歯科医も電子カルテの標準化

電子カルテなど、標準化されていてあたりまえだと思っていたが、そうでもないらしい。

<歯の電子カルテ>標準化 災害時、身元確認狙い

毎日新聞5月17日(金)2時30分

 大規模災害時の遺体の身元確認に有効活用するため、厚生労働省は今年度、現在は形式が統一されていない歯科医の電子カルテを標準化する実証事業に乗り出す。東日本大震災では多数のカルテが津波で流失したうえ、残っていても形式がまちまちだったため遺体との照合は困難を極めた。専門家は、将来的に標準化したカルテをデータベース化すれば、災害時以外にも活用できると見込んでいる。

http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0517/mai_130517_6742405039.html

日本でも電子カルテの推進には力を入れてきている。が、普及していない上に、標準化も遅れている。


お医者さんは頭がイイから……、電子カルテでもすぐに使いこなせるでしょ?などと過信するのは間違いである。

実際に、うまく運用が出来ていないところもたくさんあるのだ。

 だが、行方不明となった人の歯の治療記録と、身元が分からない遺体の歯の情報との照合は容易でなかった。宮城県警は震災の約2カ月後から東北大の協力を得て二つの情報を照合するソフトを導入。歯科医のコンピューターの記憶装置に保存されていた行方不明者の電子カルテや、紙のカルテの収集に努めたが、歯科医ごとに形式や内容はさまざまで、統一的な形式に入力し直す必要があった。

 南海トラフ巨大地震では、国は最悪のケースの死者を約32万人と想定している。現状のままでは照合に必要な作業が膨大となり、身元確認が一層困難になることが予想される。

こうした、身元照合の話は、ハッキリ言って二次的なことだ。

寧ろ、個人のカルテを統合的に管理することで、複数の病院にまたがって治療を受ける際にも利便性が図られるような方向にもって行けることが望ましい。それが本来の電子カルテ化の意義なのである。

総合病院では電子カルテの統合が進んでおり、科が違っても個人の情報として紐付けしていくことができるシステムになりつつある。が、この流れも最近ようやく、といった状況。

今後、色々なデータの電子化が進めば、当然、個人情報流出の懸念も高まってくる。マイナンバーが実現した後に、電子カルテに紐付けされるようになれば、尚更、神経を使う必要がある。

だが、そうした問題を乗り越えて、利便性が高まっていくことに今後、期待したい。


電子カルテは電気羊に食べられる夢を見るか

ランキングに応援クリックよろしく!
人気ブログランキングへにほんブログ村 ニュースブログ 時事ニュースへ