韓国陸軍、30mm装輪型対空砲の開発を決定

……ん?このニュースどこかで見たような。

30ミリ車輪型対空砲 18年までに開発へ=韓国軍

2014/05/26 20:37 KST

【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁は19日の防衛事業推進委員会で30ミリ車輪型対空砲を2018年までに開発することを決定した。

はて、いったいどこだったか……。


検索してみたら出てきた。

韓国軍 30ミリ車輪型対空砲の開発に着手へ

2013年12月19日(木)16:40

 【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁は19日の防衛事業推進委員会で、来年から30ミリ車輪型対空砲のシステム開発に着手することを決定した。
 陸軍と空軍、海兵隊が長期にわたり運用している旧型対空砲と交換する。戦力化されれば、敵の低高度奇襲攻撃への対応能力が大きく向上すると期待される。

すでに開発に着手したモノだと思ったら、開発を決定?

システム開発の目途が立ったので、2018年までに開発すると目標を定めたって事かな。

   陸軍と空軍、海兵隊が長期にわたり運用している旧型バルカン砲に代わるもので、北朝鮮による低高度奇襲攻撃への対応能力が大きく向上すると期待される。 

さて、この「30mm車輪型対空砲」だが、いったいどんなシロモノなのか?

K30

こちらが、現状、韓国陸軍が保有しているK30対空自走砲「飛虎」である。

1983年から開発スタートして10億ウォンの開発費を投じて2001年9月から生産開始、2007年までに167輌調達されている。

60km/hで走行し、30mm機関砲を備えている。まあ、珍しくもない装備だが、ずいぶん開発に時間をかけたな。

で、このK30だが、駆動方式が装軌式(クローラ方式)なので、これを装輪走行方式(タイヤで走るタイプ)にしたいというのが韓国の狙いなのだろう。


まあ装輪式の戦闘車両の研究開発は世界的に行われているし、日本でも戦闘装甲車の開発が2015年に終了する予定だ。

このファミリーとして多分89式の後継機かそれに類する扱いになるであろう対空機関砲搭載車が計画されており、2015年以降、将来装輪先頭車両計画のファミリーとして追加されていくと思われる。

 

韓国の今回のこの決定は、そうしたことも関連があると思われる。

日本が導入した、あるいは導入を検討する兵器はどうしても欲しくなっちゃう性癖があるのが韓国軍の特色だからだ。

 

まあ、建前の理由としては、K30の装輪化がメインなのだと思われるが、それが必要かと言われると僕は首を傾げざるを得ない。だって、陸続きで戦争中の相手は北朝鮮なんだぜ?

ソウル近郊を防衛する上では高速移動可能な装輪装甲車の方が良いかも知れないが、一歩ソウルから出れば、舗装など殆どされていない未開の地。況してや北朝鮮側に入れば装軌式の方が圧倒的にアドバンテージがある。

一体どういう状況を想定して、30mm機関砲を備えた装輪装甲車を開発するのやら。「欲しくなっちゃったニダ」ではダメだと思うんだが。


そして、気になるニュースが。

輪型戦闘車両試作車デビュー示す

2014.02.07

現代ロテム中期事業部は、現在のシステムの開発が行われている6×6、8×8車輪型戦闘車両の試作1号がそれぞれ製作し、完了に伴い、2月5日昌原工場で開発に成功祈願祭を上げた。

これって、2013年12月のシステム開発着手決定からずいぶんと早いタイミングで試作車が出来ているんだが……。

一応、K30の絡みの計画で2006年には装輪化の話も出ていたようなので、そこから開発されたというのであれば、あるいはタイミング的にはおかしくはないかもしれない。

   同庁報道官は委員会後の記者会見で、「30ミリ車輪型対空砲は局地的概念の対空防衛戦力。航空機や戦闘機、無人機などの低空から侵入してくる航空機に対し最終段階で防衛する」と説明した。
   同日議決された基本計画によると今年から18年までに開発され、19年から実戦配備される。開発費は500億ウォン(約50億円)。

開発費も随分安いな。

K30の開発費が10億ウォン程度だったらしいので、十分高い価格設定なのかもしれないが……。

 

何というか、韓国軍は開発企業と癒着べったりで、開発された機器をそのまま計画として採用しているんじゃないか?なんて邪推してしまうような話だ。そう感じてしまうのは多分、僕の心が曇っているからなんだろうな。

 

しかし、実のところK30の性能も微妙なところがあり、30mm機関砲を連射すると発熱によって命中精度が落ちるとか、実際の射撃成績は1km離れた標的に200発撃って6発しか命中させることができなかったとか、笑っていいやら呆れていいやらというような噂も聞く。

単純に装輪化するだけ、というわけには行きそうにないんだが、大丈夫か?

いずれにしても、まだ開発が決定した段階なので、お笑い韓国軍のタグをつけてはみたものの、実際にお笑いを提供してくれるのはこれから先の話になりそうである。

 

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