技術的に大きな課題はほとんどない状況だ。最大の課題となっているのがコストである。また、これほど巨大な建造物をうまく海の上に建てなければならないということを考えると設置手法なども検討が必要になる」と述べている。
で、この建設会社の技術開発センターの副センター長も言及しているが、これ程の巨大建造物を作るコストを考えると、なかなかシンドイ話のようで。
そして、この試験機自体は台風が来ても耐えた様ではあるが、世界各地の風力発電所を見渡してみると、結構風力発電のブレードが折れる事故はあるのだ。


もう一つはこの問題。

衝突死した「オジロワシ」山積み写真 風力発電とバードストライク

2017年11月15日 17時46分
風力発電施設の風車に衝突して死んだオジロワシが入れられているという袋が山積みになった写真が、北海道釧路市内にある猛禽類医学研究所の公式ツイッターに投稿され、驚きの声が広がっている。
大規模な風力発電所を計画すれば、こうした鳥たちの被害は増えることは間違い無い。

更に、あまり語られないことなのだが、風力発電は風をエネルギーに変換する発電手法である。つまり、その分、風が弱まる。もちろん、風量が十分であれば心配する必要の無い話ではあるが、風の状況が変わるということは、自然環境にももちろん影響があるのだと考えられる。
それを、環境破壊だと、どの段階で言えるのか?
風力発電には風力発電なりの問題がある。「再生可能エネルギー発電が素晴らしい」というだけでは、安易に計画を進める根拠にはならない。

まあその辺り含めて、考えるべきなんだろうね。
東電はそこまでしっかり考えているのだろうか?僕には、安易に東電を信じる気にはなれない。まあ、洋上風力発電が有力であるという事実は、揺るがないんだろうけれど。



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コメント

  1. 神社の杜と里山保護運動の私としては大衝撃ですね。ポリ袋の猛禽の大量虐殺証拠は!!
    やっぱり、木霊様の言う小規模水力発電を補助として使うとか、藻類からアルコールつくるとか、そっちに予算かけたらどうでしょうね?

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    1. この写真はかなり衝撃を受けますよね。
      僕が風力発電がどうしても好きになれない理由の1つでもあります。他にも色々あるんですけど、ね。

      でも、その「好きになれない」部分を差し置いても、洋上風力可能性があると思います。陸上に風車を作るよりはマシだと思うのです。

      その上で、可能性としては小規模水力発電との比較をすると、棲み分けが違うので比較できないというのが、実情かと。
      太陽光発電も散々言っていますが、公共施設の上に作るのであれば賛成です。特に、避難場所になるような施設で、かつ、太陽光発電で自立運転が可能な構成にするという条件付き(家庭用の太陽光発電は自立運転機能がオミットされています)ですが。
      その一助としての小規模水力発電を備える(場所が限定されるので、やれるところとやれないところが)のもいけると思います。

      藻類からアルコールを造る話は、まあ、時間かかりますが、やって欲しいですね。やらない理由はありません。コストに見合えば、と言うところがネックになると思いますが。

      そんな訳で、何処に予算をつけるのかという話になるのですが……、東電がやるなら、別に洋上風力でも良いんじゃ無いかと思いますよ。採算はとれないと思いますが。
      で、そうであるのであれば、地方の重要拠点に発電能力を付与するような流れで、インフラに投資するという考えが良いと思うんですよね。ただ、何処の拠点を選ぶか、というのはなかなか難しいのでしょうけどね。

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