ドイツが支那の投資に対してブレーキをかける

遅いんじゃないかなぁ?

ドイツ、中国投資阻止で「拒否権」初行使へ 先端技術流出を警戒

2018.7.30 20:56
ドイツ政府が国内企業に対する中国の投資阻止に相次いで動いている。先端技術を誇る企業の買収に規制強化後初めて「拒否権」を行使する方向で、エネルギー・インフラ企業への出資も防いだ。安全保障やハイテク流出への警戒が強まる中、中国による欧州の企業買収にはじわりと減少傾向もみられ、逆風が強まっていることがうかがえる。
どんな話かというと、ドイツ国内にある技術に対して、支那による欧州の企業買収が心配だから、国策でこれを阻止するよー、というような話になるようだ。
メルケル氏
保護するのは、安全保障やハイテク関連の技術って事らしいな。
 政府関係者はDPA通信に対し、この買収について「ドイツの公的秩序や安全保障を危険にする可能性がある」と判断したことを明らかにした。政府は8月1日にも正式決定する方針。
 また、経済・エネルギー省は27日、送電大手「50ヘルツ」の株式20%を国営金融機関を通じて取得すると発表した。同社株式はベルギーの電力会社が80%を保有し、中国の国営送電会社「国家電網」はオーストラリアの投資会社が持つ残る20%の取得を目指したが、独側が買い取る。
支那による企業の買収によって、ドイツの技術が支那に流出してしまうようなリスクは当然ある。具体的にどんなリスクか?ということは、シロウトなので想像しかできないが、株式の大量の株式が取得されて筆頭株主が支那になってしまうと、株主の決定によって技術移転などが可能となる。
これがドイツの国内法によって、技術移転を阻止できるかというと、問題が起こってからであれば対処可能かも知れないが、流出は避けられないだろう。そして、技術流出が明るみに出た時点では遅い可能性が高いのである。
 一方、大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(EY)が16日に発表した分析によると、中国による今年1~6月の欧州企業の買収・出資件数は前年同期比12%減少の111件で、金額では総額約149億ドル(約1兆6500億円)と半分以下に減少した。
 ドイツでは中国自動車大手がダイムラーの筆頭株主になった大型案件によって金額は増えたが、件数は26件から22件に減少した。ポルトガルでは電力最大手が中国株主による買収提案を拒否もしている。
記事にも似たような事は書かれているな。

支那経済が弱ってきていて、投資額が減っているという状況にはあるようだが、技術流出が起こってしまった後では、盗まれた技術によってドイツ経済が脅かされるポテンシャルが支那にはあるわけで、支那が好きなドイツの重い腰がようやく上げられたのか、という感想しか出てこない。

アメリカも支那に対して貿易戦争を仕掛けている状況であるので、ここから欧州への投資、或いは支那への投資が冷え込んでいくようなことがあると、支那としては経済がますます困窮する事態を迎える可能性がある。

ドイツと中国の首相、自由貿易システム維持で連携

2018年7月10日 / 03:15 / 22日前
[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツのメルケル首相と同国を訪問した中国の李克強首相が9日、会談を開き、200億ユーロ(235億1000万ドル)規模の取引で合意した。両首脳は米国との貿易戦争が本格化する中、多国間の貿易秩序に関与していく姿勢を強調した。
とはいえ、ドイツは支那依存をすっぱり断ち切るつもりは無いようで、自由貿易システム維持で連携をとるとのこと。
メルケル氏は、中国について「実にタフで非常に野心を持った競争相手」と指摘した。
メルケル氏はこんな事を言っているが、タフには違いないけれども、公平な立場で争える相手だとは思わない方が良い。
李氏は、中国が海外からの投資にさらなる門戸を開くと表明。保険や債券市場を海外投資家に開放する用意があるとし、ドイツ企業が中国で事業を行うに当たり自社技術を失うと懸念する必要がないよう、知的財産権の保護を保証するとした。
現に支那はこんなことを言っているが、裏返せば今のところは不公正な状況で貿易をするということである。保険や債券市場の開放なんて、支那共産党にとっては大きなリスクのある話。
特に知的財産権の保護などは絶対にやる積もりは無いだろう、自国の利益は保護するが、他国には好き放題、というのが支那のやり方なのだから。

支那は、まだ市場としての旨味がある国ではあるが、そこに惹かれて手を突っ込むと手痛いしっぺ返しを喰らうような国だ。適度な距離感というのは、欧州が思う以上に遠いのだ、と、僕は思う。
まあ、欧州側も相当喰えない相手なので、何だかんだ、上手いことやるのかも知れないけれど、ドイツはちょっと距離をつめすぎた、と、僕はそう思う。


ランキングへの応援クリックよろしく!
にほんブログ村 ニュースブログ ニュース批評へ

コメント

  1. まあドイツは昔から中国の事が好きですからね、清の頃から色々商売してましたし。

    返信削除
    返信
    1. 何なんですかね、あのラブアピールは。

      日本人も理由も無くドイツ大好きですが、似たところがあるのかも知れません。

      削除
  2. メルケルさんは、2005年の首相就任以来、10回も中国を訪問しています。
    その間、日本へは3回訪問しただけで、うち2回はサミットのため仕方なくです。
    メルケル=習の蜜月は、モロトフ=リッベントロップ協定の効果と同様、世界が不況に苦しんだこの10年両国に大きな利益をもたらしました。
    この勝ち組2国の蜜月ぶりは、今年5月18日付のドイツ国民の世論調査(ZDF独大手テレビ局)で、
    中国 →「信用できる」43%、「できない」43%
    ロシア→「信用できる」36%、「できない」58%
    米国 →「信用できる」14%、「できない」82%
    と国民レベルでも中国を信頼していることが分かります。
    共産主義は嫌いだが英仏米はもっと嫌いという、ドイツ人の伝統的心情は、いまいち日本人にはピンときません。
    ヒトラーだけのものではないということを、もう少し理解した方がいいのかもしれません。

    返信削除
    返信
    1. 詳しくありがとうございます。

      そうですか、10回も支那に行っているんですね、メルケルさんは。年に1度は支那に行く、みたいなサイクルなんでしょうか。
      何がそんなに惹き付けられるんですかねぇ。

      削除

コメントを投稿

お気軽にコメントを!ハンドルネームは面倒でもお願いします。