韓国でビル火災、そして管理者逮捕

先に断っておくが、これは、韓国を貶す積もりで取りあげた訳では無く、韓国へ旅行しようと考えている人へ注意喚起という意味で取りあげた。

まあ、韓国に旅行に行こうという人にとっては、僕のブログなど読むに値しないモノだとは思うんだけどさ。

韓国29人死亡火災 所有者ら拘束

12/25(月) 6:41配信

韓国で21日、29人が死亡したビル火災で、警察は24日、ビルの所有者ら2人の身柄を拘束した。
この火災は21日、中部・堤川(チェチョン)にある、スポーツ施設やサウナなどが入る商業施設で起きたもので、これまでに29人が死亡したほか、29人がけがをしている。

日本ではこのような報道がなされているが、結構なビル火災だったのだろうか?


ビル火災


こちらは産経新聞から引用した写真だ。記事も引用しておこう。

ビル所有者ら2人拘束 29人死亡、過失致死傷容疑

2017.12.25 07:47

 韓国中部の忠清北道、堤川にある公衆浴場やスポーツクラブが入るビルで29人が死亡した21日の火災で、韓国警察は24日夜、ビルの所有者の男(53)ら2人を業務上過失致死傷容疑などで拘束した。聯合ニュースが報じた。

29人の犠牲者が出てしまったことは残念だと思うし、ご冥福を祈りたいと思う。

だが、ここで注意すべきなのは、何故こんな事になってしまったのか?という話をしたい。

所有者の男はスプリンクラーのバルブを締めたままにし、火災時に作動しない状態になっていたと報じられている。

 20人が死亡した2階の女性用浴場の非常出口付近には棚が置かれ、事実上脱出が不可能な状態になっていた。こうしたずさんな管理で多くの死傷者が出たと警察はみているもようだ。

まず、ビル所有者などが逮捕された訳だが、その理由が、「適切な管理」をしていなかったこと。

スプリンクラーのバルブを閉めちゃったり、非常口付近を塞いでいたり、と、まあ酷い状態で運用されていたことが理由のようだ。

建物は地上8階とみられていたが実際には9階まであった。行政への届けは7階建てになっており、違法増築されたとみられている。

そして、意味が分からないのだが「違法増築」が見過ごされていたという話である。

だが、行政への届けは7階建てで、元々は8階建てだった模様。つまり、最初からおかしな事になっていた上に、更に積み増しちゃったというお話である。そもそも、ビルの改装にあたって階数を増築というのはおかしな話である。


しかし、増築の部分はともかくとして、消防法の定めによる安全性を確保できていない建築物は、実は日本にも沢山ある。

【大宮風俗ビル火災】5人死亡の風俗店火災から1週間 築50年、窓少なく狭い階段…「不適格ビル」全国に

2017年12月24日 10時41分

 さいたま市大宮区の性風俗店「Kawaii大宮」で5人が死亡した火災は、24日で発生から1週間。

 建物は築50年以上が経過し、窓の少なさや階段の狭さなど構造上の問題に加え、防火設備が現行法の規定を満たしていない疑いがあり、被害が拡大した可能性がある。同様の建物は各地にあり、悲劇が繰り返される火種は残ったままだ。

この火災も「運が悪かった」だけでは済まされない話であって、違法建築物、或いは老朽化した建築物が結構あること、一説には8割くらいは消防法を満足していないとも言われていて、多くのビルには何らかの違法行為が散見されると言われる。

とはいえ、本格的にヤバイのは日本では多数派では無いと言われていると思う。


そんなわけで、韓国だけが問題というわけでは無いのだが、今回の件でヤバイのはこれだけの話ではないのである。

また、燃えやすい素材が使われた上層階のテラスは、無許可で増築されていたということで、警察は、当時の管理状況について調べている。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20171225-00000272-fnn-int

