日本がベトナムに巡視船に転用可能な中古船舶を供与

対支那路線は鮮明だね。

ベトナム海上警備強化へ日本が中古船舶供与 首脳会談で決定

2015/9/15 19:55
安倍晋三首相は15日、首相官邸でベトナム最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長と会談した。南シナ海への中国の積極進出を念頭に、日本が巡視船に転用可能な中古船舶をベトナムに供与し、ベトナムの海上警備の強化につなげることを決めた。海上保安庁がベトナム海上警察の能力強化に協力することでも合意した。
シーレーンの要となるベトナム近海でも、支那に好きなようにやらせるわけには行かないんだよね。



さて、このニュースには以前にもあった。
以前は、確か「昇鶴」500tを供与していたのだが、この後も5隻(合計6隻が無償供与される予定になっている)が供与される予定だったはず。確か、計画では2015年の夏までに供与される話になっていたはずだ。
予定通りであれば、供与は終わっている話になるのだが……。

今になって改めてこんな話が出てきたと言うことは、「中古巡視船」が出てくるのを待たずして、早急に体制強化したいということだろう。

【ベトナム】中国船がベトナム漁船を襲撃―新造の巡視船を供与の方針・日本政府


配信日時:2015年9月14日 16時09分 [ ID:2513]
~~略~~
 日本政府は、これまでに中古の巡視船を供与してきたが、中国の攻撃が納まらない。15日におこなわれる日本・ベトナムの両首脳会談で、南シナ海で岩礁埋め立てや滑走路建設を進める中国対策として、ベトナム海上警察の能力強化を支援するために、新造の巡視船も供与する方針を表明するものと見られている。

事前にはこんなニュースが流れていただけに、敢えて「中古船」を注文する意味は、日本で既に供与可能な巡視船の手持ちが無い事と、新造するには時間がかかりすぎるので、とにかく早く船が欲しいと言うベトナム側の事情があるのだろう。



そういえばこんなニュースもあったな。

米、ベトナムに22億円供与へ 巡視船購入資金で

2015.6.1 12:32

ロイター通信によると、ベトナム訪問中のカーター米国防長官は、ベトナムに米巡視船購入のための資金として1800万ドル(約22億円)を供与する方針を明らかにした。北部の港湾都市ハイフォンで5月31日、記者団に語った。
ベトナムの海上防衛能力向上という方針は、日本だけでは無くアメリカも力を入れている分野だと言うことだろう。
 
アメリカが24時間365日ベトナム周辺海域をパトロールできるわけでも無いので、ベトナムが自分自身の手で警備するしか無い。

救難機能を備えた高速巡視船の進水式開催、医療施設も装備

2015/06/18 08:09 JST配信

 国防産業総局傘下ハイミン船舶建造修理社のX51造船所で16日、沖合いで救難活動を行う機能を備えた巡視船(FC-624)の進水式が行われた。ベトナム海軍司令部が発注して建造された。
 この巡視船は、英国とロシアの合弁会社が設計した。全長約63m、全幅約11.9m、最高速力25ノット、航続距離4200海里(約7780km)以上。


この流れは、アメリカだけでは無くロシアや英国も一枚噛んでいる模様。
ここまで力を入れる理由は、やはり対支那という側面が強いと思われる。



そして、外務省の資料でもこの通り……。
今年だけでもこれだけ巡視船の供与に関して催促がorz

プロジェクトとしてはこちらが参考になる。
こちらは去年の約束なのだが、「6隻を目処とした中古船舶や海上保安関連機材の供与」が決定している。
そして、こちらが冒頭のニュースにあった内容である。「本事業において,中古船舶や海上保安関連機材の追加的供与が行われる」と書かれているので、6隻に加えて更に、ということらしい。
ちなみに、新造船は別に供与する模様。「新造巡視船の供与については,早期実現に向けて双方で協議を続けていく旨を確認しました。」

どれだけ欲しいんだよ!!
しかしまあ、それだけ深刻な状況だとも言える。



流石に、共同声明では名指しは避けたようだが、もう、支那以外に該当者はいないのだから名指ししたも同然である。
 共同声明では、南シナ海での中国による岩礁の埋め立てや拠点構築を巡り、名指しは避けつつ「深刻な懸念」を表明した。
ニュース記事ではこの様な記載になっている。
双方は,南シナ海での大規模な埋立てや拠点構築等,現状を変更し緊張を高める一方的行為の継続に深刻な懸念を共有しました。
これが外務省の報道内容の該当部分だ。
共同声明はこちら。
仮訳(PDF)
まあ、目を通しておいて欲しい。
27.双方は,大規模な埋立て及び拠点構築を含む,緊張を高め,信頼・信用を損ない,地域及び世界の平和と安定を脅かす最近及び現在の南シナ海における動向に対する深刻な懸念を表明した。双方は,沿岸国には,海洋法を含む国際法に基づき,現状を変更する一方的行動を自制することが求められることを強調した。双方は,平和,海洋の安全保障及び安全,航行及び上空飛行の自由を維持することの重要性を強調し,また,関係当事者に対し,南シナ海における紛争を複雑化し,拡大させるいかなる一方的な行動も取らぬよう要請するとともに,国際法,特に国連海洋法条約(UNCLOS)の原則に基づいて,すべての紛争を平和的手段で解決し,2002年南シナ海の関係国の行動宣言(DOC)を厳格に実施し,南シナ海における行動規範(COC)を迅速に締結するよう要請した。
該当部分はこちらだと思われる。

ベトナムはなかなか付き合うのが難しい国ではあるが、しかし、双方の利害が一致していれば、多分、協力していける部分もあるだろう。
こうした防衛面での協力関係は、維持していって欲しい。
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