ネットに偽情報が流れているとドヤ顔をする読売新聞

いや、それは当たり前だから。今さらそんなことを確認されてもな。

「ネットに偽情報流れている」81%…読売調査

10/13(金) 21:48配信
 読売新聞社は、15日から始まる第70回新聞週間を前に、全国世論調査(郵送方式)を実施した。
 欧米諸国でインターネットなどを通じたフェイク(偽)ニュースの拡散が問題となる中で、日本でもネットなどに多くの偽の情報が流れていると「感じる」との回答は81%に上った。
ネットに偽情報が流れているのは、「事実」である。
そして、そんなことは誰でも知っている

例えば、大手新聞社のサイトですら偽情報は出回っている。ランキング上位にいるブログでは、平気で偽情報を垂れ流している有り様だ。しかしコレはある意味仕方が無い部分があるので、「そういうものだ」と思うしか無い。
 インターネットなどを利用するとき、「自分と近い意見や考え方」に接する方が多いと答えた人は63%と半数を超えた。「自分と異なる意見や考え方」の方が多い人は26%だった。
そして人は、自分の知りたい知識をベースに情報収集を行う。これはネットにかかわらず、新聞を読むときであっても知りたい情報をしっかりと読み、そうで無い情報は流し読みか、読み飛ばす傾向にある。テレビだってそうだ。興味の無い情報が流れているときには集中力が落ちて、情報を取りこぼすことが多い。

これは多くの人が、情報収集にあたって「確証バイアス」と呼ばれる、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集めて、反証する情報を無視し集めようとしない傾向があるからだ。この傾向はどんな人でも大なり小なり影響され、偉い学者先生であろうと逃れられない。STAP細胞騒ぎは皆さんのご記憶にもあると思うが、あれは小保方女史だけが悪いという話ではない。残念ながら検証過程に問題があったり、理論構築に躓きがあったりという話で、こうした話は学問の世界では珍しくもないのだ。

理論的な情報検証をしたつもりであっても、結果的におかしな事実にたどり着いてしまう事は、学問の世界にかかわらずあると言う話だね。

よって、「ネット情報に触れる人」が、「嘘が混じっている」と知っていることこそが重要なのだと思う。



では、新聞やテレビで言っていることは信憑性が高いのか?というと、僕はこの点については懐疑的だ。
 新聞やテレビ、ネットなどのメディアを利用するとき、正しい情報を見分ける方法を学校で「教えるべきだ」と思う人は80%に達した。ニュースを知るために主に利用するメディア(三つまで)は、「新聞」と「民放テレビ」が各62%で並んで最も多く、「NHKテレビ」55%が続いた。
残念ながら、新聞やテレビの情報は、情報提供者が意図的に情報をねじ曲げたり、情報を隠したり、時には真っ赤な嘘を流したりする事が多いように思う。

詐欺の手法で有効なのは、正しい情報の中に嘘を混ぜていくことだと言われている。だからこそ人は欺されやすい。

では、「正しい情報を見分ける方法」はあるのだろうか?
ネットの場合は、複数の情報源にあたる事だと言われている。
例えば、僕の場合は、ブログで「政治」に関するネタを扱うことが多いが、大抵はニュースソースを利用している。そして、可能であれば関連する政府の公式情報を確認する様にしている。
ニュースソースを参考にするのはメディアの情報がある程度の真実性を含んでいるからだと考えているからである。ただし、複数の情報源を探すよう心掛けている。ところが、意外なことにこの「複数の情報源」というのが難しい。「共同通信」ソースで、情報を垂れ流しているケースが割とあるからだ。この場合は複数の情報源を確認しても内容は同じであり、複数確認しても意味は無い。その場合は別の情報源からの続報を待つしかない。一社だけしか出していない情報は、まずその確度が怪しいと考えて良いだろう。
政府の公式見解は、国の威信にかけて情報発信をしているので、間違った情報は少なくなると考えている。ただ、必要な情報が得られるケースが少ないのがネックだ。

そんな訳で、工夫次第で正しい情報が手に入るというのがネットの最大のメリットであり、「ふれた情報に嘘が含まれる可能性」を考慮できない人には、オススメ出来ない媒体ではある。新聞やテレビなどの複数の情報源を組み合わせて情報を精査すべきだという意見もあるが、新聞やテレビで出る情報の殆どはネットでも流されるので、あまり新聞やテレビを利用する必要性は感じられない。テレビの特集番組などは、1つの情報を深く掘り下げることがあるので未だ参考になる可能性があるが、公共放送を標榜するNHKですら、特集番組で嘘を流すことがあるので、それを鵜呑みにするのは危険だ。

そう考えると、新聞が一番情報源としてはメリットが薄いな。まあ、新聞も特集記事を組むことがあって、網羅的に情報が得られる事はあるが……。

まあ、どんなメディアを利用する場合にも、嘘には注意しようぜ、という事ではあるのだが、情報を隠すことが多いテレビや新聞よりは、ネットの方が利用しやすいと思うのは僕だけなのだろうか。
そして、そう思われていることこそが、新聞業界やテレビ業界の凋落に繋がっている、そうは言えないだろうか?



