魑魅魍魎集まるCOP20で、日本は針の筵か

針のムシロっていうより、ポッポが用意した日本のための墓穴から抜け出せないのが主な原因なんだが。

目標提出、日本へ圧力強まる=温室ガス削減で―COP20

時事通信 12月11日(木)14時59分配信
 【リマ時事】国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で、望月義夫環境相は10日(日本時間11日未明)に演説し、2020年以降の温室効果ガス削減目標の提出時期に関しては「できるだけ早期の提出を目指す」と述べるにとどめた。米国や中国など主要国が相次いで温室ガス削減に向けて積極姿勢を示す中、世界第5位の温室ガス排出国でありながら提出時期すら示せない日本への圧力は強まる一方だ。
しかし、なかなかヒドイ記事を書くな、時事通信。


以前にもちょろっと書いたが、僕自身は二酸化炭素による温暖化効果というのは、眉唾物の俗説だと信じて疑わない。
……と言うよりも、因果が逆だと、その様に理解している。つまり、温暖化が進んだから二酸化炭素が増えていると。
温度上昇と二酸化炭素量
良く出てくるこの図だが、温度上昇と空気中の二酸化炭素の量の相関を示していると、そう指摘されるのに使われる。
しかし、温度上昇が先で空気中の二酸化炭素含有量上昇はそれを追いかけるように増えている。当然、温度が下がれば二酸化炭素含有量も下降する。

素直に読めば、どちらが先か?という話は一目瞭然だ。
これに関しては、「二酸化炭素は海が吸収するバッファの存在によりタイムラグが生じるのだ」と説明されることもあるが……、その説明では二酸化炭素の増加によって気温が上昇することを説明できないよね?

もちろん、二酸化炭素の増加による温室効果の上昇は、科学的に立証される話なのだが、因果関係は未だにハッキリしていない。
更に、これもハッキリとした話なのだが、二酸化炭素よりも水蒸気の方が、温室効果に寄与する、具体的には温室効果の8~9割が水蒸気によるもので、残りの1割程度が二酸化炭素を含む温室効果ガスの影響だ。
地球の大気の組成のうち、窒素は78.1%、酸素、20.95%、アルゴン0.9%、二酸化炭素0.04%である。一方、水蒸気は最大4%程度(季節によって変動)となっている。
温室効果の高い水蒸気が4%で二酸化炭素は0.04%弱(水蒸気は酸素と水素によって構成されるので、直接比較は適切では無いが)となると、どうしたって温室効果にとっては水蒸気の方が支配的な要因なのだ。
これで疑問を持たない方がどうかと思う訳だが……、世界中が二酸化炭素を悪者にしているし、科学者も一部を除いてこの話に同調しているので、異を唱えるのは勇気がいるね。でも、理論的に説明されていない点は何故なんだろう。

無論、化石燃料の燃焼や、大気汚染が良いことだと言うつもりは無いし、二酸化炭素排出量が減らすことができるのであれば、それに越した事は無い。

そんな理由で、僕としても二酸化炭素排出量を抑える方針については反対する積もりは無いのだが……。
 環境相は演説で、削減目標に関し「エネルギーミックス(電源構成)に関する国内の検討状況などを踏まえて検討する」と表明。東京電力福島第1原発事故を受けて原子力の利用方針が定まらない中での苦しい立場をにじませ、国際社会の理解を求めた。
日本が何故ここまで下手に出ざるを得ないかというと、鳩ぽっぽの置き土産のせいだ。
こちらの記事で触れているのだが、天下の国賊鳩山由紀夫が、2009年に国連の演説で二酸化炭素排出量25%削減を表明し、国際公約としてしまったことに端を発している。
しかし、3.11の災害の後、この方針を見直すことを決めたのが、リンク先で紹介した話。
その後、リンク先の記事のように第2次安倍内閣でこの公約を撤回した訳だが、COP19までに新たな目標を出すと約束してしまった。
まあ、COP19はグダグダのうちに終わったので、「自主目標導入」って話でお茶を濁した。


じゃあ、COP20ではって話が今回のベースになるところ。
 ただ、各国が自主的に提出する削減目標は、来年末に合意する予定の京都議定書に代わる新枠組みに欠かせない。国連の潘基文事務総長は、9日の閣僚級会合で「特に経済力のある国や先進国は来年3月までに目標を提出してほしい」と言及。10日に望月環境相と会談した英国のデービー・エネルギー気候変動相は「野心的な削減目標を出してほしい」と求めた。
これ、建前は二酸化炭素排出量の削減だが、各国の単なる足の引っ張り合いに過ぎない。
こうした流れの中、アメリカと支那がバカバカしい自主目標を設定した。
米国や中国など主要国が相次いで温室ガス削減に向けて積極姿勢を示す中、世界第5位の温室ガス排出国でありながら提出時期すら示せない日本への圧力は強まる一方だ。
記事の中のこの部分は、まさにその点を示しているのだが、実際、リンク先でも説明したようにアメリカも支那も木で鼻を括ったような話しかしていない。

だいたい、世界5位といいつつ、全体の4.5%に過ぎない日本がどんなに頑張ったところで、全体割合で0.5%も削減できれば御の字である。
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それでも日本の二酸化炭素排出量を現状から11%を削減する必要があるのだから、もう「む~り~」と言わざるを得ない。
原発再稼働を!と叫べる状況でも無いし、その他の代替手段がある訳でも無い。
 一連の日程を終えた望月環境相は記者団に「日本は気候変動対策をリードすることが期待されている。一日も早く(目標を)出さないといけないと感じており、検討を加速したい」と語った。 
検討したところで、無理なモノは無理なのである。

2009年に何が起こったかと言えば、民主党政権誕生!という最悪な事態に陥っているが、そのことと二酸化炭素排出量とは直接は無関係だ。これはリーマンショックによる影響だと考えられている。

で、グラフをよく見て欲しいのだが、あれだけのことが起こったにもかかわらず、1990年と2009年の二酸化炭素排出量はほぼ同じ
国賊鳩山の1990年比25%削減というのが、如何にあり得ない数字なのかよく分かるだろう。

このように、事実関係を明らかにすると、時事通信の記事が如何にヒドイ記事かが分かるだろう。

二酸化炭素排出目標など、日本にとって設定することが無意味な事くらいは、もう疑いようのない話で、アメリカ辺りに技術協力をして排出量の削減に努力するみたいな話にしておけば良かったのである。
日本の二酸化炭素排出量削減は、そうそう簡単には実現出来ないレベルに来てしまっているからだ。
良い格好をしようなどと考えず、現実を直視すべきだ。


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