「北朝鮮のミサイル発射」という誤報

現場の混乱振りが伺えるな。

航空交通管理センター:「ミサイル発射」…全国に「誤報」

毎日新聞 2013年04月11日 22時00分

 北朝鮮のミサイル発射に備えていた国土交通省航空局は、航空交通管理センター(福岡市東区)が11日午後4時59分ごろ、誤って「ミサイルが発射されました」というメッセージを全国の空港事務所など59カ所に発信していたと発表した。

http://mainichi.jp/select/news/20130412k0000m040082000c.html

ボタン一つでシステムが動く、というのが今回の騒ぎの発端だ。


このような誤報が出るのは、現場がかなり緊迫した状況であるためだからだろう。

<北朝鮮ミサイル>落下予測、発射数分で…政府、判断難しく

毎日新聞4月11日(木)23時6分

 北朝鮮のミサイル発射に備え、日本政府は11日も自衛隊のミサイル防衛(MD)による24時間態勢の警戒を続けた。事前に方角や落下予想海域が予告された過去の長距離弾道ミサイルと異なり、いつ、どこへミサイルが発射されるかは不透明。政府は、日米両国の領域に落下しない▽米国の領域に落下する▽日本の領域に落下する−−などのケースを想定するが、発射から瞬時に状況を判断し、対応を使い分ける初めての困難に直面している。

http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0412/mai_130412_9599509520.html

北朝鮮のミサイルは、いつ、何処に、発射されるか分からない。

発射されたという情報は、前回もアメリカからもたらされたが、監視衛星によって監視されている結果、アラートが出されるシステムなので、発射を確認すること自体は出来る。

問題は、発射された後、そのミサイルが何処に向かい、何処に落ちるか?を予測することが困難であることだ。ミサイルの向かう方向、速度から、大凡の落下地点を算出することになるが、上のニュースにもあるように3つのパターンが考えられる。

  1. 日米両国の領域に落下しない
  2. 米国の領域に落下する
  3. 日本の領域に落下する

第1パターンでは日本は対応する必要が無いが、2または3のパターンでは対応の必要があり、3のパターンは特に警戒する必要がある。

 

そして極めて残念なことに、日本は直接北朝鮮のミサイルを発射直後に捕捉する種dなんを持たないので、対応が後手後手に回らざるを得ない。

 一方、ミサイルが日本に着弾したり、部品が落下したりする場合、自衛隊は海上配備型迎撃ミサイルSM3、地上配備型迎撃ミサイルPAC3の2段階で迎撃・破壊。事後に国会にも報告する。さらに日本政府は、北朝鮮による計画的・組織的な攻撃か、誤射や事故によるものかなどを分析し、その後の対応策を検討する。日本への武力攻撃事態と認定すれば、自衛隊の防衛出動に至る可能性もある。

しかし、発射後数分で日本の領域に着弾するという事実を考えれば、捕捉するタイミングが遅れれば遅れるほど迎撃は難しくなる。

ミサイルが発射されてからPAC3を動かしたのでは、当然、間に合わない。

PAC3で打ち落とせなければ、自衛隊は批判を浴びかねないのだが、しかし現実問題としては打ち落とせる可能性の方が遙かに低いのだ。

 

誤報を出してしまうほど、状況が緊迫してしまうのは、こうした事情が背景にあるからなのだが……、いつまでコレが続くのか?と不安を覚える。

一番不味いのは、自衛隊、米軍が消耗して反応が鈍ったときに発射される場合なのだが……。

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