発言を覆す韓国、「インド・太平洋ラインに編入される必要は無い」

あー、もう、メチャクチャだよ。

青、韓米首脳発表文の「韓米同盟はインド・太平洋ライン」…一日で覆す「編入の必要ない」

2017年11月09日17時04分
  金顕哲(キム・ヒョンチョル)青瓦台(チョンワデ、大統領府)経済補佐官が9日(現地時刻)、韓米首脳会談で議論された「インド・太平洋ライン」に「編入される必要がない」と話した。
民進党か、希望の党の党員かっつーの。
これを報じているのは中央日報なのだが、流石に呆れ気味である。

さて、この話は一体どういうことなのかという話なのだが、先ずはこちらの記事をご覧頂きたい。これは今年の7月の話である。

「共同声明の発表まで7時間」…韓米首脳会談で冷や汗流れた瞬間

登録 : 2017.07.03 05:39修正 : 2017.07.03 06:57
 今回の韓米首脳会談は成功的というのが大方の評価だが、冷や汗が流れる瞬間もあった。
 30日(現地時間)午前に行われた単独首脳会談や拡大首脳会談までは比較的順調だった。北朝鮮の核問題を含む事案では大きな異論もなく、貿易収支については議論が長くなったが、互恵貿易の原則を確認する線で決着をつけた。会談中、ドナルド・トランプ大統領は文在寅(ムン・ジェイン)大統領との関係を「非常にいい」(very very good)や、「素晴らしいケミストリー」(great chemistry)とまで表現したという。
 問題は午前に首脳会談を終えた後、ホワイトハウス前のローズガーデンで開かれた共同マスコミ発表の際、トランプ大統領の「突発的発言」が飛び出してからだった。トランプ大統領は「ご存知のようにその貿易協定(韓米FTA)の期限が近づいて来ている。私たちはうまく交渉するだろう」とし、韓米自由貿易協定(FTA)の再交渉を事実上公言した。自由貿易協定の再交渉に関する言及がなかったという大統領府の説明と食い違う内容であり、「失敗した会談」ではないかという声も聞こえた。さらに、半日以上も共同宣言文の発表が遅れると、首脳会談が成果なく終わったのではないかという推測も流れた。


概ね順調に行っていた米韓外交だったらしいのだが、米韓FTA絡みの話をトランプ氏が持ち出して、空気が一変したと、この記事には書かれている。
しかし、トランプ氏が韓国に行ってこの話をしない理由は無いので、「唐突的発言」というのは、一方的な言い分であろう。
米韓FTAで何が問題かって、韓国にとっては短期的には旨味があっても長期的には非常に毒素効果の高い条約という点だろう。そうした中での米韓FTAの見直しは、寧ろ韓国にとっても受けて立つべき内容なのだが、韓国側は戦々恐々としている。それは、僅かに残った旨味の部分でかなり無茶をやった韓国が、ここで締め付けをされるとその旨味すら無くなってしまうからだ。
そこを、「自由貿易協定の再交渉に関する言及がなかった」というのは、無理があるわけで。

7月の会談の際にもこうした紆余曲折があった。

では、今回の米韓首脳会談ではどうだったか?
発表文には「トランプ大統領は相互信頼と自由・民主主義・人権・法治など共同の価値に基づいた韓米同盟がインド、太平洋地域の安保、安定と繁栄のための核心軸であることを強調した」と記されている。たとえトランプ大統領が話した形式になっているとしても、韓国の同意、または黙認がなかったとすれば盛り込むことのできない表現だ。発表文に限ってみると、韓米同盟がインド・太平洋ラインの一つの軸だと韓国政府も認識したと解釈するほかはないという意味だ。
この記事の書きっぷりではいまいち内容が分からないので、別の記事を引用しておこう。コレも中央日報からだ。

トランプ大統領、FTA破棄に言及せず…韓米首脳会談の争点(1)

2017年11月08日09時13分
文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ米大統領は7日の首脳会談で、米国の最先端戦略資産配備などに関する議論を進展させた。この過程で、これまで繰り返し要求してきた韓米自由貿易協定(FTA)問題に対するトランプ大統領の発言の強度も弱まった。この日の単独・拡大首脳会談、青瓦台(チョンワデ、大統領府)のブリーフィング、両国首脳の共同記者会見の内容に基づいて争点を整理した。
争点整理とあるが、読みにくいので、項目毎に紹介しよう。
◆「韓米は同盟国以上」
トランプ氏「大韓民国は米国にとって単なる長い同盟国以上」「我々は戦争で共に戦い、平和の中で共に繁栄したパートナーであり友人」「韓国を跳び越えていくことはない。この点ははっきりと言える」
ムン君「トランプ大統領が防衛公約を繰り返し確認し、連合防衛態勢をさらに強化していくことにした」
トランプ氏「我々の同盟は韓半島(朝鮮半島)とインド・太平洋地域の平和と安保においていつよりも重要だ」


アメリカ側は韓国との同盟関係を確認しつつも、アメリカの作戦にしっかり乗ってこいよ、と韓国に要求している。しかし、韓国側は単に相づちを打っただけという形だな。
◆「北核の平和的かつ根源的解決が原則」
ムン君「我々は北が核・ミサイル挑発を直ちに中断し、一日も早く非核化のための対話の場に出てくることを強く促す」「北が自ら核を放棄し、真摯な対話に出てくるまで最大限の制裁と圧力を加えていくという従来の戦略を再確認した」「共同の接近方法に基づき、北核問題の平和的かつ根源的解決のために努力する」
トランプ氏「いま(北核解決のための)カードをすべて見せることはできず、現在としては北朝鮮が正しいことができるよう導くことが重要だ」「現在3隻の空母が(韓半島周辺に)あり、原子力潜水艦も配備されているが、二度とこのようなものを実際に使うことがないことを望む」
ムン君「今は制裁と圧力に集中する時だ。局面が転換すれば韓半島平和体制の構築について韓国と米国の間でより緊密に協議することになるだろう」


