台湾でも人民元決済が始まる

これは、韓国での話とは少々次元が異なるが、支那の経済的影響の拡大という点に関しては、日本は注視する必要が有りそうだ。

台湾 人民元建て決済など始まる

2月6日 18時2分

台湾では、6日から銀行で中国の通貨・人民元建ての口座を開くことや、中国との貿易の決済などを人民元で直接行うことが可能になり、中国と台湾の経済面での結びつきが、さらに強まりそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130206/k10015340273000.html

支那と台湾との関係はかなり複雑で、台湾も一歩舵取りを間違えれば即刻チベットのような惨状を招きかねない。そして、それは日本にとって防衛面においてもデメリットがある。


僕も時々勘違いして、思い出す程度には台湾も一つの独立した立場を確立している。しかし、国際的には台湾は支那の一地域、という位置づけなのである。

そして、今も、台湾独立運動は続いて居る。

 

しかし、台湾にとって国としての独立が、一概に幸せと言い切れない部分もあり、台湾国内でも独立派と統一派とで意見が分かれるところらしい。尤も、どっちつかずの今の関係を維持したいとする勢力が最も多いようなのだが。

 

中国と台湾は、去年8月、双方の間の貿易や投資の決済などを、中国の通貨・人民元で行えるよう制度を整備することで合意しています。
6日から台湾で、日本の大手金融グループ3社を含む46の銀行が、人民元建ての預金口座の開設や中国との間の送金や決済の業務などを始めました。
台湾の通貨と中国の人民元は、これまで、いったんドルに換えてから交換していたため、直接の交換が可能になったことで、個人や企業は手数料を軽減でき、中台間の貿易や投資がさらに活発になると期待されています。

そんな台湾にとって、経済的な結びつきは支那とも深く、直接決済できるという点はメリットも大きい。

反面、政治的にも支那に近寄っていく可能性を危惧する声もあってと、なかなか複雑な環境のようだ。台湾としては香港を目指す方向らしいが、それが上手く行くかどうかは未知数である。


中国にとっては、人民元を国際的な決済通貨として普及させる「人民元の国際化」に弾みをつけるとともに、台湾を人民元の経済圏に取り込んでいこうというねらいもあります。

支那にとっては、自国の経済圏に台湾をもっと囲い込みたいという意向はあるだろうし、台湾の独立を認めない立場から、政治的にも取り込みたいという思惑があるように思う。

 

韓国は支那への属国化が順調に進んでいるようだが、台湾は政治的に支那にすり寄りたくはないという部分もあって、一筋縄ではいかないだろう。

防衛面では自前の軍隊を所有し、中華民国国軍として主にアメリカの兵器を導入して防衛にあたっている。尤も、所有する兵器は日本同様、最先端より1つ型落ち、と言うことが多く、一部は自国で開発しているものもあるようだ。

 


日本としても、台湾と支那との距離は韓国と支那との距離以上に気になるところである。

日本の岸田外相:台湾は重要なパートナー

2013/01/31

日本の岸田文雄外相が、台湾は日本にとって重要なパートナーだと述べている。日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所は31日、ホームページに、日本の岸田文雄外相の交流協会設立40週年に対する祝辞を公開した。岸田外相は、「設立40週年を迎えた交流協会が、台湾側各界との相互信頼を引き続き強化し、日台間の各種協力を推進し、我が国と台湾の人々との間の友情が、時代を越え、世代を超えて、いつまでも瑞々しい輝きを放ち続けるよう続けるよう強く願っています」と交流協会への期待の言葉を寄せた。

http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=159004&BlockID=31

外相の岸田氏がこのような異例のコメントを出したのも、台湾と支那との距離間に無関係ではあるまい。

 

台湾―四百年の歴史と展望 (中公新書)

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