フィリピンがFA50を配備する

何故、FA-50なのか!という疑問はあるが、ソレしか選択肢が無かったのだろう。

フィリピンが韓国からFA50戦闘機導入 10年ぶり「戦闘機不在」解消も性能は…

2015.11.28 16:44
フィリピンが韓国から購入したFA50戦闘機2機が28日、ルソン島のクラーク空軍基地に到着した。フィリピン軍は10年間にわたって戦闘機部隊が存在しない状態が続いていたが、中国との領有権争いが激しさを増す南シナ海情勢を反映した軍近代化の一環として導入された。
ただ、その選択肢がベストだったのかはちょっと……。


T-50高等練習機は、FA-50のベースとなった機体である。
FA-50
素性こそ、アメリカのロッキード・マーティン社が設計し、その部品の多くがアメリカ製であるとはいえ、組み立てたのは韓国である。

そして、ロッキード・マーティン社は練習機として設計したのであって、軽攻撃機FA-50の攻撃機としての性能が保障される話ではない。

よって、その信頼性は……。



フィリピンがアメリカ軍との連携を考えているのであれば、軽戦闘機FA-50はそれ程悪い選択肢では無い。
FA50は韓国航空宇宙産業が製造し、2017年にかけて計12機が納入される。総額は189億ペソ(約492億円)。部隊編成後は、南シナ海を臨むスービック湾の飛行場に配備される予定だが、防空レーダー網などは未整備のため、どれだけ効果的に運用できるかは未知数だ。
ただ、その強みを出せる可能性のある、防空レーダー網の整備が出来ていないことを考えると、どうなんだろうなぁ、と。
 2機は28日早朝に韓国を出発し、済州島と台湾南部の高雄で給油。フィリピン空軍の操縦士ロランド・ペニャ中佐は「領域警備を行う上で画期的だ。より素早く現地に到達できる」と喜ぶが、FA50は練習機を基に開発されており、性能は高いとは言えない機種だ。
特に、アメリカ側が軍用レーダーの運用に必要なソースコードの輸出認証をしてくれなくって、インドネシアなどでは十分な運用が出来ないでいるという現状がある。

フィリピンならアメリカの同盟国なので、流石にインドネシアのような状況にはならないかもしれないが……。


そもそも、FA-50を選ぶのであれば、まず真っ先に検討すべきはアメリカのF-16戦闘機や、F/A-18E/F戦闘機だろう。
それぞれの最新機の仕様はかなり高価になってしまっているため、財政的にフィリピンには辛いのだろうが、それでもパッケージを考えれば無理をしてお金を捻出するだけの価値は充分あると思う。

その他だと、ユーロファイター・タイフーンあたりが考えられるがこれもそれなりに高価だ。

となるとFA-50の対抗馬と目される辺りを検討すべきで、例えばSAAB社のJAS39「グリペン」か、エアルマッキ社のM-346、AMX辺りが上がってくるハズ。

……何故選ばない。

実績的にもFA-50よりは評価が高いと思うんだが。

フィリピンとしては戦闘機を保有しない時代が続いていただけに、選定を急いだ結果だったと言えるのかも知れないが、選んだ機体がこれではねぇ。

支那の戦闘機程度なら、FA-50で十分に相手になると、そういう話なのかもしれないな。


一方で、韓国としても「FA-50が売れたニダ!」と喜んでばかりはいられないようだ。

そもそもこのT-50系のジェット機は、アメリカと韓国のワークシェアが55%:45%とアメリカの方が取り分が大きい。
故に、売れたとしても儲けになるかどうかと言うのはなかなか怪しい話である。更に、配備先がこれまた厄介で。
フィリピン軍は10年間にわたって戦闘機部隊が存在しない状態が続いていたが、中国との領有権争いが激しさを増す南シナ海情勢を反映した軍近代化の一環として導入された。
支那にすり寄る政策を続けている韓国にとって、支那に弓引くような行動は控えるべきなのだが……。



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