オスプレイ14機、フィリピンでも大活躍

兵器は運用次第、というのは正にこの例でハッキリ分かるな。

日本で報じられないオスプレイの大活躍、普天間基地から14機がフィリピン救援に

2013.11.21(木) 北村 淳
~~~略~~~
◆予想通り活躍しているMV-22Bオスプレイ
災害救援活動における有用性を航空母艦以上にアピールしているのが、日本でも“有名”なアメリカ海兵隊中型輸送機MV-22Bオスプレイである。
えっと、長い記事なので前後は省略。まあ、オスプレイの特性を生かした使い方をしているって話だね。


記事を掻い摘まんで説明していこう。
 そこで、フィリピンでの大規模自然災害に対して、アメリカ軍だからこそ可能な水陸両用戦能力ならびに大規模投射能力をフルに活用した迅速かつ大規模な救援活動を実施することにより、米軍内部の士気を高揚しようという目論見がある。
基本的にアメリカオバマ政権は、戦争に消極的だ。オバマ氏は反戦を訴えて当選したのだしね。
無論、その部分は悪いことでは無い、が、不必要に軍備を削減しまくって、軍人の戦意も駄々下がり。国内の評判も悪化の一途、と、ここのところ良いことが無い。
そこで、「トモダチ作戦」の成功を今一度、と、アメリカ軍だからこそ可能な軍の運用によってフィリピン支援を目論んだ、と言うお話。
オスプレイの運用もこの一環である。
 災害救援活動における有用性を航空母艦以上にアピールしているのが、日本でも“有名”なアメリカ海兵隊中型輸送機MV-22Bオスプレイである。
日本でのオスプレイ騒ぎは、アメリカ本土でも少なからぬ影響があった。そこで、イメージアップ作戦を図ったと言うわけだ。
 ただちにケネディ海兵准将は、前進司令部部隊と人道支援専門部隊からなる第3海兵遠征旅団先遣隊90名を率いて、救援物資と通信資機材を積み込んだ2機の海兵隊空中給油輸送機KC-130ヘラクレスに乗り込み、普天間基地からフィリピンに向かった。それと同時に海兵隊MV-22Bオスプレイの派遣も決定された。
 翌11日、オスプレイ4機が普天間基地からフィリピンに向かって飛び立った。また、100名の海兵隊救援部隊と発電機や飲料水ならびに救援物資を積み込んだ3機の海兵隊KC-130ヘラクレスもタクロバンへと向かった。
だが、単にイメージアップのために無理矢理使った、と言うわけでは無い
派遣されたオスプレイの一部は、普天間基地から直接フィリピンに向かっているのだ。
「長距離を飛び」「沢山の荷物を運べ」「着陸地点を選ばない」というまさにオスプレイのメリット全てを生かし切るような運用である。
そして、オスプレイを運用した一番の理由は災害時に最も必要とされる「迅速性」である。

オスプレイとヘラクレス(写真:米海兵隊)
実際には空港が機能していたようなので、海兵隊KC-130ヘラクレスも問題無く運用できたようだ。
が、被害の全容が掴めないまま、11月8日に台風直撃で、11月10日には先発隊として2機のヘラクレスが、11月11日には4機のオスプレイと3機のヘラクレスが普天間より飛び立った。
それぞれ同日中にフィリピンの救援活動に従事することができ、260名のアメリカ海兵隊員は、10万7000ポンドの救援物資と共に、フィリピンを支援するに至ったのである。

普天間基地からフィリピンのクラーク空軍基地までは、凡そ1500kmで、オスプレイが無給油で飛行可能な距離だ。
わずか3時間半で、この距離を飛ぶのだから、正に災害時に必要な迅速性を発揮したと言えるだろう。
オスプレイは、飛行場しか使えないヘラクレスのような航空機ではアクセスできない離村部や離島に、食料や水、そして衣料品といった救援物資を配布するなど大活躍している。

そして、大量の物資はヘラクレスで輸送できるが、そこから先はオスプレイの出番となる。
無論、CH-46「シーナイト」やCH-47「チヌーク」のような大型輸送ヘリのような搬送能力という点では、オスプレイは遠く及ばない。
だが、CH-46やCH-47は、増槽(燃料の容量を増やす容器)を使っても1500kmを飛べないし、飛べたとしてもその速度はオスプレイの半分以下(オスプレイは最高時速565 km/hに対して、CH-46が超過禁止速度254km/h、CH-47が285km/h)なのである。
給油をしながらノロノロとフィリピンまで、では、本当に支援が必要な人達に支援物資が届かない可能性がある。

注 : ヘリコプターは、最高速度ではなく、超過禁止速度、即ち構造上超えてはいけない速度が設定されている。これは構造上の問題であり、回転翼機と固定翼機の違いからくるものである。なお、V-22にしても、CH-46、CH-47にしても、荷を積んだ状態では速度が低下することに注意されたい。


無論、CH-46やCH-47だって、空母などを使って現地まで輸送し、空母をベースに作戦を行えば、より多くの輸送物資を搬送できるというメリットは生かせる。
生かせるが……、しかし、空母が現地に到着するまではCH-46やCH-47も運用が出来ないし、空母が侵入できる海域から飛ぶのではロスが出る可能性が大きいという問題もある。
その為に、もっと浅い海域まで侵入できる戦車揚陸艦やドック型艦揚陸艦なども現地に行くわけだが、航空機のような迅速性はやはり実現が難しい。

つまり、オスプレイの有用性がここで証明される。そして、日本のメディアはこれを報じたりはしないわけで。
都合が悪いのだろうな、色々と。



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