韓国の第2ロッテワールドタワーまたもや亀裂

ちょっと、もう建設止めたら?

『第2ロッテワールドの天井にひび割れ』~ロッテ側、「安全に影響ない」

2014-11-04 09:19
第2ロッテワールドの天井構造物にひび割れが発生して、再び安全の議論が高まっている。
3日、第2ロッテワールド・アベニューL館8階の天井部分の構造物で、約50㎝のひび割れが発見された。
そりゃまあ、元々危険なんだから安全には影響ないわな。


このブログでも、第2ロッテワールドタワーの話だけで幾つか書いてきた。
韓国第2ロッテワールドタワーの危機 (2014/7/8)
ソウル市内に危険なシンクホール出現で、第2ロッテワールドの営業が更に先延ばしに (2014/8/7)
それぞれ読んで頂ければ、そのヤバさは分かって頂けると思う。

……思うが、折角なので、もうちょっと整理して話をしていきたいと思う。

112階建て第2ロッテワールド建設へ

[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]2006年02月23日 11時03分
  ソウル市は22日都市・建築共同委員会を開いてビルの外形を瞻星台(チョムソンデ、慶州にある新羅時代に天文観測台として使われた建物)やバラの花を形象化した形に変えることを前提に、ロッテ側の開発計画案を通過させた。
~~中略~~
  第2ロッテワールドは1998年36階(143メートル)で建築許可を受け2000年5月工事を始めたが、昨年1月112階に計画を変更、建築許可を申請した。
どーだ、凄いだろう!!!
さて、何が凄いのか、と言う話をしたい。基礎工事
この写真、第2ロッテワールドタワーの基礎工事の風景だそうだ。

1998年に36階建てのビルで許認可申請し、2000年5月に工事開始。
そして、この記事の前の年である2005年に112階に計画を変更して建築許可をとっている。だが、第2ロッテワールドタワーは、123階建てだ!!
ビルの建設自体は2009年に始まったとのこと。
いや、もちろん計画変更で建築許可は取り直しているのだとは思う。ていうか、そう信じたい。
問題は、だ。基礎工事が2000年に始まって、2005年に計画変更。更にその後に計画変更した後に、2009年にビル建設開始というスケジュールだと、果たして計画変更してから基礎工事をしたかどうかが、かなり怪しい。


邪推してもしかたがないので、実際に分かる範囲で追ってみよう。

ロッテ、112階建て「世界最高層ビル」建設を推進

2002年08月29日18時32分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
~~略~~
  ロッテ側は1988年、36階建ての複合建築物と室内テーマ・パークなどの新築を決めて建築許可を受けており、現在掘削工事を行っている。
うん、2002年8月には基礎工事始まってるね。
36階建ての複合施設の基礎工事は確かに始められていた、と言う話だろうな。
20070730
こちら、某ブログの2007年7月30日付けの記事の写真。……上の写真とほぼ同じか。少なくとも基礎を深くしている様子は無さそう。似たような時期の写真なのかな?
見た目、かなり浅そうな様子なんだけど、実際はこんな感じっぽい。
fig1
fig2fig3

2011年頃に韓国のサイトに投稿されていた写真。周りの建物や足場の構造などから推察するに20m程度の深さはあると思われる。ただ、555mのビルに必要な深さなのかはちょっと不明。
参考までに、643mの高さを誇るスカイツリーは、基礎の深さは50mなんだとか。それも、三角形に配置された特別構造の杭を使っているらしく、地震大国日本ならではの堅牢性を誇っているとか。
日本最大のビルは、先ごろ建てられたあべのハルカス300mで、基礎の深さは70mなんだとか。

まあ、基礎は地下の硬い岩盤などの支持層に固定することが前提なので、深さなんぞあまり意味は無いのかもしれないが、浅いと不安になるのは事実だよね。


で、第2ロッテワールドタワーは、基礎の深さや構造に若干不安はあるものの、日本の建築基準とは違うのだから、不十分であると断言できる話ではない。
……なのだが、メガコア柱にヒビが入ったなんて話を聞くと、心配にはなる。
亀裂
……これで心配にならないほうがおかしいのだが。