アメリカ側が朝鮮半島の非核化を目指す一方で、韓国は北朝鮮の非核化を強調している。そして、対話をしろと北朝鮮に要求しつつ、今は「制裁と圧力に集中」すると約束している。完全に韓国がアメリカに押し切られた形だな。

必要なのはこの2つなので、この辺りで止めておくが、明確にアメリカ側が米韓同盟はインド・太平洋地域の平和と安保に貢献すると明言している。韓国側がこれを否定していない以上は、同意したものと見做して間違い無いだろう。



ところが、冒頭の記事のように青瓦台は翌日にこれを引っ繰り返しちゃった。

青「日本が構築した『インド・太平洋ライン』…韓国に編入する必要ない」

2017年11月10日08時21分
  青瓦台(チョンワデ、大統領府)が8日夜公開した韓米共同発表文のうち「韓米同盟がインド・太平洋地域の繁栄のための核心軸」というものに15時間ぶりである9日、同意しないという立場を発表した。
  金顕哲(キム・ヒョンチョル)青瓦台経済補佐官はこの日午前、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が訪問中のインドネシア・ジャカルタでの記者会見で「日本が『インド・パシフィックライン』といって日本・オーストラリア・インド・米国をつなげる外交的ラインを構築しようとするが、我々はここに編入される必要がない」と名言した。前日、両国が共に公開した発表文で「(ドナルド)トランプ大統領は相互信頼と自由・民主主義・人権・法治など共同の価値に基づいた韓米同盟がインド・太平洋地域の安保、安定と繁栄のための核心軸であることを強調した」としたものとは異なる基調だ。
すげーな、オマエ。
そりゃ、トランプ氏から「信用できない」って言われるよ。

米紙、韓米首脳会談が終わると「文大統領は信頼できない友人」

2017年11月09日09時02分
  世界最大の経済紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)が7日(現地時間)、「韓国、北京に頭を下げる」(South Korea’s Bow to Beijing)と題した社説で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領について「信頼できない友人」(unreliable friend)と評価した。
この話は、こちらの記事で示した通り、ムン君の一連の行動について批判的に言及したものと思われる。
これだけやらかしておいて、青瓦台がさらに輪をかけてやってしまうと言う、ちょっと常識的には考えられない流れだ。
特に、この発言をした経済補佐官は外交分野とは関係無い立場での発言である。多分、支那に対するリップサービスでの話だとは思うが、このタイミングでこれは無いだろうと言う事を韓国はよくもまあやらかすなぁ。
  青瓦台高位関係者はこれに関して「前日の発表文は両国首脳の合意文の性格でなく、両国首脳が強調(highlight)したという意味をこめている」と主張した。引き続き「金補佐官がどのような意図で発言をしたのかはもう少し詳細に検討する必要がある」と話した。
  「インド・太平洋」という概念は既存の「アジア・太平洋」という概念を代える意味で、事実上中国を包囲する意図を内包している。米国当局者が数週間前から集中的に取り上げてきた。アジア訪問の途についたトランプ大統領が安倍晋三首相との首脳会談に続き、文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談でも同じ表現を使った。
  青瓦台のもう一人の高位関係者は一部で「インド・太平洋の強調は日本の意図が反映されたもの」という主張を念頭に置いたように、「日本が狙うのは明らかに中国に対する孤立作戦」としながら「文大統領が韓日米3国の軍事同盟については不可だという立場を明らかにしたため、経済も(インド・太平洋ラインへの編入はないというのは)同じ」と主張した。
そして、この発言に関する青瓦台の言い訳が又凄い。
要約すると、「反日の立場を貫くためには日本が言い出した戦略に韓国が一枚噛むことはできない」そういう話だ。



全てを台無しにしていくスタイルだな。

オマエの掌、返しすぎて複雑骨折してるんじゃねーの?


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コメント

  1. もういっそ、これ(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9e/인조의_항복.jpg)みたく支那の属国にでもなって、支那諸共滅亡してくれないものかしら。

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    1. 地政学的に、勝手に滅亡されても色々と火種になるのが朝鮮の質の悪いところですな。
      支那の属国になる路線は順調に進んでいますので、戦争を始めるくらいならば無血開城してくれた方がありがたいですね。

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  2. 日本も軍事面は結構ひどいですよ。
    海外では報道が盛んなのに日本メディアは報じない欠陥機F-35の大量購入。防衛省が国産ステルス戦闘機F-3開発中止検討、しかも日米首脳会談直後のこの時期、関連がないはずがない。更に、ほぼ100%飛んでくるはずのない北朝鮮ミサイルの防衛のために色々買わせられる日本政府。
    今後、日本の装備品はアメリカ製だらけになって日本の防衛産業はいつまでも育たないでしょう。それは引いては景気衰退など日本の国益に直結する。
    日本の国益を考えるならこういう所を追及すべきなのに日本メディアは首相官邸やアメリカとグルになってるからもうダメ過ぎる。

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    1. 日本の国防にお十分な資金が供給されていない点に関して異論はありませんが、100%北朝鮮のミサイルが飛んでこないというのは、事実認識としてはかなり不味いと思いますよ。
      「ほぼ100%交通事故に遭わないのだから保険に入らない」というのと、そう変わらないと思います。アメリカの兵器を色々と買っていることに関して思う所はありますが、今のところ他に選択肢が無いのも事実。

      国益と国防は両立させねばなりません。
      どちらか一方だけ、と言う訳にはいかないのです。

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