STAP細胞の行方

小保方氏が記者会見をしたようだ。

小保方氏の会見始まる 冒頭に謝罪、「悪意なし」と強調

2014年4月9日13時25分
 STAP(スタップ)細胞の論文をめぐり、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)による記者会見が9日午後、大阪市内のホテルで始まった。
正直、僕自身は彼女の責任問題について興味は無い。興味があるのは「STAP細胞は実在するか?否か」なのである。


STAP細胞の話は以前にもこのブログで取り上げた。
生命科学の常識を塗り変えるSTAP細胞技術 (2014/2/1)
その中でES細胞の悪夢を説明し、日本人はSTAP細胞の研究成果について誇るべきだと、その様に言及した。
だが、小保方氏の論文捏造疑惑が発覚。一転してメディアは彼女を叩き始め、彼女の醜聞を暴き出しては人格攻撃まで始める始末。前提から崩れた僕の話も今となっては滑稽だ。

しかし、一連のニュースを一読する限り、悪意の有無はともかくとして、論文内容を疑うような捏造があったことは事実であり、論文撤回は避けられない状況だろう。何故か、彼女は論文撤回を拒否したようだが。
僕としては、彼女の研究者人生がどうなろうと知ったことでは無いが、生命科学の分野においてSTAP細胞が実在するか否かはっきりすることは非常に重要だと、そのように思っている

彼女に関して言うのであれば1つだけだ。
「STAP細胞は実在する」という根拠があるのであればお示しになれば良い。いやしくも科学者なのだから。

重要なのは、小保方氏の誠意とか人格とかそういった次元では無いのだ。
  • STAP細胞は存在するのか?
  • 存在するとしたら再現可能なのか?
  • 再現する際のコストや成功率は発表された通りのものなのか?
つまり、この3点を解決するのが先決だ。それ以外のことは枝葉末節の話で、週刊誌ネタにしか過ぎない。

で、これまで発表されている彼女の研究成果からして、彼女の研究には幾つもの問題がある。簡単にまとめると3点になるのかな?
1つは、STAP細胞の作成手順に再現性が無いこと。今のところただの1例も他の研究者からの成功例の報告が無い。
1つは、ネイチャー掲載の画像や実験データに捏造と言われても仕方が無い改竄部分があったこと。
そして、これらの部分が欠けるとSTAP細胞の実在そのものが疑われる事態となることだ。


さて、今後の展開がどのようなものになるのかは想像がつかないが、今のままでは再生医療に大きな禍根を残すだろう。それに、理研が及び腰な事を考えても、小保方氏が理研で研究成果を上げると言うことはもう出来ないだろう。
小保方氏が再現実験をして、実証するというストーリーが最も魅力的なプランではあるが、STAP細胞が実在しなければそのようなプランは成立しない。
一方、最悪のストーリーは、再現はできません、でもSTAP細胞は存在します、と宗教じみた主張を続けることだろう。

現状の感じでは3:7か2:8でSTAP細胞が幻になりそうな気はするが、存在しないことが分かれば、無駄な追試など不要となる。それでも意味はあるだろう。

理研が責任をとる積もりがあるのであれば、理研が小保方氏のチームと、別のチームを2チームくらい用意して、それぞれ再現実験をし、実在を証明していくしか無い。別のチームは理研とは別の組織によるのが望ましいが、実験環境は統一した方が良いだろう。

成功率は7~9%あり、数日で結果が出ると言う事であれば、多く見積もっても3ヶ月くらいで目処は付くだろう。実際に色々データを揃えるには数年かかるかも知れないが。そしてたぶん、小保方氏にはそのようなチャンスはもはや与えられまい。が、それも仕方がないことだ。
それができないなら、さっさと謝って研究職を辞めるという道をとればいい。

しかし、STAP細胞が実在した時のメリットを考えれば、話は実証実験をやってからでも遅くはない


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