台湾にP3C部隊完成

えぇ、今さらP3C?と、そう思われる方もいるかも知れない。
だが、日本でも未だP3Cは現役なのである。

台湾でP3C部隊完成 中国に対抗 南シナ海哨戒も

2017.12.1 18:12
 【台北=田中靖人】台湾が米国から購入した哨戒機P3C12機の部隊編成が完了し1日、台湾南部・屏東県の空軍基地で式典が行われた。増強が進む中国海軍の潜水艦に対応するほか、中国が人工島の造成を進める南シナ海での哨戒任務にも当たる見通し。
台湾に配備された哨戒機P3Cは12機。
ちなみに、韓国に配備されているP3Cは16機。日本に配備されているP3Cは101機だと言われている。
哨戒機P3Cは、初飛行が1958年とかなり古く、アメリカ本国ではそろそろ更新しようという話も出てきているが、基本的には寿命を延長しようという方向らしい。本格的に更新したいと考えているのは韓国あたりなのだが……、まあ、今日はそれは主題では無いので置いておこう。

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台湾が哨戒機P3Cを欲した理由は簡単で、支那と事を構えるにあたってどうしても潜水艦と、対潜航空機が必須なのだ。

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以前は対潜哨戒機S2Tを運用していたようだが、これこそ老朽化が問題となっていた。とはいえ、こちらの初飛行も1952年なので、P3Cと比べて機体が小さいこともあってアメリカ海軍では1976年には退役している。
つまり、生産ラインが閉じてしまって久しいわけだ。そうなるとアップデートなど色々な問題が出てくる。

ボロすぎる台湾の対潜哨戒機、1機も使えず、やっと「P-3C」引渡し

サーチナ 2010年12月30日 19時06分 (2011年1月1日 00時12分 更新)
 米国が2007年に台湾への売却を承認したP-3C対潜水艦哨戒機「オライオン」12機のうち、改修作業を終えた最初の機体が、2011年に台湾に引き渡される見通しとなった。
 台湾海軍が現在保有しているS-2T対潜哨戒機に代わり、懸念される中国の海上軍事力の拡大に対応する。
サーチナにはこんな記事が書かれていたが、2010年から随分と時間がかかったな。
 P-3Cは米ロッキード社の旅客機をベースとして開発された対潜哨戒機で、対潜魚雷、対潜ミサイルなど様々な兵器を搭載できる。米国ではこのモデルの生産ラインはすでに終了しているため、米海軍の現役機もしくは余剰機に、大量の電子機器、潜水艦探知機器、光学機器などの近代化を施してから台湾に引き渡される。
ただ、近代改修してからの引き渡しということらしいので、台湾にしてみればS2Tを運用し続けるよりは遙かに大きなメリットが得られる。なお、アメリカではP8Aポセイドンに切り替えられつつある様だ。



支那の海洋進出が進んでおり、台湾は日本とともに支那の脅威に晒されている。そして、日本に比べて台湾の受ける圧力は苛烈だ。
台湾の国防部(国防省に相当)は、P3Cは約12時間の連続飛行が可能で、対潜哨戒能力が大幅に向上するとしている。
 式典では蔡英文総統が訓示し、「P3Cの全機納入で、軍の戦力はさらに強化される」と述べた。台湾では13年以降、哨戒機は海軍ではなく空軍が運用している。
そんな中、哨戒機P3Cを導入出来たことは僥倖であると言えよう。欲を言えば倍は欲しかったのだろうけれど、哨戒機は数を揃えることよりも運用をしっかりすることが大切なので、身の丈に合った数なのかもしれない。

日本も哨戒機P3Cを運用する国として、台湾と連携がとれるとなお良いのだろうけれど、なかなか難しい部分もあるよね。
ただ、台湾の対潜哨戒能力が上がることは素直に歓迎すべきであろう。潜水艦を運用する国としては、複雑な部分もあるんだけどさ。



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