韓国軍の艦対艦ミサイル「海星」、現地テストに失敗

未だ、ダメなのかよ。

韓国自慢の海外輸出用ミサイル、現地テストで命中“ゼロ”の屈辱=韓国ネットからは辛口コメント続出

配信日時:2018年7月19日(木) 12時20分
2018年7月18日、韓国・テレビ朝鮮は、最近南米の国に輸出された韓国の新型ミサイルが、現地テストで1度も標的に当てられなかったと報じた。
韓国海軍が運用中の艦対艦ミサイル「海星」は06年に戦力化された。記事は海星について「これまで何度も試験評価や射撃で100%の命中率をたたき出したブランド武器」と説明している。射程距離は180キロ以上、海面すれすれを飛行することから敵のレーダーを避けられる能力を備えているという。
この艦対艦ミサイル「海星」だが、一向に上手く行かない模様。
巡航ミサイル_05
この写真は、SSM-700K対艦ミサイル「海星」を展示したもののようだ。
国防科学研究所(ADD)とLIGネクスワンが共同開発したと言われる慣性航法式の誘導ミサイルで、2006年に韓国軍に実戦配備されたという。

しかし、このミサイル、あまり良い噂を聞かないんだよね。

韓国海軍の実射撃訓練で艦対艦ミサイルが墜落

2016年05月27日11時33分
  海軍が26日に東海(トンヘ、日本名・日本海)中部の海上で実施した海上実射撃訓練で、艦対艦誘導弾(海星1)が発射後に海面に墜落した。
  海軍の関係者は「北の海上挑発に備えて、海軍と空軍の合同作戦能力を向上させ、戦術および武器体系運用能力を向上させるために実射撃訓練を実施した」とし「実戦配備を控えている2500トン級護衛艦『江原』から発射した艦対艦誘導弾が飛行中に海面に墜落した」と明らかにした。発射は正常に行われたが、目標物に向かって飛行中に墜落したということだ。
  続いて「海星(ヘソン )1誘導弾が実射撃で標的に命中しなかったのは今回が初めて」とし「墜落の原因は関連機関で分析する予定」と述べた。海軍はこの日まで海星1を10回発射したが、これまでの9回はすべて命中していた。
こちらは2016年のニュースだが、たいしたニュースでは無かったのでブログでは取り上げていない。だけど、よく考えたら、発射後に海面に墜落って、変な話なんだよね。

韓国軍の誘導ミサイル、9発のうち4発命中せず

2016年09月26日07時30分
  過去2年間の韓国軍の精密誘導ミサイル命中率が大幅に低下していると、国会国防委員会所属の金振杓(キム・ジンピョ)共に民主党議員が25日述べた。誘導ミサイルはレーダーで目標物を確認した後、赤外線などを利用して敵の目標物に命中させるミサイル。北朝鮮の核・ミサイル施設を攻撃するための核心手段でもある。
~~略~~
  5月の東海(トンヘ、日本名・日本海)での合同戦闘弾実射撃訓練中に護衛艦「江原(カンウォン)」から発射された海星1はすぐに墜落し、7月14日の「2016環太平洋訓練」(RIMPAC)に参加した駆逐艦「世宗大王(セジョンデワン)」から発射された2発のSM2は1発が命中に失敗したと、金議員側は伝えた。

こちらのニュースは引用して紹介したが、同じニュースを扱っていた模様。
5月に発射失敗して、9月に議員に突っ込みがなされているのだが、どうやら発射に失敗した原因はハッキリしなかったようだ。

で、冒頭のニュースは、この海星ミサイルを輸出する積もりだったらしいのだが、初っぱなから嘘が書かれているな。
韓国海軍が運用中の艦対艦ミサイル「海星」は06年に戦力化された。記事は海星について「これまで何度も試験評価や射撃で100%の命中率をたたき出したブランド武器」と説明している。射程距離は180キロ以上、海面すれすれを飛行することから敵のレーダーを避けられる能力を備えているという。
100%の命中率って、2016年の墜落事件はカウントしないのかよ!
それに、「射程距離180km以上」とあるが、SSM-700K「海星」は、射程距離が150kmとして開発されているので、その後改良されて射程が伸びたとか、そういう話なのだろうか?そう思って韓国語のWikipediaを探してみると、公式には射程距離180kmって事になっているらしい。
配備数は130発って事になっているな……。

そして、記事によると、改良版を海外輸出しようとしたらしい。
製造社によると、最近同ミサイルの改良型10発余りを南米のある国に輸出したという。射程距離を伸ばし、周波数を現地に合わせた「アップグレードバージョン」だったそうだ。その後、輸出国の大統領が見つめる中、試験として2発を発射したというが、いずれも標的に命中させることができなかったとされる。
で、試験発射して失敗、と。
アップグレードバージョンというのが、多分、SSM-760Kというヤツかも?と思ったけれど、情報が少なくてよく分からない。

Inilah Pesawat Tempur (dengan Teknologi Siluman) Pertama Buatan Indonesia

BUMI ANOA 7 years ago HANKAM
kfx 201 konsep
Direktur Utama PT Dirgantara Indonesia Budi Santoso mengatakan, Indonesia menjajaki pengembangan pesawat tempur generasi 4,5. “Kalau F-16 itu generasi ke 4, kalau F-35 buatan Amerika itu generasi 5, ini ditengah-tengahnya, Sukhoi itu masih generasi 4,” katanya di sela perhelatan Bandung Air Show.
~~略~~
  • KFX Spec:
  • Crew: 1
  • Thrust: about 52,000lbs (F414 class x 2)
  • Max Speed: about Mach 1.8
  • Armament:
  • M61 Vulcan
  • AIM-9X class short-range AAM(AIM-9X class) (indigenous, under development)
  • AIM-120 class beyond visual range AAM (not specified yet)
  • 500lbs SDB class guided bomb|KGGB (indigenous)
  • JCM class guided short range AGM (indigenous, under development)
  • SSM-760K Haeseong ASM (indigenous)
  • Boramae ALCM (indigenous, under development), or Taurus class ALCM
  • supersonic ALCM (based on Yakhont technology) (indigenous, under development)
古い記事になるが、KF-Xのスペックが出たときに、こんな仕様が紹介されていた。
なんと、SSM-760K Haeseong ASMが搭載可能という要求仕様が出ているのだけれど、空対艦ミサイルって事なのか??



