サムスンが目を付けるバイオシミラー

流石、パクリ専門業者だな。

“お家芸”がまた通用するのか? 韓国サムスンが狙う特許切れ薬「バイオシミラー」の商機

2015.9.16 06:00
 日本の医療費増大が止まらない。厚生労働省によると平成26年度の医療費は、前年度比7000億円増(1.8%増)の39兆9556億円となり、12年連続で過去最高を更新し40兆円の大台に迫った。高齢化の進展で増え続ける社会保障費の財政負担は、多くの国に共通する悩みの種だが、そこに、利にさといあの企業が目を付けた。韓国のサムスングループだ。
残念なことに、この考え方はサムスンとしては正しいと思う。


サムスンの利益をたたき出している「半導体」も「スマホ」も今や斜陽産業である。
しかし、「半導体」は日本の技術をパクったもので、「スマホ」はそもそも規格に合わせて部品を組み立てるという部分が支配的。つまり、サムスンはアイデアを盛り込むような要素が少ない分野で勝負している企業だ。

早くに有機ELディスプレイに目を付けたのも韓国のサムスンとLGである。

有機ELの技術は、かつて日本ではソニー辺りが血眼になって研究開発していたが、どうしても安定した製品を得られる目処が立たず、又、液晶ディスプレイの市場を喰うほどの製品に成長させることが困難との判断から早々に撤退してしまった。
東芝やパナソニックも必死に開発していたが、こちらも量産体制を見送る判断をした。
この分野で研究を先行させていたのは米コダック社だったが、ここも業績悪化によって製品化に漕ぎ着けること無く撤退。

こうして得られた研究成果を世界中からかき集めたのがサムスンとLGで、見事に製品化した訳だ。


無論、誰も成し得なかった有機ELの製品化という偉業は、それなりの技術力を有してこその話だろうし、当然その為の努力もあったと思う。その点は感心するべきであるが、しかしながら、ここにはちょっと面倒なからくりがある。

有機ELがディスプレイとしてあまりぱっとしない理由は、有機ELが問題点を抱えている技術であるからだ。
その問題点とは、ディスプレイとしての鮮明さが時間経過と共に劣化するスピードが液晶ディスプレイより顕著である事。設備投資が非常にコスト高である事。そして、歩留まりを上げるのが難しい事。大型化が難しい事。等々が挙げられる。

テレビなど、ディスプレイ用途で有機ELが採用され、販売されればその弱点は明らかとなるだろう。事実、ソニーが販売したテレビは、そうした問題を抱えていたと聞く。青色の発色が悪かったとか、経年劣化が激しかったとか。

しかし、スマホは製品寿命が短いこともあって、そうした欠点が目に見えて現れる前に廃棄される。この為にほとんど問題とはならない。バッテリー関連で爆発したり火を噴いたりすることはあるようだが、そうしたケースはそれ程多くないようだ。

だからこそ、サムスンのスマホは世界に通用しているのである。

だが、こうした芸当ができるのは、巨大資本を持っていて政府がそれをバックアップする体制が整っているからに他ならない。
結局、生産体制の構築は資金力が物を言うのである。


じゃあ、半導体は?というと、こちらも似たような状況だ。
日本の大手企業から大量に技術者が流出している。ヘッドハンティング、と呼ばれる手法で一本釣りされているようなのだ。

実際、半導体生産現場で使われる製造設備のほとんどはメイドインジャパンであり、そうした技術無くして半導体製造はほぼ不可能。この話は、液晶や有機ELの生産工場でも同じである。

結局、韓国の生産技術の多くは日本の企業が支えているという、何とも屈辱的な話となっている。


で、冒頭の話に戻るのだが、そんなサムスンが目を付けた「バイオシミラー」。ジェネリック医薬品のように、製造特許の切れたバイオ医薬品を作る事なのだ。

巨大資本を未だ抱えるサムスンにとって、畑違いとはいえ、技術的には確立されている内容を、人材を横取りして商売にするなど造作も無いことだ。お家芸と言っても良い。

もちろん、それは悪いことばかりではない。バイオ薬品が安く買えれば、更に多くの人が一時的に恩恵を受ける可能性が高いのだ。
が、それと引き替えにしてサムスンが医薬品業界を荒らし回った挙げ句に、その世界の技術の停滞を招くリスクも考えられる。半導体業界は軒並みそれでやられてしまって、日本で唯一生き残った東芝も青息吐息である。

また、冒頭の記事でも指摘しているが、韓国企業はその製品の安全性に責任を持たない傾向が強い。そうで無くとも、ジェネリック医薬品は期待した効果が出ないとか、そう言ったケースは耳にする。
サムスンの薬を飲んだら病気が悪化した、なんてことはありうるのだ。


それどころか、アップルの事案を考えれば、サムスンならば特許が存在していてもパクりかねない。

特許制度は、莫大な開発費を投入して開発した技術を保護し、開発者の利益を保護すると同時に、それを公開することで更なる技術革新を促す事を目的としている。

ところが特許が切れて陳腐化した技術を元に荒稼ぎした者が、技術開発に寄与しないのだとしたら、イノベーションは生み出されない。
そうだとすると特許制度そのものの根幹に関わる事態になってしまう。

サムスンはまさにそんな企業なのだ。

先のことを考えると、余り嬉しくない話だな。



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