123階建て第2ロッテワールドのコア部メガ柱に亀裂=韓国

2013年02月04日10時34分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
  3日午後ソウル・蚕室(チャムシル)の第2ロッテワールド工事現場。休日に降りしきる雪の中でも建設装備は忙しく動いていた。2011年6月に起工されたこの建物は現在エレベーターが通る中心部の場合33階まで骨組みが上がった。高さ555メートル、地上123階を支えるコアとなる8つのメガ柱は17階まで工事が進行中だ。
この柱、ビルを支える重要構造物であると思われ、建物の5階、8階、9階部分のメガ柱に計11箇所の目視可能な亀裂が確認されてしまった。


そして、次の亀裂はこちら。

第2ロッテワールド、メガ柱に亀裂98個…「至急補修すべき」=韓国

2013年03月13日17時46分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
  ソウル・蚕室(チャムシル)に建設中の第2ロッテワールド(地上123階、555メートル)のコア部の骨組みであるメガ柱に亀裂が発見された問題(中央日報2月4日付報道)に関して、崩壊の心配はないが補修・補強を至急行わなければならないという中間調査結果が出た。
きちんと調査したら98個の亀裂が!!
シン委員長は「ただしこの亀裂も、建物の安全に影響を及ぼさない水準なので工事を継続しても崩壊の恐れはない」とした。それは亀裂の深さが12.87~53.53ミリで、鉄筋を覆ったコンクリートの厚さ75ミリ以内だったためだ。診断チームはコンピュータシミュレーションを使って、亀裂の原因が溶接熱のためであるという暫定結論を出した。
でも、大丈夫なんだって!


そして、お次は天井に亀裂。

第2ロッテワールド、安全性論議 「再点火」··相次ぐ亀裂発生の問題ないのか?

記事入力2014-11-04 09:19 |
第2ロッテワールドの天井構造物に亀裂が発生し、また安全論議が大きくなっている。3日第2ロッテワールドアベニューエルグァン8階の天井部分の構造物で50㎝ほどの亀裂が発見された。
また8階らしいな。
天井
あー、あるよね、こういう亀裂。
天井床
何か名刺が刺さった様子がシュールだが……。上の2つの写真は6階のレストランの床の様子だが、こちらは「1930∼1980年代ソウルのムードを再現するためのデザインコンセプト」らしく、構造的な問題では無いそうだ。天井のもそうだよね、きっと。
欄干
こちらも6階の床。10月30日の写真なのだそうだ。


亀裂だけでなく、エレベーターも止まった模様。

第2ロッテワールドエレベーター事故、亀裂も足りず、「エレベーターまで?」市民は「恐怖」

記事入力2014-11-05 10:09
 床と天井から亀裂跡が見つかって論議をかもしているソウル蚕室第2ロッテワールドで、今度はエレベーターが突然停止しては事故が発生したことが分かった。メディアによると、エレベーター停止事故は先月31日と今月2日に発生しており、119の出動であると関係者の報道機関の情報提供によって発表された。このメディアは、「先月31日の夜9時15分ごろ、第2ロッテワールドアベニューL館の人·貨物兼用53人乗りのエレベーターが7〜8階の間で突然止まった」と報道した。
 当時エレベーターが10分近く停止したため乗っていた職員1人が閉鎖証を訴え、緊急出動した119によって救急車に乗せられて病院に運ばれた事が分かった。
 これに対してロッテ側は、「免税店の入出庫貨物が片側に傾いて、安全センサーが作動して停止した」とし、「インターホンを通じて貨物を再配置すると正常に作動した」と説明した。


まあ、エレベーター停止事故そのものは、それほど珍しい話じゃないけど、ひび割れとか一緒に考えていくとかなり恐怖だよね。

何故、上の方で基礎構造の話をしつこくやったかというと、3日循環工程法とかいう謎工法で、3日で1階ずつ作っていく恐るべき高速建築工法をやっているというのも気になるところだが、基礎工事の様子から基礎杭を打ったような形跡が見当たらないのが気になっているからだ。
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この位置関係から考えると、上の基礎構造の鉄骨はそのままビルの基礎になっている可能性が高い。
アレで大丈夫なのか?と、非常に懸念を覚えるのである。
果たして、ここまで積み上がってしまったビルがどうなってしまうのか?今後も目が離せない。

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