韓国軍、KF-16の改修に関してBAEから提訴される

ひでー(笑

韓国軍:KF16性能改良事業、国際訴訟に発展

記事入力 : 2014/11/17 10:20
 米国政府やBAEシステムズ社の過度な費用引き上げ要求で問題になっているKF16戦闘機の性能改良事業をめぐり、防衛事業庁が契約事業者を変更する方針を固め、これまでに掛かった費用について賠償請求に乗り出す構えを見せる中、現契約事業者のBAEシステムズが防衛事業庁を相手取り、米国の裁判所に訴訟を提起したことが分かった。
韓国側がBAEを提訴しようとしたら、BAEに提訴されたの巻。


この話、最初から上手く行くハズも無いような気はしていたら、この始末である。
KF-16は、米ロッキードマーティン社が開発したF-16をベースに作られた戦闘機である。ま、F-16の韓国仕様とでも言うべきだろうか?KF-16
当然、システム改修には製造者にお任せするのが一番なのだが、韓国側はそれを選択しなかったというのが、最初のお話。
入札を行って米LM社と英BAES社が応札した模様。BAEシステムズ社は英国に本社があるが、本件に関わって居るのは米国子会社ののBAEシステムズ・テクノロジー・ソリューション&サービスという会社である。


ところが、どういうわけだかKF-16の改修は予定通りのスケジュールにはならずに、納期が伸び伸びになり、「米国政府と英BAEシステムズ社が値上げ要求」してきたのが前回の話。
マッコリ爺さんから買ったくせに、改修だけBAEシステムズ社にお願いするからこういう話になるのか、2機のKF-16が改修に着手され、その後に問題発生と。
 防衛事業庁はこれまで、費用上昇に伴う契約取り消しの責任はBAEシステムズにあるとして、事業推進の過程で掛かった費用4325万ドル(約50億3800万円)の賠償を非公式に求めた。これに対しBAEシステムズ側は「われわれの責任ではない」として提訴に乗り出したのだ。韓国軍の兵器導入事業が国際訴訟に発展するのは異例のことだ。
ふむ、凄い話だな。

戦闘機改良事業 韓国政府が契約事業者の変更推進

2014/11/13 11:42
【ソウル聯合ニュース】韓国空軍の主力戦闘機KF16の性能改良事業をめぐり、英航空・防衛大手BAEシステムズが費用の引き上げを要求している問題を受け、韓国防衛事業庁が契約事業者を変更する方向で調整を進めていることが13日、分かった。
 軍消息筋は同日、「防衛事業庁は19日の防衛事業推進委員会にKF16性能改良事業者の変更推進案を上程する予定だ」と明らかにした。
 同庁は費用の引き上げ要求を理由にBAEシステムズと締結した同機性能改良事業関連契約を取り消し、新たな事業者として米ロッキード・マーチンを選定する方向で調整しているとされる。同社は2012年の同事業入札の際、BAEシステムズと競合した。


ちょっと前の話だが、こんなニュースがあった模様。
なんと、入札で競合した米LM社に改修をお願いする方針に変更したらしいのである。加えて、BAEシステムズ社には「事業推進の過程で掛かった費用4325万ドル(約50億3800万円)の賠償を非公式に求めた」というから、呆れるより他に無い。


何でもかんでも悪いのは他人のせい、手柄は全て自分のものというのが韓国の日常なのだからこれも不思議な話ではないのだが、一体何があったのかは気になるところだ。
ただ、推測は出来る。
ここからは憶測になるのだが、韓国のKF-16は通常のF-16とは違い、スペシャル仕様である。
ベースは、F-16C/Dブロック52なのだが、一般的なブロック52には採用されていないCCIP(Common Configuration Implementation Program:共通仕様実行計画)仕様機相当の機体儀装が実施されている。
  • HARM対レーダーミサイルを搭載してSEAD(Suppression of Enemy Air Defence:敵防空網制圧)任務が可能
  • ハープーン対艦ミサイルの運用が可能
  • にAN/AAQ-13/14 LANTIRN(Low Altitude Navigation and Targeting Infrared for Night:夜間低高度赤外線航法及び目標指示)システムの運用が可能
まあ、米軍のF-16は改修されてCCIP仕様になっているのだが、KF-16納入時には先進的な技術であり、韓国側が我が儘を言って導入した経緯がある模様。
ちなみに、韓国側の都合によって戦術データリンクシステムは音声通信用無線機を使用してデータの送受信を行う低価格を売りとした旧式のIDM(Improved Data Modem:改善型データ・モデム)を使用している為、米空軍や米海軍が使用しているTADIL(Tactical Digital Information Link:戦術デジタル情報リンク=リンク16)に接続出来ない。

この辺りの改修を含めて韓国側が色々とやりたかった模様なのだが、何故か不思議なことに米LM社では無くBAEシステムズ社に依頼する話になった。
多分、BAEシステムズ社もF-16のメンテナンス実績はあるのだろうが、これらの仕様を触るのが初めてであることが、色々災いしている可能性が高い。加えて、韓国軍は色々とブラックボックスを開けちゃう悪癖があるので、色々とやっちゃっていた可能性は否定出来ない。


BAEシステムズ社にしてみれば、KF-16を受け取ってメンテナンスを含めた改修作業に乗り出した結果、マニュアルに存在しない構成だわ、色々弄られちゃっているわで、改修作業が難航したのだ、と、そういう話のような気がする。

 ところが、最近になって米国政府が「事業に支障が出るリスク」を管理する費用として最大5000億ウォン(約528億円)、BAEシステムズが事業遅延と業務範囲拡大に伴う追加費用発生を理由に最大3000億ウォン(約317億円)、合わせて最大で8000億ウォン(約845億円)の追加費用を要求。BAEシステムズは、米国政府が先にリスク管理費用を引き上げたため追加費用の発生はやむを得なかったとして、自社に責任はないとの立場を主張しているという。
BAEシステムズ社の言い分は、「米国政府が追加費用を要求したから」という事らしいが、内情としてはそんな内幕があったのでは無いかと予想される。

まあ、韓国の防衛力に関わる話なので、詳しいところは出てこない可能性は高い。が、訴訟となればある程度の情報が出てくることが予想されるので、韓国側が徹底抗戦の構えを採れば、面白くなるかも知れない。

しかし、良いのかねぇ?
韓国軍は、我が儘を言ってF-15Kの追加購入やF-15SEの案を蹴って、今のところ調整中のF-35Aを購入することを選択してしまった。
F-35Aの性能も色々と問題はあるものの、一番の問題は納期遅れの可能性が高い点だ。
何しろ色々な国から発注があり、開発自体も遅れに遅れている機体だ。にもかかわらず、韓国の防空網を担うF-4やF-5は引退寸前である。
よって、KF-16の早期改修は必須だと思えるんだが……。
韓国F-X事業だって、F-35Aを買うんでなしに、最善策はF-15の追加購入かF-16の追加購入であり、次善の策としてF/A-18の購入というのが現実的な選択肢だったハズなんだけど。

この訴訟は何処まで行くのだろう?(笑)

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