ボーイング社がKF-Xへの参加を諦めた模様

ボーイング社としては、この判断は妥当だろう。

米ボーイングが韓国次期戦闘機事業不参加を決定、ナッツ・リターンが影響・・韓国ネット「ボーイングも気付いた」「歴史的に韓国とつながりを…」

2015年01月23日
韓国メディア・ニュース1は、米ボーイングが韓国型次期戦闘機(KF-X)事業への参加を取りやめたと報じた。コンソーシアムを組む予定の大韓航空が、“ナッツ・リターン”事件で批判を受けていることも原因の一つだという。
どのような理由があったのかは憶測の域を出ないが、米ボーイング社が韓国と関係するリスクを回避したという話のようだな。


KF-Xのネタは、盛りだくさんすぎてリンクを全て貼るのもちょっと躊躇われる。
だから、出来るだけ今回の話に関連するところだけをチョイスして、リンクを貼っておこう。
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このようなモックアップは作られても、未だ何も決まっていないKF-Xなのだが、F4の代替はF-35Aに決定しそうな雰囲気だし、F5の代替にはFA-50を宛てるとかなんとか。
F-35Aに関しては、アメリカ側の報道を殆ど見かけないので、正式に韓国が導入出来る運びになるかよく分からない。
FA-50は、ベースであるT-50がF-16を小型化した練習機である事を除けば、現実的な選択肢なのだろうな。


で、今回はKF-Xの話。
KF-Xは、韓国空軍の現在の主力機KF-16を上回る性能を持つ4.5世代戦闘機で、F-4やF-5の代替機として2025年までの実戦配備を目指している。120機の生産をを予定しており、開発費8兆6700億ウォン、量産費9兆6000億ウォンを投じる大事業だ。
なかなか壮大な話だが、記事ではF-4やF-5の代替機としてKF-Xを予定しているなどと書かれているが、これは嘘だ。
上述した通り、F-35AとFA-50で代替しようとする動きがあるので、それが不安視されているというのならばともかく、影もカタチも無いKF-Xに、既に退役が始まっているF-4やF-5の代替が出来ようはずも無い。

だが、2025年までには実戦配備の予定なんだとか。
……あと10年しかないが、韓国お得意の永遠の10年というヤツだろう。


で、米ボーイング社なのだが、前の記事で指摘した通り、米ボーイング社の懐事情や技術承継などの問題もあって、次の戦闘機を作りたい。
で、こんな提案をしていたわけだ。
ボーイングは、F/A-18を改良した機体を大韓航空がライセンス生産する案を提案していた。
だが、結局降りるようだ。
KF-X事業の入札締め切りは2月9日で、ボーイングの参加取りやめにより、韓国航空宇宙産業(KAI)が落札する可能性が高まった。
まあ、当初の予定通りとも言えるな。


だが、僕はナッツリターン事件の余波と言うよりはこちらの記事の方が関連するのでは無いかと読んでいる。

大韓航空、航空機44機売却で1090億円調達へ

記事入力 : 2015/01/22 09:09
 大韓航空が向こう3年間で航空機44機を売却し、借入金の返済など財務構造の改善に充てることを決めた。
航空会社が航空機を売却というのだから、大韓航空も余程懐事情が怪しいのだろう。
これに先立ち、同社は19日、子会社の韓進エナジーが保有していたS-OIL(エスオイル)株(28. 4%)を約2兆ウォン(約2180億円)で売却した。
株式売却で資金調達というのは常道ではあるが、この時点で経営上は赤ランプが点灯している状況とも言える。この上更に、資金調達を計画しているとのこと。
大韓航空はまた、3月には有償増資を実施し5000億ウォン(約540億円)を調達する計画だ。航空機の売却や有償増資などを終えれば、連結ベースで800%台に達している同社の負債比率は600%台に下がる。
とまあ、こんな感じである。
経営状態が悪化した理由の一因にナッツリターン事件があるのは否定しないが、連結ベースで負債比率が800%台というのは、企業としてはかなりヤバイというか、ヤバイ所の話では無い。
こんな企業と組んで、勝ち目の薄い入札に参加するメリットは、ボーイング社には無いのだ、ということだろう。

まあ、F-15SEを提案していた次世代戦闘機事業(F-X)で、55回も入札して納入を勝ち取ったのに土壇場でひっくり返されたボーイング社が、懲りずに韓国空軍の戦闘機計画に首を突っ込む時点で気がつくべきだとは思うが……。

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