この海星ミサイル、情報が錯綜していてよく分からない。

例えば、韓国は2016年にはハープーンを購入している。
毎度お馴染みのこちらでもその辺りは紹介しているが、UGM-84L「ハープーン・ブロックII」を18発程(Wikiでは20発となっている)購入しているとか。
「え?何で?海星チャンは?」と、そう思ったのだが、ハープーンのUGMという型式は潜水艦に搭載可能なミサイルである事を示している。ちなみに、艦対艦はRGMで空対艦はAGMとなる。なので、SSM-700Kとは仕様が被らないハズなのだが、どうやら韓国軍はSSM-700Kを潜水艦や航空機からも発射出来るようにしたいという構想を持っているようだ。

開発が間に合わないから、アメリカからハープーン購入しちゃいました、って事なのだろうね。

なお、別のニュースで「海星2」とか「海星3」とかいう表記も見かけるのだが、これ、どうやら「玄武3」の艦載バージョンって事らしい。とはいえ、本来「玄武3B」の艦載バージョンは「天竜」、空対地バージョンは「若鷹」と呼ばれるシロモノになるはずなのだが……、色々混乱するね。

そんな訳で、情報のハッキリしない部分の多いミサイルなのだが、開発に成功していれば、韓国は得意満面で報道するだろうから、何れにしても海星ミサイルちゃん、上手く開発が進んでいないのだろうね。
だからって輸出しちゃう神経は良く分からない。

まあ、これについても続報は追いかけていくつもりだけど、どうしても正確な情報が出にくい印象の強い話だね。



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コメント

  1. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32018年7月19日 20:27

    >輸出国の大統領が見つめる中、試験として2発を発射したというが、いずれも標的に命中させる
    >ことができなかった
    確率式を立ててみますか。ただ「100%」なんていうのは嘘なので、仮に「75%(0.75)」とします。
    2発のうち1発以上命中する確率は、
    ・1発目的中&2発目的中=0.75×0.75=0.5625
    ・1発目外れ&2発目的中=0.25×0.75=0.1875
    ・1発目命中&2発目外れ=0.75×0.25=0.1875
    以上の合計「0.9375」ですね。2発とも外す確率は「0.0625≒6.25%」でしょう...
    微妙な数値ですね...ただ、これはあくまでも仮定ですので。

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    1. ふむぅ、数打ちゃ当たる理論ですか。

      しかし残念ながら韓国のSM2だったかPAC-2だったか、逆方向にミサイルが飛んで行って紛失したなんて事もあったくらいなので、これが信頼できるかというと……。

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    2. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32018年7月20日 19:48

      「数打ちゃ当たる理論」なら、最低でも一つのランチャーの一斉発射(4発)で考えますよ。
      いわゆる「デモ」(デモンストレーション)としては、出来がわるすぎなんで...

      削除
  2. ミサイル情報サイトMISSILE THREAT「https://missilethreat.csis.org/missile/haeseong-i/」でも
    海星1が紹介されいますが{米国のRGM / AGM-84ハープーンとその能力を頻繁に比較している。例えば、製造業者は、「海星は米国製のハプーンミサイルより優れていると認められている」と主張している。}といういかにも韓国らしい部分が紹介されています。


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    1. 海星がハープーンより優れているという主張は構わないでしょう。
      言わせておけば良い、ってレベルの話でして。

      ただ、現実問題、韓国軍はその劣っているはずのハープーンを結構買っているんですよね。

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  3. 値段の高い欧米製に比べて、韓国ミサイルは安いと思うので、別に当らなくても売れるんじゃないかなと思っています。
    米ズムウォルト級のAGS155ミリ砲構想が失敗しそうな情勢なので、まだまだ艦載ミサイルの需要は続きそうです。
    1億円のミサイルより、10万円の鉛玉をたくさん撃ちこんだほうが安いし使いやすいという発想のズムウォルト級でしたが、個人的には艦砲射撃にロマンを感じるので、なんとか米国海軍の中の人には頑張ってもらいたい。

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    1. ズムウォルト級といえば、レールガンだと思っていましたが、蓋を開けたらAGS155ミリ砲を搭載するという話になっていましたが、あれ、失敗しそうな勢いなのですか。

      確か何処かで「砲弾が高コスト」とか嘆く記事を見かけた気がしますが、レールガンが完成すればコストの問題は解決するカモですが……。

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    2. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32018年7月21日 20:50

      AGS155ミリ砲に関しては、色々おかしいのですよね。
      >本砲は、アメリカ海軍で伝統的な152mm(6インチ)口径ではなく、
      >地上部隊用の榴弾砲で一般的な155mm口径を採用しているが、弾薬の互換性は持たない
      弾薬の互換性がないなら、152mm(6インチ)口径と(または8インチと)すべきでは?
      155mm口径を採用するなら、陸戦部隊の弾薬と互換性を持たせるべきでは?
      色々おかしい。

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