混迷化するアシアナ航空機事故

WSJの記事は、アメリカがぶち切れているって感じの内容になっているな。

米当局、アシアナ航空事故機パイロットを聴取―英語力が支障に

2013年 7月 10日 09:36 JST

 サンフランシスコ国際空港での韓国アシアナ航空機事故について、米事故調査当局は8日から、原因究明のため同機のパイロットに対し事情聴取を続けている。しかし関係筋によれば、英語力に限界があるため、聴取が順調に進んでいないという。

事情聴取が進んでいないので、事故解明が進まない、そんな内容だ。


なかなか呆れた展開だが、ある程度は仕方が無いのかも知れない。

 米調査官たちは8日、パイロットの事情聴取にほぼ10時間費やした。だが同筋によると、6日の事故発生当時にコックピット内部で何が起こっていたのかという最も重要な点については9日まで聴取できなかった。

どうやら通訳を使って事情聴取を行っているようだが、これがなかなか進んでいない模様。

パイロットに対する事情聴取は9日も継続したが、関係筋によれば、翻訳(通訳)を正確なものにするため非常な努力を払っているという。

一般人が考えても、ベテランパイロット(777の操縦は未熟だったとしても)二人が乗っていながら、失速警報が出る様な事態になったかと言うことだ。

 調査の謎は、なぜ2人のパイロットが衝突のわずか7秒前まで飛行機が著しく減速していることを議論しなかったのかという点だ。このことはボイスレコーダー(音声記録装置)の記録から判明している。この時までに飛行機は急速に降下しつつあり、最終着陸進入態勢のためにコックピットクルーが選択していたスピードよりも毎時約30マイル(約48キロ)も遅く飛行していた。

もしかして、寝てたんじゃないのか?

 関係筋によると、調査対象となっている問題に関してアシアナ航空が繰り返し公式に発言していることをめぐってNTSBと同航空との間で不協和音が生じており、これが米当局の調査を一段と複雑にしているという。

 事故調査の初期段階で通常行っているように、NTSBはアシアナ航空幹部に対し、このような発言をしないよう要求した。だが、アシアナ航空は調査官の正式データが公表もされていないのに、ボーイング777型機のエンジンが適切に動いていたかに関する同航空の見解などを公にした。

 米調査官と話した関係者2人によれば、NTSBはアシアナの発言を制御できないことにいら立っているという。NTSBの広報担当官は「われわれは情報公開に関してアシアナ航空と協調している」と述べている。

アシアナ航空の社長が訳の分からない会見を繰り返し開いている様は、見ていて哀れになる始末だが、これがどうやらアメリカの調査官を混乱させている模様。


そして、着陸時に失速した状況はかなり異常だったことも伝えられている。

アシアナ機の操縦士は「滑走路が見えなかった」、聞き取り調査で判明

AFP=時事 7月10日(水)13時16分配信

【AFP=時事】米サンフランシスコ国際空港(San Francisco International Airport)で起きた韓国アシアナ航空(Asiana Airlines)ボーイング(Boeing)777型機の着陸失敗事故で、操縦士の1人が事故発生の数秒前、滑走路が見えなかったと話していることが分かった。米運輸安全委員会(National Transportation Safety Board、NTSB)が9日、発表した。同機の着陸体勢がいかに通常の着陸から逸脱していたかを示している。

アシアナ機は失速警報が出る状況にあって、かなり機種が持ち上がってしまっており、立て直しが困難な状態にまで追い込まれていたようだ。

 

問題は、何故その様な状況になるまで放置していたか?である。


アシアナ機事故、米韓で原因論争が白熱化

サーチナ 7月10日(水)11時12分配信

 サンフランシスコ空港でのアシアナ航空機着陸失敗事故をめぐり、操縦ミスが事故の主な原因だとする見方が広がる中、韓国側からは空港設備や管制に問題があったとする声が上がり、責任の所在をめぐる論争がヒートアップしている。背景には賠償責任を最小限にとどめたいアシアナ航空側の思惑も見え隠れする。

アメリカの調査官を苦しめているのは、結局、アシアナ航空側の損害賠償責任を最小限に食い止めたいという浅ましい思いなのである。

 一方、10日付韓国紙・毎日経済新聞によると、アシアナ航空をはじめ韓国側は、サンフランシスコ空港で事故当時、滑走路の安全区域拡張に向けた工事が行われており、一部設備が稼働しておらず、熟練した操縦士でも着陸に困難があったと主張。

既に別の記事でも言及しているが、サンフランシスコ空港でILSが使えないことは事前に韓国側にも通達されており、アシアナ航空側も把握していたハズだ。

尤も、事故機の操縦士が把握していたか否かはよく分かっていないが。

 

 韓国側はまた、管制塔から事故7秒前に「速度が遅い」との警告があったが、7秒前に警告を受けても、対応は事実上不可能だったとの指摘している。

航空機の速度と高度は、当然、コックピットに表示されるものだ。そして、事故機のフライトレコーダーを解析した結果も、アシアナ航空機の速度は通常より30%遅く、高度も低かったことは判明している。

空港側から警告を受けなければ対応できない、といった状態はそもそもあり得ないので、例え事故の7秒前に警告が出されていたとしても、それが問題となる、なんてことは無いのだ。何を言っているのやら。


恐ろしいのは、このような発言だ。

 韓国では「米国側は管制や空港設備の問題を認めることでメンツが傷つくことを恐れている」といった趣旨の論調も見られ、米韓による責任の「なすり合い」は長期化する可能性が出てきた。

こんな発想が出来るのは韓国人だけで、アメリカ人は真相究明に向けて調査中であるはずだ。

無論、僕にも空港側の設備や管制に落ち度がないかどうかなど、分からない。が、調査が終わってもいないのに、自国の責任を他国になすりつけようという態度を見せる韓国には、いつもながら呆れるというか……。

アシアナ航空事故で失言する韓国人キャスターや、アシアナ社長、責任は全て機長にでも言及しているが、事故を起こしたのはアシアナ航空なのだ。

 


「責任」はだれにあるのか (PHP新書)

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