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コメント

  1. 木霊さん、マスメディアの垂れ流す情報に嘘(歪曲による誘導を目的としているので、ネットのフェイクニュースよりタチが悪い)が日常茶飯事に混じているという厳しいご指摘は、実に的を得たものと思います。

    世界で起きていることの原因や真実を少しでも読み解こうとした時、誰もがリテラシー能力を駆使して色んな情報から判断するのに、新聞もTVもネットも(時には専門書なども)大いに利用するのが普通でしょうから、新聞というメディアの誘導記事にしか過ぎない基本スルーでいいでしょう。
        ↓
    >よって、「ネット情報に触れる人」が、「嘘が混じっている」と知っていることこそが重要なのだと思う。

    政府が面子を懸けてやる公式発表は、事実を読み解く上で大事な基準点と言えますが、残念ながらこれを検証すべき役割のマスメディア自体が、記者クラブというぬるま湯(実は檻の中に閉じ込められた薄汚い奴隷)で全社一律でそのまま鵜呑み発表というありさまですからね~。(15年戦争中に大本営発表を追従しまくったのとどこが違うんでしょうね)

    読売に限らず社外の識者なんかを集めて(とんでもないバカも混じっている)、新聞の役割と信頼性・必要性を必死で訴える風潮が盛んなんで、今回の記事も自らの正当性を強調したいのがミエミエの姑息極まりないクズ記事ですね。(冷笑)

    未だに新聞・TVを頭から信じている国民が60%・・・、僕にはこれこそが一番の危機だと思えます。

    木霊さんのブログが読みごたえがあり非常に参考にできるのは、この姿勢が(記者魂と言っていいんじゃないかな)ハッキリと読み取れる事です。
        ↓
    >では、「正しい情報を見分ける方法」はあるのだろうか?
    >ネットの場合は、複数の情報源にあたる事だと言われている。

    よく信憑性に問題がある記事を紹介された時には、「ソースが怪しいが」・「続報を待つしかない」・「偏ったメディアなんで真に受けるのはどうかと思う」とかいうニュアンスを必ずコメントされていますよね。

    この基本的で一番大事な「記者魂」がマスメディアに完全に欠けていて、国民に伝えるべき真実&続報を必死で追いかける根性も気概もないのが、現在のマスメディアではないでしょうか?

    残念ながら才能があり取材力に長けた、フリーランスのジャーナリストに頑張ってもらうしかないですね。(数は少なく絶滅品種に近いかもですけど)

    P.S.
    フリーランスも「確証バイアス」にかかっているケースが多々ありますから、これもすべて鵜呑みにしてはいけないでしょう。
    でも、数冊の時事評論的著書を読めば、だいたいの傾向は掴めますから、あとは読み手が個々人のリテラシー能力をしっかりと磨くしかないでしょうね。

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    1. 木霊さんごめんなさい!でもマスメディア反乱軍様に言わせて。
      お願いします。

      マスメディアは軍様。

      先のスレ違いも甚だしい会話に、追記を入れました。お読み頂きたい貴兄には。御願い!

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    2. 木霊さんごめんなさい!
      でも木霊さんも理系なのに漢文を愛する方でしょ?
      どうしても無用の用について語りたかった!
      それが役に立つ事を実体験から言いたかった!
      木霊さんにも読んでほしい!実は。
      無用な教養が、命を助ける事も言いたい!
      木霊さんに私が反社会的集団のフロントであった事を明かした事があったかな?
      でも今の社会の教養は
      あまりに無駄が無さ過ぎる!
      それは言いたかった!
      こっちも本当に物理的に命を掛けた現場で役に立ったから!

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    3. けるぴむさん、さっそく読ませて頂きました。

      中々、一般人では経験できないヘビーな人生を歩んで来られたようで、今さらながら貴方の経験値の深さに感心(関心も含めてですね)しちゃいます。(微笑)

      「無用の用」・・・、良い響きを持つ言葉ってたくさんあるのが、「日本語」を使う「日本人」に生まれた最高の至福と思っていますが、なるほどこれは非常に示唆に富んだ言葉を教えていただきありがとうございます。

      哲学は元より文学・映画を含む物語には至福の言葉がたくさんありますが、なぜ作者がそれを人に伝えたいと思ったのか・・・、僕は優れたプロットも重要ですけど使われた言葉の意味(背景)に興味があります。

      けるぴむさんほどハードな修羅場ではありませんが、僕も営業を生業としていましたから、債権回収などのゴタゴタで何度か経済ヤクザを相手にした事があります。

      キリは下っ端のブラックジャーナリストから、日本の最高学府出身で元は国家の法治に関わる仕事をしていた経済ヤクザ(有名な組の御曹司とか開陳してました)なんてのもいましたが、まるで漫画の様なセリフでブラフをかけられましたね~。(苦笑)
      「舐められたらこの商売やっていけない。お前も覚悟して腹括れるんか!」・「俺の為に命張って何でもやる若い衆はいくらでもいる」・「元総理のコネだってあるから、いつだって叩き潰せる!!」etc・・・、呆れちゃいましたけど。(笑)

