日本政府、日本版トマホークを開発の方向で検討

トマホークですか。
tomahawk
BGM-109「トマホーク」はアメリカが開発した巡航ミサイルである。
色々改造されているので、現在はブロックIVというバージョンが開発中だったと思う。運用されているのはタクティカル・トマホークでブロックVに相当するとか、中止されたブロックIVに相当するとかいう話がある。
多分、このタイプの巡航ミサイルを保有するとなると、色々と騒ぐ人がいるので、「だったらアメリカから買ったら?」という話も出てくるのだろう。が、トマホークには核弾頭が搭載されるタイプがある為、別の観点から批判されるかも知れない。まあ、核弾頭が搭載できるタイプは対地型のバージョンで、日本が必要とするタイプとは違うみたいだが、反対派にとっては多分そんなの関係無い。面倒な事だな。

日本版トマホーク、政府が開発の方向で検討

11/20(月) 8:14配信
 政府は、地上の目標を攻撃できる巡航ミサイルを開発する方向で検討に入った。
で、日本政府はどうやらこれを開発の方向で検討し始めた、というのが今朝のニュースである。
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ちなみに、「離島奪還が主な目的」とされているが、敵基地攻撃能力を保有できることになる。
 巡航ミサイルは搭載したレーダーなどによって攻撃目標に向かう精密誘導兵器で、弾道ミサイルが放物線を描いて上空から飛来するのに対し、飛行機のように翼とジェットエンジンで水平飛行する。米国の「トマホーク」と共通点が多いことから、防衛省内では開発するミサイルを「日本版トマホーク」と位置付けている。
何処まで政権を課すかは分からないが、「精密誘導兵器」という名前が付いている以上は、とあるニュースが頭をよぎるわけだ。

日本でトマホークを開発する意義は色々あるのだろうが、コイツとの併用を前提としているのであれば、なるほどな、と思う。
4基のみちびきが打ち上げられたことで、順調に行けばGPSの精度は日本国内及びその周辺においてセンチ単位まで向上する。

あとは、こちらのニュースだな。

イプシロンロケット3号機による
高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)の打上げ延期について

平成29年9月29日
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、内之浦宇宙空間観測所から高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)を搭載したイプシロンロケット3号機の打上げを平成29年11月12日に予定しておりましたが、射場での機体点検作業時において電気系統に不適合が確認され、対策に相応の時間を要することから、打上げを延期することといたしました。

打ち上げは延期されてしまったが、固体燃料ロケットの打ち上げは、未だ国内で続けられている。
SS-520の5号機打ち上げは今年中にはちょっと無理があるが、来年辺り、再び関連ニュースを聞く事ができるのでは無いか。

イプシロンやSS-520は固体燃料ロケットであり、この手の技術は日本もかなり高度なものを保有している。トマホークもそうだが、発射は固体ロケットブースターによって行われ、途中からターボファンエンジンで巡航するのが巡航ミサイルと呼ばれるミサイルの特徴である。つまり、巡航ミサイルを作る素養は日本に既にある訳だね。

そして、巡航ミサイルの誘導方法は色々あるが、GPS誘導はミサイルの誘導方式としては割とメジャー。そして、価格的にもGPS誘導だけであればある程度抑えられる。終端誘導をきちんとしないとダメなのかも知れないけれど……。
トマホークはコストが高い上に射程が長い。これは良い面もあれば、日本にとっては都合の悪い面もある。軽量化しつつ射程を抑えて安価な巡航ミサイルを開発出来れば、自衛隊の装備品としては優秀なものになるだろう。

……とはいえ、開発をやるとすれば外国にも売ることを前提にしないとなかなか安くならないんだけどね。
何れにしても、是非とも開発を初めて欲しい。


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コメント

  1. あるけむ(R.K.M)@fwbc1965_32017年11月20日 16:47

    「日本版トマホーク」とか言ってますが、実は「12式地対艦誘導弾(改)及び哨戒機用新
    空対艦誘導弾」の開発の話ではないかと。
    参考)防衛省「平成28年度 事前の事業評価 評価書一覧ー12式地対艦誘導弾(改)及び哨戒機用新空対艦誘導弾」

    もしかすると、この辺りの話も絡んでいるかも...
    参考)防衛省「平成29年度 事前の事業評価 評価書一覧ー新対艦誘導弾の要素技術の研究」

    読売新聞しか報道してないですし、アドバルーンかもしれませんね。
    早速食いついた連中がいますが...
    ソース)中央日報「日本の地上攻撃可能なミサイル開発に韓国メディアは批判的反応」
    >日本の防衛省が地上攻撃可能な巡航ミサイルを開発することにしたと読売新聞が20日に
    >報道した。これに対し韓国メディアは批判的な論調を取っている。

    最近は、対艦ミサイルに対地能力を持たせる傾向にあるようです(ハープーンの最新型は対地能力を持っているとか)

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    1. ありがとうございます。
      この12式地対艦誘導弾及び哨戒気真空対艦艦誘導弾の関係の開発の話は以前からちらっと出ていましたが、この時期に報道を出したというのは何か意図的なものを感じます。

      とはいえ、ご指摘の様に読売新聞以外にソース無し。
      アドバルーンの可能性は極めて高いですね。

      そうだとしても、なかなか魅力的な話ではありますが。

      削除
  2. 防衛省の平成30年度概算要求に有る、「島嶼防衛用新対艦誘導弾」及び「島嶼防衛用高速滑空弾」のことではないかと思われます。読売が「日本版トマホーク」と報じているのはこの内の「島嶼防衛用新対艦誘導弾」だと思います。URLを貼っておきます。
    https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20170831-00075188/

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    1. 情報ありがとうございます。
      更に色々情報が出ていますが、もうちょっと情報が出てから記事を書きたいと思います。

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