これだ。

これについては韓国のメディアの記事を引用しておきたい。

瞬く間に建物を飲み込んだ炎。火に弱い仕上げが招いた

ノドンギュ記者 入力2017.12.21。20:54 修正2017.12.21。21:21

今回の火あっという間に8階建ての建物全体に一度になりました。火に非常に脆弱な仕上げが建物の外壁を覆っており、火災を育てたとの指摘が出てきます。

~~略~~

堤川視聴は、火災が起きた建物の外壁がドライビット材料と明らかにした。

ドライビットは建物の外壁に発泡スチロールを付けセメントを重ね塗って仕上げる工法で、断熱性に優れているうえ、安価で施工が便利で多く使われています。

過去2015年の火災で130人余りの死傷者が発生した議政府市の生活住宅でも使用されています。

なんだか凄いことが書かれている。


ここで書かれているドライビットと呼ばれる施工方法は、実は世界重で使われる手法なのである。

だから、ドライビット工法が問題となった訳では無い。


実は、ドライビット工法は、高い防耐火性能を備えているのが通常である。


dry_dan_1


こんな説明をしているサイトがあるが、通常のドライビット工法は、RC躯体の外側に断熱素材であるドライビットボードというものを貼っている。まあ、早い話が外断熱工法と言われる比較的スタンダードな手法なのである。但し日本ではあまり使われていない。理由は簡単で、外断熱工法を採用すると、RC躯体が完成した後に、乾燥した状態のRC躯体の外側に断熱素材を貼り付けた上で、フィニッシュコートと書かれている防水対策を施す必要がある。つまり、雨の日には工事ができないという問題があるのだ。

いや、もう一つ問題があって、コンクリートが完全に乾かないと、工事ができない、つまり工期が長くなることを意味する。

日本では外断熱工法はデメリットも結構あるのである。


ただ、断熱効果が高く結露を起こしにくいというメリットもあるので、頑張って推奨している建築メーカーもある。


さて、韓国でのニュースに戻ろう。

記事の中にあるが、「ドライビットは建物の外壁に発泡スチロールを付けセメントを重ね塗って仕上げる」というとんでもない事が書かれている。

これ、誤訳などでは無く、実際に耐火性の無い「発泡スチロール」が使われているのだから始末が悪い。

この記事でも同じ指摘をしているが、外断熱をする以上は、自己消化性がある難燃素材が断熱材を用いることが必要なのにも関わらず、発泡スチロールを使っていた。


学習しろよ!と。


しかし、今回の火事では逮捕者が出たものの、こうしたビルは多数ある。そして、今回の事件でも今年10月に改装工事をしている新しいビルなのだ。

元々は古い建築物のである可能性はあるが、改築しても同じ工法を採用している点で闇が深い。この手の発泡スチロール工法は韓国国内で蔓延している可能性が高いのである。韓国においては、新しい建物であっても「アブナイ!」のである。



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コメント

  1. もともと行政のチェックが甘いというのもあるんでしょうけど、韓国軍ネタから考えると、行政側も不正があると分かっていながら賄賂か何かで見逃していたという可能性もありそうですね(裏付けがないので私の勝手な想像に過ぎませんが)

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    1. 韓国の場合は、法律など見せかけの部分は整備するのですが、実際にそれを守るかどうかは別のようで。
      「安ければ良い」という考えで、やっているんでしょうね……。

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    2. それで実際に安かろう悪かろうなのでは始末に負えませんね。

      http://japanese.yonhapnews.co.kr/Locality/2017/12/26/3000000000AJP20171226001100882.HTML

      建物だけでなくて、消防の対応にも問題があったとありますけど、本当にそうなのかいつもの犯人探しなのかまだ分かりかねますね

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    3. テーマが「建物」なので消防の件には言及しておりませんが、違法駐車による妨害があったり、消防活動が適切に行われなかったことや、到着が遅れたみたいな話まで色々出ていますね。
      曰く、セウォル号の時と同じで、「救助できた人がいた」というヤツです。

      まあ、色々話は出ていくようですが、建物関連の話が出てこればまた取りあげたいと思います。

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