韓国空軍、F-15Kを3Dプリンターで作った部品で修理する

おいおい……。

韓国空軍、戦闘機の部品を3Dプリンターで製造=韓国ネット「形はいいけど質は大丈夫?」「これって軍事機密じゃないの?」

2015年11月26日、韓国・聯合ニュースによると、韓国空軍が最新鋭戦闘機F-15Kのエンジン部品の一部を3Dプリンターで製造しているという。
流石に樹脂成形したのでは無く、金属成形したものだとは思うが……、それにしたって3Dプリンタだぜ。


先日こんなオドロキのニュースを紹介した。
この時は、単なるプラスチックカバー的なモノを作るくらいの話だったのだが、今回はそうでも無いようだ。
なんと、驚くことにエンジン部品に使ったというのだ。
韓国空軍はF-15Kに搭載されたF110エンジンの高圧タービンカバー14個を、3Dプリンターで製造し整備に使用した。
高温タービンカバーだと?
タービンカバー
重要な部品じゃ無いか。


ただ、このニュース、きちんと読むとどうやらエンジンメーカーのGEが一枚噛んでいるっぽい。
元の記事を引用すると、こんな事が書かれている。
2012 年9月、F-15Kエンジンの高圧タービンカバーの摩耗欠陥を発見した後、翌年7月3D金属プリント専門技術を持つ(株)インステックとこの部品を3Dプリンタで国内調達する案を推進した。2 年余りの実験を経て、エンジン製作会社であるGE社から品質認証を受け、今年1月に再生修理技法を開発した。
http://www.yonhapnews.co.kr/photos/1990000000.html?cid=PYH20151126097600013
……3Dプリンタ?
カバー
ま、まあ、認証を受けたなら大丈夫なのか?
今年4月から9月までの3つの項目の航空部品と13種類の地上装置の部品の試作品を製造した。
あれ?なんか別の部品まで作っているような……。


調べた限りでは、この部品調達に使っているのはレーザークラッディングと呼ばれる肉盛り技術のようで、摩耗した部分の肉盛りに使う技法のようではある。

このレーザークラッディングと3Dプリンタとの関連性がいまいちよく分からなかったのだが、調べたらそれらしい話が出てきた。
どうやら積層造形技術(DMP)と呼ばれる技術によって任意の形に素材を作る技術がある模様。
この資料は日本の経産省の資料なのだが、DMPを用いて作った金属部品などの事例が紹介されている。

その筋ではそれなりに実証された技術のようだな。


ある意味最新技術をフル活用していると、そう言えなくも無い。
が、心配なのはその部品の信頼性なのだ。

GEが品質承認を出したとは言うものの、本当にその承認されたものの精度で部品が継続的に作る事が出来るのか?というのはかなり不安の残る要素である。

これが本当に有用な技術なのであれば、そもそもアメリカで採用されているだろうし、日本も是非とも真似すべきだろう。
だが、残念ながらそうした話は聞いた試しが無い。いや、アメリカのGE社はエンジン部品に3Dプリンタを活用しているといった話はチラホラ聞くので、皆無というわけでは無いが、保守部品に使うという話は聞かないというだけだ。

調子に乗って色々とやらかしてしまうのが韓国なので、今後も色々と心配の種は尽きないな。


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コメント

  1. 山田の案山子ちゃん2015年12月2日 7:58

    セラミックとカーボンカーバイトの複合材料を使う所だと思っていましたが・・・・熱や力がかからないとこなのでしょう。 ところでFA-50墜落炎上の原因は判明したのでしょうか?

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    1. この記事で気になるのは「高圧タービンカバーの摩耗欠陥」という部分。過度な荷重がかかる部分では無さそうですが、熱や力がかからない、というのは多分違うと思います。
      少なくとも摩耗する程度には何らかの力が作用する場所だと。

      エンジンにこうした部品を使っちゃおうという判断する辺りが、エンジントラブルに繋がる気がしてなりませんよ。

      GEが「大丈夫」だといったから多分平気なのでしょうが……。

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  2. あるけむ(R.K.M) @fwbc19652015年12月2日 8:02

    >あれ?なんか別の部品まで作っているような……
    こんな記事があります。ご参考まで
    http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2015/11/05/0900000000AJP20151105002300882.HTML

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    1. いつもありがとうございます。

      その内容は前回紹介しています。蝶番とか作ってしまう辺りが凄いなぁと。
      とはいえ、製品の評価がOKと出ているのであれば3Dプリンタで色々な物を作るという試みはアリだと思います。

      日本なら国防に関わるような場所では無く、別のところでトライしそうですけどね。

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