      まあ、なんとかさばきましたが(ちゃんと利益は確保しましたよ)、今考えるとけっこうヤバイ事になってたかもですね。(苦笑)

      営業マン時代に座右の銘にしてたひとつが、映画「ゴッドファーザー」でM・ブランドが放ったセリフですね。
      交渉が決裂直前で最後の手段に出るわけですが、「相手が断れない条件を突きつける」・・・、これが折衝の肝と実践してきました。(タイミングと状況さえ間違わなければほぼ100%成功でしたね)

      先に紹介した山本周五郎さんは、たったひとつの言葉を作中の登場人物に語らせる為に(伝えたい大切な事ですね)、何年も小説の構想を練って作品にする稀な作家でした。

      蛇足になりますが、そんな忘れられない数多くの作品の中で、何度も読み直した短編「武家草鞋」から引用させて頂きます。

      清廉潔白で高潔な志ゆえに、武家社会にも脱藩して身を投じた庶民社会の現実にも絶望し、遂に自害して果てようとする若い武士に対して、静かに見ていた老人が投げかけた言葉です。

      >「見えざる真実が世の中の楔になってゆく、人に求める必要がどこにあるか、問題はまずあなただ、自分が責めを果たしているかどうか、そこからすべてが始まるのだ・・・」

      > 「廉直、正真は人に求めるものではない」

      >「人間を高めるのは経験のありようではない、経験からなにを学ぶかにある」

      >「こなたは世間を汚らわしい卑賤なものだと云われる、しかし世間というものはこなた自身から始まるのだ、世間がもし汚らわしく卑賤なものなら、その責任の一半はすなわち宗方どのにもある、世間というものが人間の集りである以上、おのれの責任でないと云える人間は一人もない筈だ、世間の卑賤を挙げるまえに、こなたはまず自分の頭を下げなければなるまい、すべてはそこから始るのだ」

      ここだけ読めば青臭い感じなんですけど、いくつかのエピソードを絡めながら緻密にプロットを構成し、最後のこのセリフのやり取りこそが周五郎さんの伝えたかったことですね。

      僕たちは自分の経験値からたくさんの「無用の用」を内包しながら、常に世間と関わり責任を担っている・・・、そんな風に自省して生きていきたいと思っています。(微笑)

      P.S.
      木霊さん、またまたテーマずれ失礼しました。

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    4. お二人とも、内容は目を通させて頂いていますよ。
      僕には少し難しい話も含まれていたこともあって、コメントできませんでしたが、文学は良いですよね。心が豊かになりますから。ただ、「哲学」「文学」は体系的に教えて分かる話なのか?という点はよく分からないのです。そうした講義を受けた経験が無いからかも知れませんね。

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  2. 総選挙も終盤を迎えていますが、安倍ちゃん積極支持ではないものの国民の総意は「今は現政権に託すしかない」という方向のようですね。(消極的な選択肢しかないのは不幸ですが、これが当然でしょう)

    しかし、豊洲問題で完全に老醜を晒しちゃった石原の爺様が、「枝野は男だ!!」とコメントしたり、映画シン・ゴジラで有能な部下をないがしろにし上に媚びるヘタレ役を演じた、ゾンビの横光克彦が引退撤回して立憲民主党から立候補して健闘したり、クダラナイお笑い芸人のネタより笑いを誘う現象がアチコチで・・・。(苦笑)

    あくまで結果を見てからですけど、現時点での予想で日本に多少メリットがあるかなとポジティブに考えてみました。

    ①安倍ちゃんが憲法問題を初めて前面に打ち出した結果が、長年の憲法問題(というか自衛隊を含む安全保障問題)のダブルスタンダードに楔を打ち込めそうな事。
    ②旧民進党が割れた結果、サヨク勢力がハッキリと浮き彫りになり、この極左の危険さがやっとマトモに論じやすくなりそうな事。
    ③立憲民主党に票を喰われた共産党が大幅減になりそうな事。
    ④獅子身中の虫である公明党も議席を減らしそうな事。(政権内での存在感&発言力低下を歓迎)
    ⑤結果、厄災を抱えているとしか思えない、「希望の党」の怪しげなトンデモ議員達を大勢排除出来そうな事。(残念ながら自民のトンデモ揃いな当選3回議員は生き残っちゃいますけど)

    ざっくりこんな感じで観ています。

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    1. もう、今回の選挙戦はカオスな模様ですな。
      石原氏が「男だ」といった気持ちは、実は僕には少し分かるのです。ただあれ、「男」というよりも、進退窮まって打算的に動いた感じの様にも感じました。

      ただご指摘の通り、今回の分党劇、意外に政党勢力の整理ができたという点では、割と評価できる気がします。そういう意味では寧ろ前原氏を評価したいところですね(苦笑
      どう転ぶかは分かりませんが、興味深い流れになっていると思います。

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